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#小説

(ショートショート)てかげん ~ばいおすてらのつぶやき~ その19

創田結人 「あ~今日はめっちゃ良い天気。運動しに行きますか」 スノウ 「やっほ、妖精ちゃん、今からプールにでも」 おでゅー 「ゆいと、さんぽいこ……むっ」 スノウ 「まっておでゅーちゃん、何でボクにハリセンを?」 おでゅー 「まえからやりたかった」 スノウ 「ほう……その道の者とお見受けいたす(ハリセンを取り出す)」 創田結人 (結局そうなるのか……一緒じゃダメなのかな) おでゅー 「むー……(にらみ合う視線)」 スノウ 「………(優しそうな視線)」 創田結

SS せつなのみきり ~ばいおすてらのつぶやき その13~

創田結人 「今日は何をしようか……」 レン・テオピース 「結人さん、どこかいきませんか?」 スノウ 「妖精ちゃん、今回は素直にどこか遊びに行かない?」  レン・テオピース 「む(ハリセンを取り出す)」 スノウ 「む(ハリセンを取り出す)」 創田結人 「ちょっと待って、何でハリセン取り出すの? 何でにらみ合ってるの?」 レン・テオピース 「……」 スノウ 「……」 創田結人 「これは、よく分からなくて声をかけづらい……!」 おでゅー 「何してるのー?」 レン

【極超短編小説】非地球人(自称)

 ビルの屋上。見上げると青空。どこまでも高い。  足元を見下ろすとこの星の人間どもがうごめいている。  高さは十分だ。  空の彼方の母星に帰還するには、地上に向かって飛び降りなければならない。なんとも皮肉なシステムだ。  さて、行くとするか。潮時だ。  ん?煙、煙草の煙か?        振り向くと、柵からこちら側に身を乗り出したひとりの女が煙草を燻らせている。手を伸ばせば届きそうなくらい近いのに気づかなかった。  「あなた、そういう人?」  彼女は横目で見ながら話しかけてき