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津軽線に乗って蟹田へ行った時のレポ

というわけで今回は津軽線に乗ってみようと思います。


津軽線とは

青森から半島の先端、三厩(みんまや)へ至る、津軽半島の東部を縦貫する路線です。
開業は鉄道の歴史から見ると遅く1951年12月5日。当初は静かなローカル線でしたが、1988年青函トンネル開通により、本州と北海道を結ぶ大動脈として多数の列車を走らせることとなりました。
しかし2016年北海道新幹線開業により、それまで海峡を繋いでいた在来特急は全て廃止され、津軽線は再び地味なローカル線へ戻ってしまいました。
ところで青函トンネルと言えば、当初の計画では旧戸井町(現・函館市)と大間町を結ぶ最短ルートで考えられていましたが、地質調査等からルート変更を余儀なくされ、津軽半島側になったという経緯があります。
北海道側には戸井線という、もし青函トンネルが当初のルートで建設されていたら開業できていたであろう未成線があります。
津軽線とはある種因縁めいた関係にある戸井線の遺構を辿る旅もしておりますので、宜しければそちらも読んで頂けたら嬉しいです👇(初っ端から宣伝)

青森駅からスタート

津軽線は2022年8月の大雨被害により、今も蟹田〜三厩が不通となっています。代行バスがあるようですが、今回は蟹田まで行って折返してこようと思います。

復旧の見通しは立ってないどころか廃止の可能性も…😨

少し時間があったので、2021年にオープンした新駅舎の東西自由通路をぶらぶら。

りんご箱🍎イメージの東西自由通路
アートギャラリーになってます🎨
下までガラス張りになったことで簡単に見えるようになった津軽線の0キロポスト
※0キロポストとは、その路線の起点を示す物です
東北本線の740キロポストもよく見えます。
こちらは起点の東京駅から740キロという意味。現在盛岡以北は第三セクターとなり東北本線ではないのですが、キロポストはそのまま残されています。740キロってヤバいですよね。この距離全て同じ路線だったなんて…。
ちなみに奥羽本線の485キロポストも自由通路から見えるんですが、スマホだと高性能カメラ搭載でないと遠くて上手く撮れません。写真は津軽線の車内から撮ったものです。

いざ、蟹田へ。

なんたる差。
東北おなじみの701系
看板が可愛い😊
貨物📦津軽線の重要な役割です。
北海道新幹線開業前までは旅客列車も青函トンネルを通っていましたが、今は在来線で通れるのは貨物のみです。
車窓は最初こんな感じ
海が見えてきました!
イラストがさっきと微妙に違う🤔
海ー!

海がよく見える区間は瀬辺地〜蟹田の1駅分のみなんですが、眼前に広がる穏やかな陸奥湾の景色はとても綺麗でした。動画にしましたので、良ければご覧ください。(画質悪いのでスマホの小さい画面で見てほしい…😂)

海、そして風の町

到着!
ニューヨーク、ローマと並ぶ蟹田😂
蟹田ってのは、風の町だね
太宰治が小説『津軽』の中で蟹田について表した言葉です
待合室にはこんなものが。
津軽蟹夫というカニがいたそうですね。2代目は来るのでしょうか?🦀
蟹田駅
駅前には地元の食材等を扱うお店、
その名も「ウェル蟹」があります。
コンビニもあるので食べ物に困ることはないです。
海に出たいので海水浴場へ向かいます。駅から徒歩20分
看板建築だなぁ
ここに来た途端、強風に吹かれました。風の町…
海水浴場へ行く前に観瀾山を登ります
おおー!
眺めの良い所に文学碑があります
かれは人を喜ばせるのが何よりも好きであった!

さて、海岸へ下りていきましょうかね。

むつ湾フェリー
向こうに見えるのは下北半島
お土産屋の上が展望台になってたので登ってみました
130段ぐらい頑張って登ると…
きれいーー!!
だけどめちゃくちゃ風強いです!ww

せっかくなのでここまでのまとめも兼ねて動画にしてみました。展望台に登ってからは実際の音声を流していますので、ぜひ風の強さを音で体感してみてください🍃

海と風を堪能したので駅へ戻ります。

帰りはGV-E400系でした!五能線でしか見たことなかったんですが、津軽線にも導入されてたんですね〜

さて、これにて津軽線の旅は終わりです。
この後はちょっとしたおまけです。

おまけ:文明と優しさのSuica導入

弘前に来ました

到着時ちょうど貨物と特急の組合せを見れました。
奥羽本線は福島から青森までの路線ですが、貨物と特急が見られるのは秋田以北だけなんですよ。

名物のクソデカりんご🍎
色がリアルに忠実なのはさすが本場といったところか

そう、2023年5月27日ついに青森〜弘前間でSuicaが使えるようになったんですよね。ようやくここにも文明が…。これで財布がなくてもスマホだけで帰省できるってもんですよ。
ただ、後から導入された特権と言いましょうか、首都圏でよく見る自動改札機とは少し違ってました。ご覧ください👇

これだけでは普通に見えますね。
では近づいてみましょう
お分かり頂けただろうか

タッチ面が斜めになっていて、タッチしやすくなっているんですよね!改良版なんですね。こんな形のは初めて見ました。やっと文明が…どころか、優しさをプラスして導入とは。むしろ負けましたよ首都圏。

さて、前回書いた記事の弘南鉄道弘南線、実はこの後に乗ったものでした。時間を調べないまま改札口へ行ったらちょうど発車したところで、次の発車は1時間後だったので(首都圏の便利さに慣れた弊害w)小腹が空いてたのもありどこかカフェにでも入ることにしました。
でも弘前駅周辺はチェーン店の居酒屋くらいで、カフェはあまり無いんですよね。駅ビルのミスドぐらいですかね。そんな中で見つけたのがこちら👇

駅前のヨーカドー1階にあるカフェ“PIYO”
窯焼きパンケーキ😊
コースターがこぎん刺しで可愛い🐣

ちなみに、駅から15分程お城方面へ歩くとカフェとか増えてきます。古い町あるあるですけど、JRの駅は市の中心部から少し離れてるんですよね。
さて、いい感じに時間を潰せたので駅へ戻ります。
弘南線についての記事はこちらをご覧ください👇

ここまでお読み頂きありがとうございました!

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