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世界最大の「アイス大国」中国、コロナ禍でも市場が急成長した理由は「塩味系」?

めっきり秋めいてきて、「雪見だいふく」が食べたくなる季節になりました(個人の感想です)。
アイスと言えばアメリカのイメージが強いですが、いまや世界最大のアイス大国は中国だということをご存知でしたでしょうか?

消費量・生産量ともに世界最大になり、2019年に市場規模は1380億元(約2兆1135億円)、年間生産量は500万トンを超えています。

10月12日~14日まで、天津市でアイスクリームの展示会「Ice Cream China 2020」が開催され、300社以上の企業と10,000人以上のバイヤーが集まったそうです。

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コロナ禍にも関わらず、この展示会に参加した多くの企業が、売り上げが増加したと答えています。
▼参照▼

中国人は東洋医学の考えで、冷たい物を食べたり飲んだりしないという印象があったりしますが、実際はアイスを好んで食べています。

なぜこれほどまでにアイスが人気になり、コロナ禍でも成長したのか。またどんなアイスが人気なのかをご紹介していきます。

理由①巣ごもり消費需要の拡大

一つ目の理由は、新型コロナウィルスによる外出自粛期間中の巣ごもり需要が拡大したことがあります。それまでアイスと言えば、中国では夏の暑さしのぎで食べるものでしたが、自粛期間中に「気分転換になる」、「冷凍庫に長くストック=保存できる」、「家族みんなで楽しめる」と、ステイホームを楽しむためにアイスを求める人が増えたようです。

調査会社「Kantar Worldpanel」の調査によると、2月8日から2月21日の間に、家庭向けアイスの売り上げが前年と比べて38%増加しています。

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日本ではコロナ禍でアイスの売り上げが上がったという事は無かったようなので、日本と中国の違いが感じられます。

理由②塩味系アイスの台頭

二つ目の理由ですが、「塩味系」と呼ばれるアイスがトレンドになっており、売り上げをけん引しています。このトレンドは4月頃から始まったもので、中国独自のフレーバーで主に「料理の味を再現した」アイスの事を塩味系アイスと呼んでいます。

そのラインナップはかなり衝撃的です!!
「火鍋アイス」、「上海蟹の味噌入りアイス」、「さきイカ入りアイス」、「炒飯アイス」、「臭豆腐アイス」など、食べるのを躊躇するようなラインナップが揃っています。

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魚や臭豆腐の匂いも再現しているそうで、、、
ちょっとキワモノっぽい感じがしますが、これが中国では本当にトレンドで、各メーカーが次々と新商品を投入しています。

塩味系の人気はアイスのみならず、お菓子市場全体に広がっており、塩味系お菓子の年間成長率は約5.8%で、2023年にはチョコや飴など甘さを重視した菓子の売り上げを超えるとまで予想されています。

斬新なフレーバーとパッケージのアイスが、新しいものを好む中国のZ世代を中心に人気が広がっています。

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①巣ごもり消費需要の拡大、②塩味系アイスの台頭、こちらの2つがコロナ禍でも市場が急成長した大きな理由ですが、それ以外の理由もあります。

中国のように強烈なものは難しいかもしれませんが、日本でも料理の味を再現したアイスはビジネスチャンスがありそうです。

アイス業界を震撼させた「ガリガリ君ナポリタン味」、中国ならいけそうですよ!


写真出典元:
https://zhuanlan.zhihu.com/p/116471608
https://www.kantarworldpanel.com/global/News/Will-Covid-19-enlarge-in-home-consumption-in-Packaged-Ice-Cream
http://www.yidianzixun.com/article/0PF4EgZO



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