見出し画像

3月に読んだ本

1. 明け方の若者たち

10年前のわたしじゃん、って思いました。

細かい出来事は違うけど、心情の変化とか、相手のためなら何でもできちゃう感じとか、一喜一憂する感じとか。

小説をひさしぶりに読んだのだけど、没頭して「明け方の若者たち」の世界をたのしめました。


2. ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す

コンサマトリー」っていう概念が印象的でした。

ざっくりいうと、「週末を楽しむためにやりたくない仕事をガマンしてやるんじゃなくて、好きだったり熱中できたりする仕事をして仕事そのものを楽しむこと」なのかなって解釈しました。

「嫌われる勇気」に書いてあった「エネルゲイア」みたいだなと思いました。自分のこころから湧き上がる衝動を大切にしたいです。

あと、「自分が応援したいモノコトにお金を使おう」っていうのもすごくいい。

『嫌われる勇気』著者・岸見一郎が考える「死」と「愛」の関係 | PHPオンライン衆知|PHP研究所


3. 何とかならない時代の幸福論

イギリスと比較する中で、日本の良いところや微妙なところを2人が話している本。

コミュニケーション力とは、価値観や立場が違う人と正面からぶつからずに上手くやりとりすることで、それを上手くやるためには想像力やエンパシーが必要なんだろうなあ。

常に、より上位の目的を考える。
っていうのが印象的でした。


4. 広告がなくなる日

(デザインとは)今はまだ存在しない "より良い形" を探究し、実現するための思考と技術

「〇〇がなくなる日」っていうふうに、自分が携わっているサービスがなくなった世界を思考することで新しい発見がありそうって思った。わたしだったら「整体がなくなる日」みたいな。

1ページ1メッセージで、本を読むっているより本という媒体でプレゼンテーションを聞いているような本です。パラパラっと読みやすい感じなので、ふだん本を読んでない人にもオススメな1冊です◎


5. マーケット感覚を身につけよう---「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法

誰かも書いていたのだけど、「ジョブ理論をわかりやすく書いた本じゃん!」っておもいました。

たとえば私の働いている会社だったら、整体サロンの経営がメインの事業なんですけど、私たちは整体のサービスをやっているわけじゃないんです。

整体を提供する時間を通じて、心身の不調がある人を笑顔で元気にすること」が私たちのサービスなんです。

だから一生懸命からだをほぐすのと同じくらい、いやそれ以上にお客様の愚痴や悩みを聞くのが大事だし。身体の悩みやそれにまつわる生活の課題を聞いて、それを解決する方法をお伝えすることも価値になる。

・お客様の本当の課題を知ること
・自分たちの事業(と顧客)を定義すること
って大事だよなあと改めておもいました。


6. NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX

ルールを作るより、コンテキストを共有する」の大事だなあと思いました。

創造性を発揮して働くには、ビジョン/ミッションを深く共有した上でどうやるかは担当者に任せる。whyをしっかり伝えてhowは任せる。自由(自分で決める)と責任を徹底する。

あと、フィードバックで大切にしている4Aが参考にできそうです。



7. 大人の条件 さまよえるオトナたちへ

松浦弥太郎さんの本みたいな雰囲気でした。

上から目線じゃなくて、人生の先輩が語る「こういう振る舞いができるとカッコいいよね」みたいな。

「大人(おとな)」って精神的に成熟している状態なのかなと思うのだけど、こんな価値観・考えをもったカッコいい大人になりたいなと思ったのです。


8. Weの市民革命

いまの時代の革命はカリスマのあるリーダーが起こすものではなく、あなたやわたしの小さな行動が積み重なって起こる。

たとえば、買い物。

食べ物、本、洋服。毎日私たちは様々なものを買っている。自分が欲しいものを得て、楽しむために欲求を満たすために。

買い物はお金と商品・サービスを交換するだけでなく、私たちの投票活動でもある。

吉野家が好きでよく行く人は吉野家を応援していて、野球観戦が好きで観に行く人は野球業界を応援していて、読書が好きなわたしは本屋さんや著者の人を応援しているのだ。

買い物が投票活動ということは、買い物の動機が「安いから買う」ばかりになってしまうと、安さを追求した商品やサービスが業界で優位になってしまう。だけどそれってよくなくない?、と思うのだ。

…っていうようなことが書いてある本です。めっちゃ良かったです。

買い物は、モノやサービス(企業)の応援活動」なのを意識していこうっと。


この記事が参加している募集

最後までお読みいただきありがとうございます。スキ、コメント、フォロー、気軽に頂けるとうれしいです。