見出し画像

富士急コニファーフォレスト7/23 ラクダにっぽんいち【ライブレポート】

本日は8/23。ライブからまるまる1ヶ月経ったなんて信じられないほどに、濃い思い出の残る一日であり、ライブだったと最初に書き記しておきたいと思います。
一曲ずつことばにしておきたい、そう思ったら約9000字のボリュームある記録になりましたのであくまで自分の日記として、というわけで読みにくいですが、悪しからず。

ライブ以外の一日はこちらの記事にて。⬇


開演まで

まだまだ夏の陽射しの残る夕方。
昨日は入場口もとても混み合い、開演が遅れたと聞いていたので、今日はオンタイムで開演するといいなぁ、と思いながらソワソワと待つ。

B11ブロック/2列
なつ

WOWOWのクレーンやドローンなどカメラクルーの姿もたくさん見える。プロのお仕事。

定刻からやや遅れて、会場内BGMの音が上がる。フロアがざわつき、高揚し、立ち上がるあの瞬間が、あの空気が大好きだ。

その瞬間にふと、あれ?暗転がない今日は、どうやって登場するのだろう?
と、思ったその時、流れたのはおなじみの登場SE、Cap’n JazzのTOKYO。

フェスじゃん!!!!!

やなぎがNOiDタオル(白)を掲げて下手からステージへ。リーダー、ひろくんも定位置に付き、3人で円陣。

そしてはじまる3人のセッション。
めちゃくちゃカッコイイ、かっこよすぎて昂る。

フェスじゃん!!!!😭

と言っても私は去年の男鹿フェスの経験しかない。しかしあの時の本番前の3人がかっこよくて……忘れられないんだ。

ワンマンライブしか興味のない人、夏フェス行ってみたいけど体力的に難しい等諸事情で控えてる人もいると思うけど
ワンマンでありながら、夏フェスのような空気も纏った、良い幕開けだったと、フェス超初心者の私が言っておきます。

セッションの終盤、満を持してフロントマンの登場。
ポップアップで飛び出てくるとか、突然花道に登場とか、奇抜なことは大型の野外ライブだといってもないし、いつも通りに下手から歩いてくるのだけど、その風格は年々、ステージごとに、増している気がする。

#01  →

「よろしくお願いします!」

#02 361°

昨年のビヨンドツアー、初日のみの披露で外された361°が、過去最大規模のワンマンライブの1曲目になった。
あの時にメンバーやチームが感じた「なんか違った」って感覚は、私たちにはわからないのかもしれないけど、それを経て今日「富士急にて」うたう意味、そしてやっぱりこんな日に必要で、大事にしたい大切な曲なのだと思った。

#03  青い春

息もつかせず畳み掛けるおなじみのナンバー。身体も無条件に動いちゃうよ。
最近はぶーやん照れる仕草しなくなっちゃったな?と思う。あれ、可愛かったのにね。
中央花道は自分の席からほとんど見えないことがわかって、無理しては見ない事にする。なるべくモニタービジョンも観ない派だけど、こういう時は時々表情を見るために視線を向けます。

#04 予感

休む暇などなく、続けて楽しい!!
「自分が誰より一番楽しみにしてきた」
こっちだってどんだけ楽しみにしてたか!声出せるっていいね!!
そういえば、コロナ禍以降はじめてマスクをはずしてライブに挑んだ。
「顔が見たい、声が聞きたい」と言ってたあの頃。振り返れば過去。きっとまたこれから新しいスタイルへ。

ちなみに初めて買ったビーバーのCDは「予感」最後のNOiDからのシングル。今の職場で購入。予感のする方へ。

MC1

今聞くとやっぱり少し声枯れてる、と思うけど現地ではほとんど気にならなかった。
たまにMCで声がひっくり返ってたけど、どんなアーティストもボーカリストも、日々声を使う仕事の中では、常に100パーセントの状態は正直難しいと思う。
でも、少々の疲れや不調もねじ伏せるほど、歌う人は(喋る人も)大抵の場合プロのパフォーマンスをする。それは「無理をしてる」という意味ではなくて、コントロールしながらそういう時もしばしばあるだろうと感じています。どんな仕事もそうだと思うけど。
ぶーやんもその点、安定して上手くなったんだなぁなんて実はこの時思ってた……。

