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前回noteの番外編~保険会社勤務時代の忘れられない話~

こんばんは、たむです。

前回新卒入社時代のことをnoteにまとめたのですが、
その時に、マネージャーから聞いた話で今でも覚えていることがあるので
番外編として、今回まとめます。


『頑張る』

その頃マネージャーは、自分のチームが営業部の数字に貢献できていないと
とても悩んでいたそうです。
着任したてということもあり、マネジメント・育成はもちろん、
チームメンバー10人前後のノルマを達成させなければいけなかったので、
かなり自分自身を追い込んでいたようでした。

朝早くから夜遅くまで寝る間も惜しんで働き、毎日足で稼ぎ、
いっぱいいっぱいになりながら、それでも思うように結果は出ず。
営業部長に怒られても詰められても受け止めようと覚悟し、
もっと頑張ります、と伝えたところその営業部長は、

『もう十分頑張ってるよ。』

と言ってくれたそうです。

それを聞いてマネージャーは
『この人のために頑張りたい』と思えた、と当時話してくれました。

この世界では数字だけが全てです。
だからこそ、普段は重視されない”過程”をちゃんとみてくれていたことが
本当に嬉しかったようです。

実際、そのマネージャー以外のメンバーからの信頼もかなり厚く、
その営業部長が着任してから、私たちの営業部は
20近くある中で常に売上1・2位を誇っていました。

私はこの話を聞いて2つ思ったことがあり、

1つは、人がまた前を向けるのは、必ずしもポジティブな言葉をかけた時
だけではないんだなということ。

もう1つは、単純に、『この人のために頑張りたい』と思わせられる人って
すごいなぁと思いました。

私は今まで、応援する時は『頑張れ』以外に思いつきませんでした。
でもこの話を聞いてから、この言葉以外にも
誰かを励ますことはできるんだと気づきました。

と同時に、私がいつもかけていたのは、
自分が伝えたいだけの一方通行の言葉だとも思いました。

営業部長は、マネージャーの普段の頑張りを、
やる気を起こさせる方法を、
そして、目の前にいる人に届く言葉を、
ちゃんと分かったうえでの発言だったのかなと思いました。

相手に届いてはじめて、その人はまた前を向けるんですね、きっと。

私はよく悩み相談をされるのですが、そのたびに
このエピソードを思い出します。

”私の今の言葉って、一方通行になっていないかな”

私も、あの営業部長のような人になりたいです。



あああああああ

『この人のために』って思わせられる人ってすごいなと思い、
なぜか、営業部長を観察してみました。

ただ、関わる機会がほぼなかったので仕事のできるできないは
分かりませんが、特徴だと思ったことが2つ。

1、挨拶は一人ひとりに、一番大きな声でしている

出社した時、誰よりも早く大きな声で挨拶をしてくれるのが
営業部長でした。

2、話しかけられたときは、必ずPCを閉じてその人の方に身体を向ける

どんなに忙しくても、です。

え、そんなこと?と思うかもしれませんが、
できている人ってかなり少なくないですか?
PCは閉じないとしても、話をしている人の方をほとんど見ていないって
よくある光景ですよね。
だからこそ、こういう行動ができるかできないかって
物凄く大きいと個人的には思っています。

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