見出し画像

5/6に出した同人誌の原稿スケジュール

すぐ人に影響されるのでスパコミの新刊をどうやって印刷所最速の〆切に間に合わせたかというスケジュールを記録していきます。
各お話の詳細といえるようなものはほとんどべつで書いてるので、あくまで進捗記録。
内容についてはあんまり言及してないけど、ノートに書いてた内容はほとんどそのまま載せてます。ただし字は汚いし低画質!高画質だとはずかしいから!こんな感じでネタ出ししてるんだ〜程度に見てもらえれば。昔にまとめた内容と被ったりもしている。

5/6のイベント合わせで、入稿は4/11にしました。よいこ!
わたしは心が弱いオタクなのでイベントギリギリまで粘るのが本当にしんどい。複数の本を出すとか、おまけとか、最悪できなくてもどうにかなる的なものじゃないと粘れない…。

①準備編

ここから?って感じだけど。いつから動いたのかってことは今後の参考にしたいので。
スパコミの大阪で自ジャンルのオンリーがある!と決まった時点から出ることは決める。あとこれ出たらもう今の自カプで本出すことはひとまず区切りにしようとも決意してたので、絶対になにがあってもよゆう入稿しようと決め1月中に原稿のスケジュールを決めた。

このように手帳になにをする必要があるかを書き出す。これは去年くらいから毎回やるようにしてる。

1/9 使いたい印刷所の大まかな〆切(4/11)を調べた

しかしもちろんスパコミ合わせの〆切はまだ発表されていなかったため、早まることも考慮しつつ3月中には終わらせたいと考えていた。考えていた、このころは。
ご覧のように1月に終わったのは本の仕様を決めることと表紙のラフだけ。

②表紙作業・タイトル決め編

わたしは本を作るとき絶対に表紙から作るので、表紙の構想を練りながらタイトルも並行して考えている。内容はとにかく自カプがいっぱいキスする話になる予定で、かつ1人アンソロ的な感じにしたかった。したかったんだ、このころは。

タイトルはとにかくラブでハッピーなものにするべくゆかりん(田村ゆかり)の曲からもらうことにした(ラブラブベイビーハッピースター)。
最初はラブラブベイビーハッピーキスとかそういう、もじったものにしようかなと思ったんだけど、某地球防衛部アニメを彷彿としたのでボツ。最後にハートつけたら全部4文字ずつだから収まりがいいんじゃないかな、という安易な発想。

表紙のラフと内容の大まかなイメージのためキスに関する慣用句を集めていたメモ。いつ書いたのかははっきり記録してないけどたぶん1月後半から2月頭くらい。これ見て思い出したけど表4に各話タイトル入れる予定だったんだ…すっかり忘れていた…。

2/7 ロゴを作る

そしてなぜなのかは全くわからないけれどロゴのメイキングも作っていた。おそらく表紙自体を作り始めたのは2/8あたりから。

2/11~14 表紙の進捗

今回はめずらしく表紙はこの状態のままで次に進んだ。まあこれでほぼ確定だったんだけど。
ホログラム紙を使うことは決めてたので、どこをホログラムにするかっていうのまで決めたかったんだけどそれも先送り。
なんで表4が決まらなかったんだっけと思ってたけど、各話タイトルを入れる予定だったのにいくつ話を書くかが決まってなかったからだった。ニンゲン…すぐに忘れる…。

③全体の流れ、ネタ出し(ふせん作業)編

2/19 本格的なネタ出し作業を始める
キスに関する慣用句を集めた段階で、どれを使うかってことは決めていたのでそれに合わせたお話を考える。このときは5つお話を書く予定だったけど最終的には4つに。まあネタ出しとか表紙作業の時点で年齢制限を有りにするかどうかが決められなかった。(2/15に悩んでる記録が日記にあった)
以下各お話を①②③④と呼称する。

①と②の全体的な流れ

③と④の全体的な流れ

サイズが小さいのはわざとです。全部明確に見えるのははずかしい…。
おおまかな流れをノート1Pずつにメモ。④のメモが比較的多めに見えるのは書きたいシーンの詳細が浮かんでいたので、そのぶんを忘れないようにメモしていた。(不意打ちでキスするシーンの会話と流れ、最後にしていた会話のあたり)
結局5つ目のお話はこのときもそういう書きたいシーンが思い浮かばなかったので、書いてるうちにこういうのがいいな~っていうのが浮かべば書く、そうでなければやめるということにした。

①の序盤ふせんネタ出し。
片付ける順番とかどうするだろう?っていう背景の書き込みみたいなやつ。

①の中盤あたりのネタ出し。自己ツッコミがはずかしい。

大まかな流れをもとに書きたいことの細かいネタ出しをしていく。これはわたしはふせんを使っている。とにかくふせん1枚に収まる程度の短いネタを何枚も書いては貼り付け、並び替えていく。これはボツも多い。つじつま合わせのためなので。ボツにしてもふせんは捨てず。あとでリサイクルされることもある。
これについては4年前にもまとめた。細かいところは変わってるけど、基本このやり方を継続してる。

