やるやん、サイゼリヤ

サイゼリヤ、最近Xでプチ炎上しておりましたが…

私も高校生まではめちゃくちゃお世話になっておりました。たったの300円でお腹を満たしてくれるファミレスなんて全国チェーンの学食みたいなものですからね。
でも大学生になって財布にすこし余裕がでてくると、映える都会のカフェなんかに浮気してしばらく足が遠のいていました。

しかし、出産を機に私はサイゼリヤとの再会を果たすのです…！！
子を持つ親なら共感していただけるのではないでしょうか…ゆっくり味わって食べる時間など親には与えられないということを…！
いつ機嫌を損ねて床に転がるかもわからない我が子と一緒にハイソなレストランなど行けるはずもなく、そんな時ファミリーレストランの有り難みを身に沁みて感じるのです！

まず、ファミリーレストランという響き。
赤ちゃんからお年寄りまでみんなを受け入れてくれる懐の深さを感じますよね。
キッズメニューやお子様椅子、子供用のカトラリー、エプロンまで用意されて至れり尽くせり。思いつきで何も持たずに来ちゃっても安心です。
そして、中でも私が最近いちばんお世話になっているのがサイゼリヤ。

昔はサイゼリヤ＝ミラノ風ドリアのイメージしかなかったのですが大人になってからサイゼリヤに行くとそのイメージ、180°覆されます。

「え、前菜ウマ、ワインに合いすぎ、ほんで安すぎ」

余りに語彙力がありませんが要約すると正にこれです。
私がエスカルゴの美味しさに気付かされたのも何を隠そうサイゼリヤ。アロスティチーニ（羊の串焼き）との出会いを与えてくれたのもサイゼリヤ。
そう、ファミリーレストランなのに意外と攻めた商品ラインナップですよね。
でも食べればわかる、この美味さ。エスカルゴがグランドメニューに君臨し続けるのも頷けます。
エスカルゴの旨みをたっぷり含んだバターに追加のプチフォッカを浸すとき「あぁ、これがこの世で最高の450円の使い方だ…」と思うでしょう。

そして極め付けは、自由に使える調味料の多さ。
粉チーズやホットソース、エクストラバージンオリーブオイルを駆使すればアレンジは無限大、あなただけのサイゼリヤの完成です。

特にオリーブオイルのクオリティの高さには驚かされました。ひとくち含めばフワーッと鼻に抜けるフルーツのような爽やかな香り。いつも家で使ってるのとは別物です。「え、これホンマにご自由に使って良いんですか？」って感じです。

デザートも良いんですよ、本場イタリア直輸入のティラミスやプリン、日本で食べるそれと比べると少し甘いのですがそれもまたイタリアを感じさせてくれます。
イタリアンコーヒーと一緒にどうぞ、目を閉じればそこはもうミラノ。最速で行ける海外です。

どうです？
サイゼリヤ、行きたくなりました？