WOWOW中継組への恒例コメント。やなぎの(中継を見てるテレビの前まで届くように)「もっと聞かせて!」という煽りが嬉しかったな。

「やっと俺たちここまできた」
「"俺たち"の中にはあなたがはいってますよ」
「立派な到達点」

ラクダにっぽんいちMC①

#05 美しい日

フロアからは歌えない時の、ぶーやんの冒頭のアカペラが好きでした。
でもみんなでうたう美しい日もやっぱり好きだ。私が初めて生で対峙して一番最初にお手を拝借されてから、何度も聴いてきた大好きな曲。

ここで下手の花道に来てくれたぶーやん、
目に焼き付けた。端の端まで届けようとしっかり意識してる4人に、こちらも手を挙げてジャンプで届ける。
〇〇って曲です、ってタイトル紹介は最近ずいぶん減ったような気がするけど「今日みたいな日」を一緒に作ってるのだという言葉が嬉しい。

#06 らしさ

「"らしさ"ってナンバーです。」
大好きなギターのフレーズ。ベースの音も好き。リーダーがこっちにきてくれて。
リーダーのoiも好き。

「あなた自身に拍手」
ビーバーの曲はいつでも「わたし」の曲になる。センタービジョンのアートワークも全体を通してかっこよかったなぁ。超好み。

#07 irony 

この時点で「怒涛のセトリだ!!」って思って、それはそれはヘトヘトになりながらも楽しくて楽しくて。

「オンベース上杉研太」「オンギター柳沢亮太」「本当はこの人だって前にいきたかったんです!オンドラムス藤原"35才"広明」「ボーカル、俺!!」

irony前のメンバー紹介

「あい!あーる!おーえぬわーい!」って叫んで、さらにギア1段上に入ってしまう。私はコールするけどしてない人多かったって聞いた🥺
カメラ越しのぶーやんのキス。ちょうど観てたけど「おお、やったな…」って受け止めで、でもとりあえずキャーって言っとこかと笑

そしてその直後。
「ギターの音出てないけど大丈夫?」と、ぶーやんが言ったタイミングでは、ノリノリで踊ってる私は気づいてなかった。私はそのあとのギターソロを待っていた、これは間に合わないのではとハラハラする。
やなぎの「声聴かせてくれ!」でこちらのギアもあがる。

こういうトラブルのような時に、客席側もバチンとスイッチが入る瞬間は何度か経験があるけれど、まさにそれだった。

声を出し拳をあげる。スタッフさんが花道を走ってくる。素早くギターを交換し、ソロの後半のフレーズを弾き切るやなぎ。

特別バージョンなironyになったけど
このあと「しっかり悔しい」と言ったやなぎのこと、嬉しいと思った。
大事な場面でのギターソロ、聞かせどころだし、私も待っていた。フルで聴けなかったことは残念。トラブルなんて、ない方がいいに決まってる。
でもそれで終わらせなかったってことが嬉しいのだ。思い出が1個、忘れることの出来ない強固なものになる。

映像で振り返ると、ギターが鳴ってないと気づいてすぐにぶーやんは口に出してたし、スタッフが替えのギターを走って手渡すまで結構あっという間の出来事だった。

でも、あの場面はとっても長く感じたんだ。

汗ビショおでこをカメラにつけるリーダーと、その濡れたレンズ越しのカメラを通して映るぼやけたぶーやんがまた楽しかった。

#08  名前を呼ぶよ

今のSUPER BEAVERの代表曲って言うにふさわしい。そういう曲だけが素晴らしいんじゃないって、ファンとして思うことってあるにはあるけれど、「代表曲」と言って良いだけの力があるし、まさに名刺がわりの曲になった。あなたの名前を呼びたいと願ったあの日、呼べるようになった今日。何度だって嬉しいんだ。

