【廃線散歩】3.西武大宮線
廃線散歩シリーズ第3回は西武大宮線です。
大宮駅~川越久保町駅(現在は川越市中央公民館がある場所)の12.8kmを結んでいました。
ここでおや?と思った方がいるかもしれません。大宮~川越を結ぶ路線は現在もありますよね。実はこの路線、JR(当時は鉄道省)川越線に役目を譲るかのようにほぼ入れ替わりで廃線になったものでした。
バトンタッチで消えた路線については第2回でも紹介しましたね。前回をご覧になっておらず気になった方はこちらからどうぞ😊
元々開業時は「川越電気鉄道」という名称でしたが、紆余曲折を経て「西武鉄道」となり、最終的には路線名も「大宮線」へ改称されました。
ここで言う西武鉄道は、所沢に本社を置く現在の西武鉄道とは別会社のため便宜上、旧・西武鉄道と書かせていただきます。ざっくり言うと旧・西武鉄道というのは今の西武新宿線(東村山~高田馬場)を開業した会社で、それ以前に川越電気鉄道、川越鉄道(今の国分寺線と西武新宿線の一部)、西武軌道(後に都電杉並線となり、廃線)が合併されていました。
現在の西武鉄道は、元々武蔵野鉄道という名称で開業し、今の西武池袋線と多摩湖線を有する会社でした。1945年に旧・西武鉄道を吸収合併し、改称したことで今の西武鉄道となりました。
西武大宮線は、1941年に全線廃止となっているため、旧・西武鉄道と武蔵野鉄道が合併する前に無くなっています。よって、西武大宮線の「西武」というのは、旧・西武鉄道のことを指しています。
第1回で紹介した西武安比奈線(2017年廃止)が冠する「西武」とは違うものであるという事を一応説明させて頂きたく、前置きが長くなりました。
詳細な経緯が気になる方はWikipedia等をご参照ください…!
大宮からスタート
今回も今昔マップの地図を使用します。
まずは大宮~荒川手前まで。大宮駅西口からほぼ現在の2号線上です。
荒川を越え、唯一残る遺構へ
川越久保町駅跡へ
最後に、西武大宮線に乗ってる気分になれるかもしれないバスのご紹介🚌
以上、ここまでお読み頂きありがとうございました!
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