だいたいこれを2月末までやっていた。
2月中に下書き作業まで入る予定だったけど全然思うように進まず、3月半ばまではノート作業してた。

2月の原稿進捗はご覧のとおり。プロット立てるところまではいかなかった。あとポメラで作業するためにSDカード買ったんだけどめっっちゃくちゃ相性が悪くてまともに作業できなかったので今回はあんまりポメラを使わなかった。なんだったんだほんとに。
手帳を見返してみたけど毎日「ネタ出し」というタスクはあるものの具体的にどこまで進んだかってことは書いてなかった。3/1まではこのふせん作業をしていたと思われる。

④プロット、下書き(ノート作業)編

3月頭に印刷所の正式な〆切が発表され、予想通り4/11が最速であることが確定した。しかしこの時点で下書きにも進んでいなかったためめっちゃ焦りだす。
あとPMSとか繁忙期とかで3月半ばまで最強に体調が悪かった。それとツルネに心乱されてた。(これはこの原稿作業中ずっと)

3/7 本文の扉を作る。

今回は1つの長いお話ではなく、短い4つのお話だったのでこのころには伏線とかそういう細かいことは抜きにしてとにかく書きたいことを書こう!っていうのがテーマになっていた。こういう自カプが最高!!!うちの自カプはこうなったら大成功!!みたいな。

①の大まかなあらすじ、起承転結の起部分

↑の続き。①の承転結部分。結に書きたいこと詰めてる感じ。

プロットはまずふせんを参考に前半と後半に分けてあらすじを考え、そのあとそれをまた半分に分けて詳細を詰めていく、ようなイメージで作業している。
あんまり起承転結でガチガチに考えると絶対どこか変わってくる、もしくは詰むのが経験上わかっているので、ふんわりとしている。3幕構成で意識してるところもあったりするし。プロットかつ下書きっていうか、設計図というのが正しい気がする。これも具体的な日付進捗は記録なし。
とにかく鬱々として毎日「才能がねえ!!殺してくれ!!」ってなってた。

3/22 ノートへの下書き作業が終了。

〆切まで3週間くらいしかなかったので、これもう絶対4/11は間に合わないって絶望してた。
あとこのころは1つの話につき10Pくらい書く予定ではあった。なので↑の目次ページはそういう台割になっている。

⑤下書き(以降ほぼPC作業)編

とにかくノートの内容を元に下書きを書いていく。漫画でいうネーム作業のようなもの。時系列とか場所とか、どうキャラを動かしセリフを入れていくか、どういう描写をするかっていうことのメモ的な感じ。
あんまり詳細に書きすぎると清書で叙述的になりすぎてしまうのでそのあたりに気をつけている。あとこれは普段ポメラにやってる。今回はポメラが反抗期だったのでPCで。

3/25 ①の下書き終了
3/26 ②の下書き終了
3/28 ③と④の下書き終了

この下書き時点で1つの話が4000文字程度だったので10Pは無理だなと思った。ていうかノート作業の時点でそこまでの密度を持たせられなかったし。
密度は背景とか行動とかそういう要素。3月中のノート作業が本当に難航したため、心が折れないよう自分の得意なやりかたでプロットを立てたのでこれは仕方ない。得意なやり方、というのはweb公開用のお話と同じ書き方のこと。背景やシーン構成が少ないやつ。

下書き作業中、①が冬のお話、②が秋のお話になったためいっそ季節も絡めてしまおうと思いつき残りの話は春と夏になった。深い意味はない。人生はアドリブじゃからな。

3月の原稿進捗はご覧のとおり。ここで完全に5つめの話を諦めている。

⑥清書作業編

3/30 清書スタート

下書きをもとに小説っぽく体裁を整えていく作業。今回下書きのデータを残してなかった。いつもは残してるんだけど…。ポメラをほとんど使わなかったから忘れてた。

清書の順番は書けるところから書こうとしたけど、進捗管理がめんどそうだったので収録順に頭から。

4/3 ①の清書終了

4/4 ②の清書終了

この②の清書が終わったあと4/6,7の連休に人と会ったり遊んだりする予定を入れていたため、4/11の〆切は諦めていた。進捗ノートからも4/11の〆切は削除して4/17に切り替え。

今回の本、③と④があまり動きのないお話だったため正直清書作業が難航する予感しかなかった。下書きもスカスカだったし。しかし会話を増やしたり以前に出した本と絡めたりすることで楽しくなってきて予想以上に筆が進む。

4/7 ③の清書終了

4/8 ④の清書終了

③が終わった時点でもしかして間に合う?!と思っていたんだけど、その約24時間後すべての清書が終わったため、これは4/11の〆切に間に合うな?!と直感がささやきもう一度〆切の設定を4/11に戻す。
一刻も早く脱稿したかった。多少の無理と、まだ〆切まで追加で9日も作業を続けないといけないという心理負担を天秤にかけ、断然前者を選んでしまった。心が弱いオタクは…一刻も早く脱稿したい…!!!