#09 自慢になりたい

コニファーフォレストの客席レイアウトと富士山が、逆さ富士のように美しい風景を作っていたのが、放送ではここで映ってる。
会場でもこのタイミングだったのか、覚えていないのだけどすごく素敵だと思ったの。
リーダーが「富士山の頭が見えるよ」と言ったあとだった気もする。

3人のコーラス部分、歌えない時期に強くしていった3人の歌声も色々思うところがあってグッときました

ここまでノンストップで来て、少し間をとる。3人がはけて、ぶーやんだけ花道の先端へ。

MC2


「ラクダランドみた?」
この日にかけるメンバーやチームの思いを受け止める。
本当に本当に楽しかった。楽しませたいと思ってくれた一日を楽しめたことが嬉しい。

#10 人として


キーボード、井上薫さんが登場。
陽が傾いたあの時間に、優しい音楽が流れた。「人として」も何回も何回も聴いた曲だ。だからこそ、このシチュエーションでのピアノアレンジは沁みた。

物理的には見えづらかったから、目を閉じて聴く。バラードはそういう贅沢をしてみる時があるけど、まさにそれにふさわしい時間だった。
そんな中で時折隙間から、アイコンタクトでタイミングをはかりながらセッションしてる2人が見えてとても素敵だった。美しかった。

ステージに戻るぶーやん、気づいたらステージにはストリングスの皆様がいた。
3人も定位置につき、赤色を背負い、聞き覚えのない、不穏な曲の演奏がはじまる。どの曲に繋がるのか想像もつかない……
(こういうのT.M.Revolutionでは覚えがありますけどもー!?と思ってた)

心音のようなリズムに、モニターではメンバーが一人ずつ。
神妙な顔、やなぎは不敵な笑いが映され最後にぶーやんのソロカット。

イントロのギターと同時に
「グラデーション」

#11 グラデーション

いやあの、その「グラデーション」って言い方と、言った時の顔が最高にイタズラっぽくて、いやらしくて、めっちゃ良かったのよ。
「やられたー!!!」って思ってニヤニヤしたの!!3人のしてやったりな表情も本当によくて大好き。
放送ではぶーやんが言い終わる前にヒキの映像に切り替わっちゃうんだけど、あのドヤ顔、大好きだった、円盤なのかリピート放送かわかんないけど、編集で是非ともと願っております。

ツアーではバンドだけの音で、今回は生のストリングスで聴けたのが嬉しかった。どちらも好きだから。
気持ちが乗っかった時に歌い方が変わることが多いと思う「グラデーション」
中央お立ち台で絞り出すように歌ったところもたまらないよ。

スペシャルゲスト、井上薫さん、美央ストリングスの皆様へ感謝。

MC3

ひぐらしの音色と重なるぶーやんの声を聴く。テレビ=ブラウン管って言っちゃうとこは昭和の子。

嬉しいなと思わせてくれるあなたと
会えてよかったなと思えるあなたと

さア、あと何回 一緒に音楽ができるかね

ラクダにっぽんいちMC③

ツアーMCでもそうだったけど、あの曲の前提が無ければ私は「そんな事言わないで」って思ってる。
私は「終わり」はできれば想像したくない。いつまでもないとわかっていても、いつまでもあって欲しい気持ちの方が強い。

わかっている、言いたいことはわかる。
ずっと、は無いし、終わりはくるのだ。

でも、私はこれからも今日が最後だと思って会いには行かないよ。しっかりその日に対峙して、また次の約束まで楽しみに生きる。

会いたい人に会える時間を、
今一緒に生きていられる時間を大事にする。

#12 儚くない

この曲は、私は涙にいかずに、胸に受け止めるみたいだ。グラデーションと同じく、初めて生でのストリングスとピアノバージョン。
自分のコンディションで色は変わる曲だと思ってる。笑顔も、嗚咽漏らしながらも、号泣もあるだろう。優しくて強い曲だね。

