KinKi Kids O正月コンサート感想~後半~

前半 
https://note.com/tmtgtsk/n/nbd40a4c85322
の続き

1.Missing

この曲なんだっけ???カップリング?って考えちゃった、、オタク歴の浅さが露呈している。Jアルバムに収録されている曲でした。楽器が減ってアコースティックに、動から静にガラリと変わりました。
ThanKsコン(2019年-2020年)からKinKiのコンサートによりいっそう強いメッセージ性が加わったように感じていて、昨年はジャニーさんへの思いがその根源だったけれど、今年はそれに加えてこの状況で同じ空間を共有できない観客へのメッセージも曲に乗せてくれたのかもしれないと思いました。まあ「配信だとお客さん本当に見えません」とか言われてますが!!空と心は繋がってるんで!!!!!わかる!!あときんきは英語の滑舌が良い。

2.光の気配

イントロのストリングスアレンジが素敵だった。この曲、本当にいい曲だ、、、人それぞれの歩んできた道を思い起こさせるようなメロディーや歌詞を説得性をもって歌える、それが40代アイドルなんですよね、、、本質すぎる。
人生は尊い、人は尊いという普遍的なことを幼いころからたくさんの波にもまれてきた二人が歌うと泣いてしまう。

3.道は手ずから夢の花

久しぶりのとしふみ。光の気配とこの曲、完全に属性一致。属性は一緒なんだけど少し目線が違う感じがする。光の気配がフラットなのに対して、道は手ずから~は背中を押す要素が強く、大人の応援歌と言えるかもしれない。応援歌は明るくてズンチャカしてないといけない訳じゃないってキンキを聴いてるとよくわかる。特にキンキは背中を優しく押しつつあとはお前ががんばれよ!!という突き放し系応援歌が多いイメージ。自分で頑張ります。

4.スワンソング

どうします?なにから話します????配信って急に編成も舞台もなにもかも変わるから怖ぇ~~~~急に波打ち際???世界の終わり?????前奏の段階で私の好きなメリバ(メリーバッドエンド)の匂いしかしない。え、もしかして、スワンソング~~~~???心の準備~~~!!!!
椅子にしがみついてギリギリ耐えました。スワンソングを不意打ちで見ると致死量のエモを摂取して死んでしまいますね???
キンキの引きずり感、オケアレンジになると高尚になって一つの悲劇を見ている気持ちになる。この曲の全てが物語のクライマックス。色違いのスーツで横に並ぶYou達、、ただの男二人が並んでるんじゃない、You達は”シンメトリー”なんだよ、、(誰?)
こんなに哀しさとエモーショナルが共存する世界他に無い。メリバ好き必修科目、そもそもキンキそのものが必修。きんきさん、舞台上で手を繋いで一緒に最期を迎えてほしいと日頃から言われていますが、このスワンソングはもはやそれを再現している。一種の臨死体験。最後にクレッシェンドして終わったよ?バッドエンドじゃん。心中したじゃん。(身も蓋もない言い方をする)
混乱しすぎてまともな文章書いてません。すみません。

5.Time

低音の弦楽器、木管楽器やハープなどのオケならではの音とこの曲の親和性が高いことがイントロで全て証明されていた、、、深みと厚みがすごい。心中した後に天国に来ているな、これは完全に来ている、、
オケアレンジは全体的にキンキの持つエモーショナルを増幅させる。エモを越えて荘厳。寺社仏閣に匹敵する。低音を支える楽器がバンドよりも増えるし、そもそも楽器の数が多いので音の厚さを感じるのかもしれない。オケの音の厚みがキンキのエモを増幅させて新たな扉を開くのですね、、リアルだとこの転換はなかなか難しいのではないかと思うので、やはり配信も悪くない!!

6.Glorious Days~ただ道を探してる~

2019年にラジオでこの曲を光一さんがTimeっぽくて好きと言っていて、その年のコンサートではセトリに入らなかったのがここで回収されたんだ!!!今回もセトリは剛さんメインで考えたのでしょうか。フラグ回収してくれてありがとう。感動を噛みしめていたら1番が終わってしまった。
心中して天国に上った後に新たな人生が始まっているな、、完全に始まっている、、来世も一緒にいてくれや、、(三木道山応用編)
Timeやこの曲のように、フレーズの頭が拍頭に来ない「溺れそうな感じ」のバラードはお二人の後ろノリな歌い方に合っているように思うし、とても声が伸びてて聴いてて気持ちが良い。楽譜、タイだらけなんだろうな、、
この曲は同じメロディーでも1番と2番で雰囲気が大きく変わり、さらにそこからCメロ、間奏、掛け合いのラスサビとどんどん展開していく。オケアレンジも相まってメロディーの物語性を強く感じられて、かなりミュージカル的だと思った。U-Key zone さん(作曲した人)たくさんのエモーショナルをありがとうございます。

7.Family~ひとつになること

来世で家族になりましたね!ありがとう。ここで共同制作曲を入れてくるの、完全に”分かって”いるな、、そして曲の流れとしても最高だ、、さっきまで心中してたのに家族にもなれちゃう。4曲で自然に完璧すぎる雰囲気の流れを作り上げるのがすごい。
2番のサビ前あたりから結婚式みたいになってきた。このターン、ハッピーエンドだったんだね。幸せになってね。
来世は二人の共作曲に生まれ変わろう。

8.What's your name?

