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ルール内で楽しめる人ってかっこいい

久しぶりに心を撃ち抜かれてしまった。

バックドロップシンデレラというバンドの、大阪城野音ライブに行ってきた。

初めて曲を聴いたのは3年前。修論執筆中のBGMにしようとしたが、全集中で曲を聞いてしまって全く捗らなかった記憶がある。

当時ハマっていた曲


今回が初めてのライブだったのだが、大阪まで行って本当によかった。暇さえあれば思い出してニヤニヤしてしまう。

彼らの音楽を聴くと、なぜか血が騒ぐのだ。ちっちゃい子が楽しい音楽聴いて飛び跳ねちゃう感じ、あれ。普段はまとわりついて離れない雑念が一瞬で燃え尽きていた。

音楽はもちろん、客席の空間がとても楽しかった。コロナ前とは違う景色なんだろうけれど、こんなに人が踊っているライブには行ったことがない。

しかも全員が意志を持って踊っている感じがした。各々が好きなように、バラバラに踊っていた。周りを伺いがちな私も、自分の「楽しい」に集中できた。

そんな好き放題してた人達が、写真撮影のタイミングになったらすっと座る。なんだそれかっけぇ。びっくりして一瞬立ち尽くしてしまった。

「踊るヤツがエラいのだ  それがここのルールさ」

一番かっこいいなと思ったのは、制限がある中で最大限楽しませてくれたところだ。

「ライブで声が出せねぇんだってことを伝えていきたい」と、皆で口を閉じてハミングで歌った時間があった。

なんだか、ここ数年のモヤモヤがさーっと晴れた感じがした。

どんな環境であれ、窮屈さを感じることはあると思う。それを嘆くのではなく、どう楽しめるかをずっと考えて活動してきたんだなと思った。

結成17年目に、出会うことができてよかった。

ライブの初っ端撃ち抜かれた大好きな曲

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