自殺しか道はないのか

自殺は地獄でしか起こらない。
地獄は苦痛、生きている限り終わらない苦痛の世界。
地獄は絶望、希望という希な望みを叶えられる機会を完全に奪われた世界。
これだけ情報に満ちた世界に生きているのに、その情報を絶たれているのか?
すぐ隣に笑顔で通り過ぎる人がいるのに、手の届かない檻の中に閉じ込められているとでも言うのか!?
疑ってみてほしい。
本当にそうなのか?
死しか光を与えてくれないという狂気の幻想に囚われてしまう前に。
あなたは人を傷つけるより傷つくことを選ぶ優しさを持つ。
あなたがそうならば、同じ優しさ、温かさを持つ人がきっと他にもいる。
終わらせる前に、
それでも信じて求め続けてほしい。
あなたの優しさを与える機会を奪わないでほしい。
いつか、生きててよかったと思える日が来るまで。
肉体からの解放はいずれ、それがどんな形であれ、必ずおとずれる。
その瞬間までは、どんなに希な望みに見えても、あきらめないでほしい。
あきらめないでよかったと必ず思える日がくると信じて。
外を見て、
野ざらしの中で生きる命が何とたくさんいることだろう。
根を張った場所にとどまり続ける定めの中で花を咲かせる美しさはどこから来るのだろう。
生きるとは何か、
一緒にさがそう。