井上薫さんとストリングスの皆様とお別れ。
「愛の大砲」も去年のアリーナ「ビヨンド」でも、広い会場ならではのみせ方はあっても、ゲストを呼ぶとか、特効めちゃくちゃ使うとか、そういう「特別」はほとんどなかった。
今回はそういう面での特別感も初めてあった気がする。そしてとても似合ってた。似合うバンドになったなって、思う。

MC4

「おしゃべりしようか」からはじまったMCタイム。リーダーから。
リーダーが富士山の話をしてくれて、私、この目で憧れの富士山を見ていないことに気づく…リーダーは本当に最後まで自分で出したブースの商品に、愛情と責任を持って、そして楽しんでる気がして、嬉しかった。

やなぎ(とぶーやん)は座席のブロックを把握してること、遠くまでみえてること、そしてスタッフチームへの感謝をしっかり言葉で伝えてくれて嬉しい。
機材のトラブルへの悔しさと、助けられたことへの嬉しさ。どちらもほんとうだ。リーダーやひろぽんも助けたいと思ったけどあのタイミングは難しかったこと、ぶーやんの「音鳴ってないけど大丈夫?」も助けるための1つだったはずだから。

ひろくんの妖艶なスモークには笑っちゃったけど、めちゃくちゃかわいい笑顔で「ラクダランド凄くない!?」って精一杯言ってくれるのが嬉しくて嬉しくて、「いったよー!」「楽しかったー!!」って声が伝わってたらいいな!
本当にね、ラクダランドを見回した時に「みんなビーバー好きな人なんだ!」ってしみじみ思っちゃったもん、すごいよ!

余談、「クレーンとか邪魔で見えないかもー!!」って言ったあたりにひろくんにかぶってたのは渋谷さんでした笑

あなたがいてこそ成り立ったって、全員に自覚してほしいんだよ
「俺が居なかったら、私が居なかったら、今日きっとこんなふうになってないんだろうな」って。最後にそういう風に思って欲しい

誰も傍観者にさせたくない、俺は全員、俺たちは全員、当事者にさせたいと思ってる

ラクダにっぽんいちMC④

熱かった、刺さった、刺さりまくった。

「ここからライブハウスにしたい」
「あなたの日だぜ」

「オイ、束でかかってくんなよ、お前がひとりでかかってこいよ」

キターーーーーァァァ😭😭😭😭

#13  秘密

声出せない間の去年の「秘密」。待ち望んでいたから嬉しかったよ。
でもさ、解禁後の大きな会場の大歓声はやっぱり最高だ。
クラップも幸せだ。幸せなのだこの曲は。
メンバー紹介がタイミング的にぶーやん下手で、3人は見えづらかったけど「ボーカル渋谷龍太と、あなたで」が正面だったの嬉しかった。

#14 嬉しい涙

こう書き綴ってきてみて思うけど、やっぱりコールアンドレスポンスできるようになった状況がやっぱりすごく私も嬉しいんだなと。
声出しできないから楽しくないなんて思いたくなかったし、精一杯の方法で届けられたし届いてたと思うから、そこで本来の姿じゃないなんて卑屈に思うこともなかった。でもやっぱり、直接届けられる日を待ってた。

やなぎがここで下手に来て嬉しかったけど、端にはマイクがないので、いつもならあるコーラスが無いんだなぁと思う。 
(やなぎがコーラス戻ってから、ぶーやん後半の歌詞間違えてた🤫)

#15 ひたむき

赤いライトとギターのはじまりに一瞬「正攻法」かと思いました(←常に正攻法待ちのワタクシ)
ひたむきも推しすぎております、何が良いって全員の音が次々鳴りまくってるのサイコーだし疾走感あるし、ワンコーラス目で主題歌としてちゃんと聞けるようにまとまってるのに間奏、2番から色をかえて色んな表情みせてくれるところ!!

