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拳で性犯罪に立ち向かう韓国版チャーリーズ・エンジェル(当社比)『ガール・コップス』

『ガール・コップス』が日本で公開されないと知った時私は憤怒した。

この作品に出演しているチェ・スヨン(少女時代スヨン)を高校生から応援してきたので韓国上映時に情報は知っていたし、当時『応答せよ1988』にもハマっていたのでラ・ミランがイ・ソンギョンとタッグを組んで出演するのも熱すぎて日本公開を楽しみに待っていたから。

というか本当に出演者が豪華なのだ。『神と共に』のハ・ジョンウ、『シカゴ・タイプライター』のカン・ホンソク、『応答せよ』シリーズのソン・ドンイル。(応答せよシリーズからはファンには嬉しい人も出てくる)

もう一つ日本で公開してほしかった理由がある。女刑事達が性犯罪に立ち向かう映画だからだ。

アダルト動画サイトに自分の映像をばらまくぞと脅された女性のため2人の警官が奮闘する。しかし性犯罪は警察内でも始末書を書いたら終わりで検挙数が上がらないと男性警察官から相手にされない描写もありイ・ソンギョン演じるジヘが憤りを感じる場面もあった。

タイミング的に某アパレル企業社長が社員へのセクハラで解雇されたがセクハラの度を越したレイプ未遂だ。韓国と日本で事情は異なるが性犯罪が他の罪に比べても小さく扱われる。相手をその気にさせたからいけない、同意をしたからと。

被害に遭った人が泣き寝入りをしてしまうのは一番最低だ。だから2人の警官は拳と自分の足で犯人の元へ向かう。チャーリーズ・エンジェルではないからハイテクな道具やヘリコプターはない。あっても銃と車。しかしチャーリーズ・エンジェルに通づるところがあったのは2人の女性警官の周りには彼女達を支える別の女性達がたくさんいる事だ。女性を苦しめてきた犯人をチームとして追い詰める女性警察官達は圧巻だった。

ギリギリ間に合ったが今日は国際女性デーだ。Amazon primeとU-NEXTに有料だが配信されているのぜひたくさんの日本の女性に見てほしい。

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