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突然コットンクラブ 1/9 1st

ご縁もまた「突然」でした。

「突然」アコースティックシリーズの発表の前に、娘が憧れ続けた歌い手さんの横浜でのライブが決まっていて、娘の中受のご褒美も兼ねて初めてのライブに連れて行きましょう、ということになっていた。

コットンクラブの日程が出て、すぐにこれは「翌日の9日なら行けるのでは」と思って、友の会先行、コットンクラブ先行と申し込みをしたが、やはり狭き門。厳しいのはわかってたのに、こんなにショックだったのはじめて、っていうくらい落ち込んだ。
最後まで諦めずに探してみようとは思ったものの、そんなに簡単には見つかるはずもないし、キャンセル待ちもなかなか○をみることは叶わない。

いつもだったら、遠いし簡単にいけるわけもなく、諦めてただろうになかなか未練が断ちきれなくて。でもこのままではうらやましさで亡霊になってしまう、娘と行くライブに対しても失礼になってしまう。出先でずっとチェックし続けるわけにもいかない。何よりそんなグチグチした自分の事が嫌いになりそう。
だから前日にはもうすっぱり切り替えて、これ以上追うのはもうやめよう、NHKホールの配信を待とうって思った。

そんな出発前夜、もう家族も寝てしまったあと、準備をしていたらなんとご連絡をいただき、縁をつないでいただいた。
それまでもずっと気にしてくれていて、それだけでも嬉しかったのに、ほんとうにありがたくて。今回は貴重な座席だったぶん、色々な思いが絡んでしまうからお名前は出さないけれど、感謝しかないです。本当にありがとう。

万が一のために用意していた服をスーツケースに突っ込んで、事前に「もし行けたら一人新幹線遅らせて帰る」と宣言はしていたものの、朝に改めて家族に報告をして、いざ出発。

娘たちの初ライブ体験

娘の、ぴあアリーナMMでの初ライブはとても楽しかったらしくて、私も連れて行ってあげられてよかった。号泣してたもの。
生まれて初めてのライブ体験は一生に1度。
色んな思い出もできたし、良かった!

そして次の日、午前中は横浜で過ごして、インに着るカットソーを買い足し、昼過ぎに家族と別れて東京駅へ。
丸の内南口のロッカー空いてなくて焦りつつも、ヒロアカの新年の展示をしていたKITTEに立ち寄って荷物をおさめ、マーチンをヒールに履き替えてコットンクラブへ👠

コットンクラブ

無事にそれぞれお会いできて入口へ並ぶ。
入口は小さく感じるけど、入ってすぐクローク、物販コーナーがあり、左手に進むとカウンター。予約の名前を伝えて、奥へ。
(FCで取った人はチケット画面だったのかな)ホテルのレストランと近いイメージ。

そこからはホワイエなど含め広いスペースもあり、案内されたのは4人がけのボックス席。正面がやなぎだ!同行の方と2人で座席につき、メニューなど見ていると間もなく相席のおふたりもいらっしゃってご挨拶。

初対面なのにお話しやすくて、その時間もとっても楽しかった。全員コットンクラブは初めてということもあって、緊張がほぐれました。
その場でSNSのアカウント交換できるのも良い時代💕
少しドキドキしながらオーダーして、開演まで楽しく過ごしました。こういう時間も含めて、とても楽しいと思った☺️


おしぼり置きっぱなしで恥ずかしい…

時計を見ていなかったけど、登場したときは会場がワッとざわめき、そのあと拍手が広がる。本当に近い。よくみえる、よく見てもらえるなぁって思ったの。

MCなど本編まとめはこちら!

ちょうどぶーやんの後ろになってしまうので、ひろくんの演奏はほとんど観られなかったんだけど、座ってるやなぎの両脚が跳び跳ねるように動いてるの可愛かったし、片足でリズムをとるのはたくさんみられた。
それから、ギターやベースの指の動き、表情、特にやなぎはずっとにこにこで!
写真はキメキメだったけど、私の印象は、それよりも四人のふんわりした、あったかくて「楽しい」に満ちた空間がとてもよかった。

リーダーはキリッとした黒のインナーにジャケット。初お披露目の青い髪にちょっとびっくりしたけどもう登場するなりマジイケメンで声が出た(下手な感想ダナア)
ぶーさまのサングラスよりおめめが見えてるのがすきだったけど、いや、かけててもカッコイイのなんの。東京MVのシャツが好きだったから、それが観られたのも嬉しかった!あとピッカピカの靴。

