学校で侵入者と戦う夢

自分は高校生。休み時間中に仲の良い女子と話し込んでしまったために授業に遅刻してしまった。

二人で教室の後ろからコッソリ入ると、何故かみんな椅子から降りて床に正座してる。どうも授業で琴をやるらしく、その関係で正座してるらしかった。席に座らなくても良いので遅れてきた事がバレずに済んだ。

先生が「誰か琴を弾いた事のある人は居ますか?」と言うので、遅刻の挽回もできると思って手を上げた。何か弾いてみろというので スモーク・オン・ザ・ウォーターを弾いた(これしか弾けない)。

先生が演奏を機械採点するとか言い出して、スマホで機械に向けて曲を流して、それに合わせて弾く事になった。でもスマホから出る音が小さくてよく聞こえず合わせづらい。

自分の演奏はそれで終わりになって、他の生徒も採点してみようというような流れになった。教室の隅に戻ろうとした所で廊下から何か叫び声が聞こえてくる。

慌てて飛び出てみると、青い柔道着を着た不審者が高齢の女性を攻撃していて廊下が血まみれになっていた。廊下には他のクラスの学生が大勢居るけど遠巻きに見ている。

親友のRが教室から飛び出して老女を助けに入ったものの、不審者に殴り飛ばされてしまった。それを見た自分は立腹し「貴様、何をする!許さんぞ」と言って威嚇しながら近づいて行くも、不審者は全く動じていない。老女は他の教室に逃げ込んだようなので、Rを助け起こして教室に戻った。

教室の先生に事情を話しながらふと教室の外を見ると不審者が廊下からこちらの様子を伺っているのがわかった。教室の皆も不審者騒動で怯えていたので「全員で攻撃すれば勝てる、皆椅子を持って戦え」と扇動した。

皆で椅子を持って教室の外に出ると不審者は逃げていく所だった。「このまま逃がすと厄介だ、追いかけろ」と叫んで皆で不審者を追いかける。

ふと気がついて「そういえば警察って呼んだのかな?」と聞いてみると「多分、呼んでるんじゃない?」というような答えが返ってきた。これは誰かが通報したと思って誰も通報してないパターンだと思い、手近な生徒からケータイを借りて警察に電話して事情を伝えた。

皆先に行ってしまったんで残ってた生徒2人と一緒に追いかける。椅子を置いてきたので手ぶらになっていて、もし不審者に鉢合わせたら危険な状態である事に気づいた。「何か武器を持とう」と言いながら辺りを見回すと、空き瓶とガラス製の文鎮があったのでそれを手に取る。空き瓶は大きすぎて使いづらいため、ガラス文鎮を仮武器として持ち歩くことにした。

不審者は学校内に潜伏しているらしく、他のクラスの生徒も箒や黒板消しを持って探し回っている。図工室に行くと武器を作ってる生徒が複数居たので自分も作ることにした。重石を2つ麻紐で結びつけ、これを振り回して足に絡ませる事で動きを封じる。5組ほど作ってポケットに入れた。

図書室に不審者が居る!という声を聞き、急いで図書室にかけつけると生徒達が不審者を遠巻きに取り囲んで居る。武器があって人数が多いとはいえやはり怖いらしい。

自分が後ろから近づいて、足に向かって麻紐の捕獲具を投げつけたところ上手く絡ませる事ができた。「チャンスだ物を投げつけろ!」と叫んで手持ちのガラス文鎮を投げつける。他の生徒たちも黒板消しや花瓶を投げつけ、逃げようとした不審者は足に絡まった麻紐のせいで倒れてしまった。

「今だ叩きのめせ!」と扇動し、皆で椅子を使って不審者を袋叩きにしていると警察がやってきて不審者を逮捕してくれた。ただ「過剰防衛に当たる」と言われ事情聴取を受ける事に。

このままでは扇動していた自分が悪者にされる可能性があるので「これだけ大勢でやったんだから逮捕はされない、皆でやったと言えば大丈夫だ!」と周囲に向かって言っていたところ、それを警察官に見つかって「君が主導してるの?ちょっと署で話聞かせてもらうよ」と言われ墓穴をほってしまった。

-終-

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