ひたむきに→ギター→「なーんどもー」

と続けて歌いかけたところでぴたりと音が止まって、エッて思ったところでの火柱、スパーク(ビクッとしたw)

いやー!!最高すぎる!
楽しくて昂揚して、なのに涙出ちゃうのが「ひたむき」だ、いつだって、今日が人生のピーク!

華やかに歌いきって締めてもいいのに、最後に静かに意志を置いていく、この曲の構成がほんっと好き!!

#16  東京流星群

俺たちやべぇんだってみせてやろうぜ。

いつでもライブじゃ特別な曲だ。
どこで生まれてどこでどんな風に育つか、幼い時は決められっこないのだ。皆それぞれにあるルーツ、昔も今も環境は一人一人違うのに、今ここで同じ曲を歌ってるって素敵じゃないか。 

MC5

俺は今日、全部置いて行きながらも、あなたと一緒なら、明日まで持って行ける気がするんだよ。俺はもっともっと先の約束をあなたとしたいです。
だからこそ、また絶対来てくださいなんて言って、あなたに頭を下げるようなダサい真似はしない。(中略)
俺は今日、勝手に会いたかったから、自分たちで脚を運んだんだよ。だとしたら、あなたにもそうであってほしい。
ドキドキしてくれよ、ワクワクしてくれよ、かっこよかったって思ってくれよ。そう思ってくれるならなんだってやる。
自分が、あなたがドキドキするために、勝手に来てくれ。俺たちはその用意ができてる。

ラクダにっぽんいちMC⑤

自分で決めて、自分で来たら、最高の時間を約束するよ。俺はそういう関係でいたい。

ラクダにっぽんいちMC⑤

「俺たちは仲間だから」

拍手しかけて遠慮したのを見つけて「いいよ、拍手してくれ」って促すのは何度か見たけどそういうところが本当に好きなのだ。

ふと右を見ると、やなぎの目元が真っ赤。私の目元もぐしゃぐしゃになってる。

色々あったしおもったけど、本当に今日、会いたくて脚を運んで、無事に来られた、全てに感謝しかない。

渾身の「愛してる」

#17 アイラヴユー

こんなふうに愛をぶつけられたら伝え続けるしかない!愛してる!
「あなた、めっちゃSUPER BEAVERに思われてますよ」わーかーるー伝わってるーーー幸せすぎる!!

やなぎが袖で目元を拭う。
リーダーの「思う気持ち 想像力」のジェスチャー。同じ気持ちでいてくれるって幸せじゃないか。膝をついての「泣いて泣いて泣いてもいいよ」がわりと正面に近かった。え、幸せか。
センターに戻る時、リーダーとタッチ。
歳上同級生コンビのこういうとこ、キュンとする…🥺

やなぎ「邪魔など🖕させないよ🖐」(←伝われ)

この日、アイラヴユーが間違いなくさらに意味を強くした、その瞬間に立ち会えたと思った。

#18 ロマン

今回のセットリストでは
→と361°、そしてロマンはビヨンドと今回で
やっとどこか報われたというか、やっと越えられたものが多分あると思うんだけど、どうかなぁ

グッと、グッと胸に残して帰ろうと強くおもった。

#19  最前線

「自信もって、胸張って行ってこいよ。
気をつけて行ってらっしゃい。」

いつも勇気を貰えるのだ、本当に。口だけじゃないの、俺たちにできることはするからと支えてくれる事実があるのだ。
寄りかかるんじゃなくて支えてもらってる。

キラキラと舞う金テープ、あくまでシンプルなのがビーバーらしいよね。

4人がステージを去る。
暗転するステージ、「秘密」の合唱が自然発生する中で前日のバックステージ映像が流れ始める。
遡るは、2017年の@Zepp TOKYO
会場がザワつく。
あの写真撮影…道路はみ出して怒られたあの時のあの、「えっ、それならあれしかないじゃない…?」という空気感!
隣と偶然後ろの席、すぐ近くにいた仲間と(仲間と呼ばせてね !)共有する。
予想、当たったじゃないか!!