やなぎはあのジャケットで来ると思ってたんだ。予想通りでこれまた嬉しい。髪がふわふわで、ふわふわだった。(語彙力の喪失)
ひろくんはハット。これもオトナな雰囲気と言えばきっとかぶってきてくれるんじゃないかなって思ってたから。ひろくんいっぱい喋ってくれて嬉しかった。

ソファに座りながら、ワインを飲みながら聴くアコースティックライブ、なかなか経験できるものではないと思うけど、そこにしかない時間と、空間の共有が確実にあった。
本当に行けて良かった。

「生活」

特に「生活」は涙が止まらなかった。

ゆるゆるとした優しいMC

声を出すことについても
よりよい方法、タイミングを4人で考えてくれてるって改めて知って嬉しくて泣きそうな気持ちでいたときに

「久しぶりの曲をやります」
ライトがやなぎとぶーやんだけに当たり、優しいギターの音と声だけではじまった。

いつか聴きたかった「生活」

歌詞のまんま、会わなくなった友達、あの頃の音楽を思い出しながら、
12月に行った、ぶーやんが通学路として歩いたであろう、生活をちゃんと感じる東京の街角。色々重なって一気に涙が溢れた。

私はこれまでに何をどれほど失って、何を得てきたんだろうかって。

でも今この瞬間を、幸せと言わずになんと言おう?
好きな音楽を贅沢に浴びている今。何かが違ってもここにいない。出逢えて良かった。

これまでに大小たくさんの選択を経て今があって、したくないと思いながら後悔もして、羨ましい時もあった、その積み重ねに「今日」がある。
ぶーやんが言ってくれる、「夢や目標がなくたっていい」。

かつて、仲間うちではわりと早めの結婚をして、それもシアワセな事のはずなのに、どこか「もう、自分だけの人生じゃないこと」への諦めもあった。
単身海外へ、夢のために発った友達を羨ましいと思ったこともある。
私には、きっともうできないこと。

そういう時には何度も
「今の私のこの人生も、自分の選択だ」と自分に言い聞かせていた。
そうしなければ、例えば今、抱いている子どもの顔も見ることはなかっただろうと思った。

やはりそれは考えられないことだから。

あれから何年経ったかな。

高校生の4人が音楽を始めたころ、わたしは
そんな時期だった。
色々経て、4人より少し先の歳を生きて、クロスした人生の一部。

生きて目の前の生活を一生懸命繰り返していることだけで肯定してくれる彼らだから、
小さくても頑張れる何かを大事にしなきゃって思ったんだよ。

昔のデリボーイ聴いてたら、「夢」っていうけど、地元の家庭もってる友達だってすごいって思う、というようなことを言ってくれてて。

いわゆる「夢」を叶えても、現実になった時に挫折したり思うようならない事もある、でもそこで人生終わりじゃないから。
それぞれの夢や現実の選択を、ずっと繋げて幸せと呼べる今にしなきゃなぁって本当に思ってしまって。

この曲が「生活」っていうタイトルだって言うのがもう、ホントに、泣けて仕方ない。

NHKホール配信ライブ

【コットンクラブをふまえ、NHKホール配信の感想をここから】
突然NHKホールアコースティック。配信でもとても良かった。

これは個人的な話しで、1時間半ちょっと、家で集中しきれなかったのが悔しいんだけど

でも、きっと組み替えるだろうと思っていたセットリスト、追加曲、セットや演出、ストリングス。
その全て、きっと届け方や届き方はホールとコットンクラブ、Billboard Liveでは違うだろうと想像してたけど、まさにその通りだった。

家で観ていたから、セットリストが増えたから、ではなくて、ちゃんと「違った」って思った。どちらも魅力的で、比べられない素敵さ。

ストリングスもね、アリーナで呼ぶことも出来たと思うの。
そういう特別感って他のアーティストならあると思う(経験もある)
でもそうではなくて、NHKホールで、よりその音が生きて届く環境でのセッションは最高に良かった。
これは生で聴きたかったなぁ。
ぶーやんのフェイクも増えてた気がする。

それぞれの場所で鳴らす音楽を、少しずつでもこれからも共有していきたい。
大好き。

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