もちろんこの清書が終わるタイミングが4/10だったならあきらめたけど、3日あれば推敲・校正・修正はいける!!という確信があった。
あと4/12にツルネのファンブックが届く予定になっていたため、心置きなく読みたい!!!!!と心が血の涙を流していたためがんばった。
今回とてもツルネに心乱されたがそのぶんFGOは我慢してエイプリルフールも大奥もやらなかった。えらい。

本当は数日寝かしたほうがいいのはわかってるんだけど…心の弱いオタクはそういう熟成みたいなことできないんで…とにかく一刻も早く脱稿したいから…。

清書作業はいわゆるポモドーロテクニックで作業25分・休憩5分×4、インターバルは1時間休憩のテンポでやった。永遠に作業ができる。

⑦推敲・校正・修正作業編

推敲作業は紙で行う。通称赤ペン先生作業。

4/8 赤ペン先生作業終了

普段は本と同じように冊子印刷してるんだけど、今回は本文に扉があったのでインク節約したかったのと作業時間短縮に目線を変えたかったのもあり横書き、フォント変更して印刷。
赤ペン先生は基本的に外で行うようにしている。ファミレスとかカフェとか。それまでの清書作業がPCにかじりつきなので気分転換も兼ねて。ノート作業も外でやることが多い。
推敲・校正作業についても2年前に詳細をまとめている。

赤ペン先生が終わったら家に帰って原稿の書き直し。改行とかいろいろ微調整をする。

4/9 推敲作業終了

このあと校正前に表紙の作業を終わらせてしまう。

4/9 表紙作業終了

あとはNovel Supporterという神ツールに本文を流し込み、推敲アンド校正。このあたりの記憶がめちゃくちゃ曖昧。Novel Supporterで調整をしたあとは4,5回くらい音声読み上げして誤字脱字誤変換がないかを確認した、はず。ふつうに仕事だったし記録とかしてる余裕がなかった。
ちなみに〆切は4/11の12:00。この日も仕事だったけど家を出ないといけない時間は11:30だったので、それまでになんとかした。

4/11 脱稿!!!!

おめでとうございます!!元気な脱稿ですよ!!!長い戦いだった…。

4月の原稿進捗はご覧の通り。あとはお品書きのポスターを4/18までに入稿し、5月になってから帯の値札を作り、無事イベントに参加できました。

ところでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この手帳にスケジューリングしているときは全部Novel SupporterをNovel Checkerと間違えています。使うの1年ぶりだったから…。

まとめ・気づき

今回よかったなと思ったのは、短い話だと最初の方に書いた内容を忘れたりしないのでお話の矛盾が生まれにくいということ。あと意識的に表現や描写を統一できること。
正直1~2万文字のお話を書いていると最初に書いた内容をあまり覚えていなかったりして同じことを何度も書いてしまっていたり、伏線らしき内容が回収するときに表現が変わってしまったりとかする。難儀。
そういうのが少ないし、1つ書き上げるたびに「できた!!」っていう小さな達成感が積み重なるのもいいなって思った。

長いお話も達成感はあるけど、書き上がるころには朦朧としてるし本当にこれおもしろいのか?病は治らないし本当の達成感が得られるのは数カ月後から1年後、自分で実際じっくり読み返せたときくらい。

というわけで短いお話の詰め合わせっていうのはわりと自分に合っていたのかもしれないなと思ったのであった。気づくのがおせえな。

とはいえ1人アンソロを諦めたのは、5つもお話が浮かばなかったことからなんだけど…。あと告知サイトとかも作る?!アンソロだし!!って考えてたのは楽しかったのに結局3月中旬までの鬱々とした気分ではどうにもそういう胆力が持てなかった。元気じゃないわけじゃなかったけど、心身ともに健康であるって大切なことだよなあ。しみじみ。1人アンソロをやる人の胆力はすげえ!

このカプで新しいお話だけを書いて本にするのはたぶんこれで最後なんだけど、ウルトラハッピーなお話を書けてよかった。本当に。過去の自分さん、おつかれさま。がんばってくれてありがとう。

あとは来年に向けてほそぼそと再録作業をしないといけないんだけど、本当に7年も前のお話を直視するのが今から苦痛。まだ直視してないけど考えただけで苦痛。未来の自分さんがんばってね。

お粗末さまでした。

読んでくれてありがとうございます!\\\\٩( 'Θ' )و //// いただいたサポートでおいしい雪苺娘かモンブランを食べます!