(MC,バンドリハでご機嫌だった剛君も、剛君の反応が気になってる光一さんもまとめて全部かわいい。)
良!!こちらこそお目にかかれて嬉し恋の日噂うたた寝天使も悪魔も首ったけです!!つよしくんうたうま~~~~!そしてこれは2曲どちらにも伝えたいのですが、私は囁き本光一さんが好きなので本当にありがとう。さっき言えなかったけどNatural Thangもありがとう。
「最初はWhat's your name?突然だが I Love You 愛してるよ」って本当にとんだナンパなんだけど曲良すぎて全然良い。気にしないよ。
少年隊と初期のキンキは曲調の属性が似ている気がするけど、カバーするとやはり全然違う。原曲リスペクトアレンジだからこそ、より思ったのかもしれない。
少年隊のほうがスパダリ感が強い??あとちょっとチャラい??陽キャ??初対面の人に名前を聞いて告白する積極性はキンキの世界線にはなさそう。たぶんキンキの曲だったら名前も聞けない君に一目惚れした、、とか言い始める。
全部感覚で物事を言っています。

9.FUNKY FLUSHIN

ファンキーフラッシンのベースラインを世界で一番愛している女は私です。全部のリズム感を作り支えているよこのベースは!!!!なあ!!!?!?!耳を澄ませ!!!太鼓とベースが主役まである。(それはいいすぎかもしれぬ)
この曲を歌うキンキは同じ世界線でキャラ変した感じ、、実際この二人は山下達郎界に戸籍があるのでこの解釈はあながち間違っていないと思う。
そしてすごい楽しそう!!楽しい!!!こりゃご機嫌にもなりますよ。ずっとそのままぴょんぴょんしててほしいよぴょん本光一さん。つよしくんうたうま~~~~~~トランペットソロすげ~~~最後に少年隊の写真でてきた~~~情報が多い~~~~
https://www.amazon.co.jp/%E5%B0%91%E5%B9%B4%E9%9A%8A-35th-Anniversary-BEST/dp/B08JVJFYJ6
発売日に買うか悩んで買ったんですが、今回のカバーを聴いてどちらにせよ買うエンドだったな!と思ったので早めに買っといてよかった。
少年隊がバリバリ活動している時期にジャニオタでありたかった。錦織一清さんのダンスを生で見たいしこれを見て少年隊のコンサートを見てみたいと思った。生まれてくる年間違えた。そもそも推しのデビューに出生が間に合ってないのがバグの1998年生まれです。

10.Kissから始まるミステリー

出生地山下達郎 本籍地山下達郎アイドルの本気だ、、、、、、少年隊パートの後にMCを入れずに持ち歌に戻る、パワープレイに見えて全て達郎(敬称略)で繋がっている夢みたいなセトリだ、、
「君が欲しい」けどそれ言ってるだけであんま何もしない所が改めてきんきちゃんだと思いました。いつまでもそのままでいてね。
最後のギターがいつも大好き。2016年のWe are KinKi Kidsコンの時のギターリフが一番好きだけど、今回もかなり好きだった。

11.硝子の少年

この曲、”デビュー曲””ヒット曲”という言葉だけでは表せない、キンキの歴史が全部詰まっている曲だといつも思う。
デビュー曲はいつでもデビュー当時を思い出す曲、いつまでも変わらずにいる曲というイメージが強いけれど、硝子の少年はキンキキッズと共にこの20年で熟成されて成長している。この曲の持つ色は歌うたびに変わる。でも最初のEm7から始まるピアノだけは絶対に変わらない。そこに毎回エモーショナルを感じて鳥肌が立つ。歌い手の変化に寄り添い、歌い手の変わらない部分を引き立たせる、こんなデビュー曲は他にない。
もはや「硝子の少年を歌い続けるため」という一点だけでもうKinKi Kidsが続いていく理由になる。どうかこれからも末永く歌ってほしい。

12.新しい時代

コロナ禍でお二人の優しさ、強さ、底力を何回感じたかわからない。これだけ色々なものをもらっておいて、返せないのが本当にもどかしい、、沢山払いたいけどお金もない、、無力、、
この曲テレビでも二回くらい聴けましたが、このご時世生演奏も難しく、前奏もカットされたりしたので、やっと今回完全体を聴くことができて嬉しかった。間奏のオケが素敵だったな、、、そしてバラードのハモりが本当に美しい。雪白の月のハモリと似た良さがあった。二人の声の調和性の高さ、改めて奇跡的です。

13.Happy Happy Greeting

達郎(敬称略)のターン、終わってなかった。
クリスマスツリー、雪だるま、鏡餅のキンキキッズ年末年始着ぐるみ三段活用。この曲は時候の挨拶の歌(?)だから正しい装いではある。元日以降、鏡餅をみるとキンキキッズがいるな、、と思ってしまうようになった。キンキは鏡割りしなくていいからね。
準備の間にバンドのみなさんどんな気持ちで待っているのか気になる。最終的に合体して鏡餅になるキンキを見てどんな気持ちになるのかも気になる。顔まできちんと塗っている、、極端なブルべと字面そのままイエべみたいなことなの????
とにもかくにも、今年も良い一年になりましょう!!!!元日からめでたい物を見れたのでね!!


読み返すと”えっち”と”エモい”しか言ってなくて頭を抱えますが、それでも感想を残しておきたかったので、書ききれてよかった。
今年は人と演奏することはおろか、同じ場で音楽を共有することすら難しい一年だったので、このコンサートに関わった全ての人がエンタメの力を諦めずに立っていてくれた事実がどれだけ貴重でありがたいことか、ひしひしと感じました。本当に素敵なコンサートでした。DVDが出ますように!! あと私Slash生で聴くまで絶対死なないからよろしく!!

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