「日本武道館3Days」発表と、
流れる最前線の大合唱。


#EN1  ありがとう

オフマイクでの挨拶。
こちらこそ、ありがとう。

ありがとうと口に出してきちんと伝えることを、改めてこの歳になって本当の意味で教えてくれたのはこの曲だ。
大袈裟でない、身近な出来事、当たり前に思ってしまうようなことこそ、意識して言う。伝える。

#EN2  愛する

私がビーバーの名前を知って、最初に「公式YouTube見てみよう」と思った時に再生した一曲だったか、アルバムのトレーラー動画を見たと記憶してる。「愛する」というシンプルで大きな文字がすごく印象的だったから。

いわゆる恋人や恋してる相手へ捧ぐラブソングに留まらない、「愛する」や「アイラヴユー」「ラヴソング」「愛しい人」そういう曲がビーバーらしくて好きだ。
「あなただけが僕のすべて」って言うのがラブソングだと思っていた。そうじゃないことが衝撃だった。もっと深くて広い愛なんだよ。

ずっと続くわけがないのに、このライブの時間はずっと続くのではないかと思うほどに濃く長く感じ、たくさん浴びた気がしたのは、あとから振り返るとライブ中、ものすごく集中していたのだ、ステージと私だけに。
些細なことは見逃せるくらい1対1、1対4になれていた。
だから言葉の全てが胸に刺さったし、自然に頬を涙が伝っていた。

本当に終わりの時間が近づいたところで「最前線」のBGMを、みんな口ずさむ。

最後の曲が終われば、3人の演奏の中いつもはサッと去るのがぶーやんだ。横一列に並ぶだけで珍しい!!と思った。
花道にも出て「ダラダラしない!」と声かけて中央から4人で1例。ステージに戻って
「慣れないことしていいですか?」
もうピンと来てるけど。
「写真撮っていいですか?」

ひろくんが説明してる間、
何人か近くでもタオル上にあげてる人がいて、ああ、って思ってたらやなぎが「タオル、下げて」とジェスチャー。
それに気づいたぶーやんが「顔見えなくなっちゃうかもしんないから、タオル下げてもらっていい?顔がみたい。」

言い方。優しい。ねエ。

ステージを去る前に絶対言いたいことがある。ひとりひとり名前を呼んで、ありがとうって伝えること。

富士急は、めったにしないこともあったし、ある意味で全てが特別だった。
無事迎えられたことが、何より良かった。

真っ暗になって、花火が打ち上がる。
去年の夏も、男鹿フェスで見た花火が、メンバーと一緒にみた花火が、去年の夏初めての花火だったな。 

規制退場まで、やっと落ち着いて座りながら待つ。
今日は、とんでもなくいい日だった。
朝の8時から16:00まで、まあまあ大きな荷物背負って立ちっぱなし歩きっぱなしで入場、そのあとライブ。
疲れてるはずなのに、最後までしっかり堪能して余韻のまんまで退場列に並んだ。

「傍観者じゃなくて当事者に」
のMCがよかった、とお話がとまらない、近くにいたお兄さんの興奮気味の熱いお喋り。受け止めてもらえなかったのか「オレだけ熱くなってない?」とちょっと悲しそうだったけど、聴いてたよ。わかるよ!


ブレてた
完成作品

ライブご一緒させていただいたyukkaさん、ありがとう!あの座席はあなたのおかげです。コニファーフォレストを出てお別れ。
また会いましょう!

しばらくバス乗り場までの列が続く。途中で前方にお馴染みの2人を見つける。
ハイランド付近で列の順序が近くなったので声をかけ、最後に今日一日の話をできた。
バス乗り場で「またね!」と手を振って
私は仙台行きのバスに向かった。

前日の夜から本当に濃い一日を過ごしたけど一言では言えないくらいに素晴らしく美しい日でした。
WOWOWではもうすぐ特番。楽しみです。

そしてここまで、
長い文章をもしお読みいただいた方がいらっしゃったのなら。

お疲れ様でした、おつき合いいただき本当にありがとうございます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?