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【Half Time Review 2024】「サッカーの楽しさ」/#13 杉﨑志信

Half Time Review 2024最後は都立大サッカー部期待のルーキー 杉﨑志信(1年)。1年生ながらサタデーリーグ、都リーグそれぞれに出場し、前期最終節ではアシストという形で都立大の勝利に貢献した。そんな新進気鋭の1年生は大学サッカー初年度となる今シーズン前半をどう感じたのだろうか。都立大サッカー部の未来を担う彼の想いに迫る。


 人文社会学部人文学科1年の杉﨑志信です。今年から東京都立大学体育会サッカー部に所属しています。大学サッカー1年目を半分終え、その中で感じたこと、苦しかったことなどを振り返っていこうと思います。つたない文章ですが最後までよろしくお願いします。
 僕自身の大学1年目の目標は一日でも早く試合に出場することでした。高校時代、僕は思うようなサッカー生活をおくることができませんでした。憧れていた高校に入学することはできたものの、チーム内のスタメン争いに勝つことができず 、それどころかその競争のスタートラインにも立てずトップチームの公式戦には関われませんでした。「高校でサッカーを楽しめていたか」と聞かれたら嘘でも楽しかったとは言えないでしょう。試合に出ることで感じるサッカーの楽しさ、勝った時の達成感をもう1度味わいたい。それが僕にとって一番のモチベーションでした。
 選手登録が完了してからありがたいことにコンスタントに試合に出場させてもらうことができました。ただ途中から出ても目立った活躍をすることができず 、チームも僕が初めて出場した防衛大戦以外勝つことができませんでした。特に僕が試合に出場させてもらえるようになってからは連敗が続き自分の力不足をすごく痛感しました。それに加え、何試合かスタメンで使ってもらうこともあったのですが、連続して試合に出続けることはできず、挙句の果てには横浜商科大戦では一分も試合に出場することができませんでした。この試合が終わり、前期残すは創価大戦のみとなりました。正直、前期はもう自分に出番は回ってこないだろうと感じていました。

上位の理科大戦にもスタメン出場するも
勝ち点は奪えなかった

 しかし、創価戦の週の初め、キャプテンの大樹くんからスタメン11 人が本人たちに直接伝えられ、その"本人たち"の中には自分もいました。その時、前節の試合に出ていなかったので純粋に驚いたと同時に、結果を残して何が何でも勝たなきゃとスイッチが入りました。そして向かえた創価戦。今までウイングバックで出場していたところ、今回は初めてボランチをやることもあり、かなり緊張していました。都立大としては自分たちがやりたいサッカーを体現することはできませんでしたが、気持ちで勝ち切ることができ、僕自身も大樹くん(4年 花田)が決めてくれたおかげでアシストという結果を残すことができました。ただそれよりも、何より欲しかった勝利を手にすることができてほっとした気持ちが強かったです。

創価戦ではアシストで勝利に貢献した

 この都立大サッカー部に入って僕が一番感じていることはチームの全員がサッカーに対して真面目に全力で取り組んでいるということです 。それも選手だけでなくマネージャーやアナリストも含む全員が。それだけに、自分はすごく恵まれた集団の一員になれたと思う反面、なかなか勝てなかったシーズン前半はとても歯がゆさを感じました。こんなに全員で頑張っているのになぜ勝てないのか。勝てない試合を重ねるごとにチームの雰囲気は重くなっていき、苦しい日々が続きました。その中でようやく全員で掴んだ勝ち点 3。やっと勝てたことによる先輩方の安堵の表情、イノくんの漢泣きは今でも鮮明に覚えています。勝つことの厳しさ、勝てないことによってのしかかる重圧、そして勝った時の嬉しさとサッカーの楽しさ、この短期間で酸いも甘いも多くのことを経験させてもらいました。勝つって、サッカーって最高だなと改めて感じました。

勝つことの厳しさ、嬉しさを経験した 

 リーグ戦の再開後、まず個人としては残りの試合スタメンで全試合出続けること、そして1年生リーグ戦初ゴールを狙っていきたいです 。前半戦は自分の力不足でチームにいい結果をもたらすことができませんでした。これからは自分が出てチームを勝たせられる選手になれるように成長したいと思います。チームとしては残り 7 戦、全部勝つことを目標にやっていきたいです。大好きな 4 年生と一緒に試合に出られるのも残りわずか。毎試合がカウントダウンと考えるとなんだかとても寂しいです。前半戦は苦しい期間が長く、なかなか笑顔で試合を終えることができませんでした。残りの試合全部勝ってたくさん笑いましょう。自分もここぞというときにチームを救える頼れる後輩になれるよう頑張ります!!
 様々な人の期待に応えられるよう精進してまいりますので今後とも都立大サッカー部の応援をよろしくお願いします 。最後までご覧いただきありがとうございました。

この経験を糧にチームを勝たせられる存在に

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