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Spirit Goth Records

Intro

2020年の年間ベスト10の記事を書きましたが、その中で2曲選出されていたのが、今回書くSpirit Goth Recordsからのリリースでした。

初めて知ったのはVansireのMetamodernityという曲で、bandcampのおすすめに出てきたからと記憶しております。

エレクトロニックの感触とローファイさ加減、歌メロディーとどれもがとても好みで、過去作なども一気に購入し、大ファンになってしまいました。

買い集めている中で現在はSpirit Gothというレーベルからリリースしていることを知り、Spirit Gothにも深くハマっていくことになりました。


Cassette Club

丁度その頃、カセットテープ収集に勤しんでいたのですが、彼らがカセットテープでのリリースにも重きを置いていたことも理由の一つでしょうか。そして、カセットテープの音質と彼らのサウンドの親和性の高さに深く納得したことを覚えています。

彼らはCassette Clubというサービスも運用しており、要はサブスクリプション的に毎月定額を支払うと毎月カセットテープが家に送られてくるというサービスです。ちなみに日本への送料込みで、毎月1200円程度です。アルバムだったりミニアルバムだったりシングルであったりと内容はバラバラですが、これが意外と楽しみだったりします。DLコードも付いておりますよ(時々付いてないこともある)

ちなみにCassette Recordsというテクノのレーベルを運営している親近感もありました。我々はカセットテープをリリースしているわけではありませんが・・・

History

レーベルオーナーは、Castlebeatというソロアーティスト名でも活躍するJosh Hwangという若者で、2016年、大学生の頃に設立したようです。

ファーストリリースは意外にも、古めのサーフロックテイストのロックバンドJaded Juice Ridersですが、ローァイ感と言っていいのか音が悪いと言っていいのか、ただしその辺りが懐かしさを醸し出しており、ある意味一貫してるかもしれません。そして、このバンドにはオーナーのジョシュ君も在籍していたようです。

その後はカリフォルニア州アーヴィンを拠点にLo-fi Pop、Bedroom Pop、Dream Popと呼ばれるような音楽を数多くリリースしていきます。

Castlebeat

レーベルオーナーのジョシュ君のソロプロジェクトで、現在の所3枚のアルバムをリリースしております。流石レーベルオーナーといった感じで、アンニュイなローファイで夢心地なバックトラックに、気怠いボーカルが乗る、但しとてもポップという素晴らしい楽曲をリリースしています。

Static Animal

詳細は不明ですが、オースラリアのマイケルという青年のソロプロジェクトのようです。Spirit Gothからの一枚出しているだけですが、bandcampでは他にも数枚出しており、どれも素晴らしいです。

Half Stack

オークランドのバンドですが、こちらも一枚だけアルバムを出しただけです。去年別のレーベルからアルバムを出していますが、それも中々良かったです。

Shimmertraps

ワシントンのバンドとのことですが、サンプリングベースのポップスといった感じで、意外とこのレーベルの中では新機軸な気がします。

Vansire

そして冒頭にも紹介した、Vansireは看板アーティストと言えるのではないでしょうか。ジョシュとサムという二人の青年によるプロジェクトで、メロディーセンスもプロダクションもずば抜けていると思います。ヒップホップの影響も大きいようで特にリズムはループベースでとても良いです。

Others

その他、Spirit Gothのカタログにはなっていない、先述のCassette Clubのみでリリースされたものなどもあり、その中にも素晴らしい作品が多いのでいくつかご紹介いたします。

Ruby Haunt

Tyler Bukahrt

Johnny Goth

The End

以上Spirit Goth Recordsの中で特に好きな楽曲を紹介いたしました。
是非聴いて欲しいと思います。

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