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愛の大砲ファイナルさいたまスーパーアリーナ

今年の初夏、初のワンマンライブを体験したらもう抜け出せなくなった時点で、行きたいと思ってたアリーナ公演。さいたまなら日帰りできるって知ってた。いったことあるんだもの。でも世間はあまり良くない状況で、とても県外に行きたいとは周りにも言い出せず、夏の時点では諦めていた。

10月、追加席の販売が決まり、行きたいんだけど、とダメもとで家族に漏らした。2daysの初日のほうの6日には近場の旅館にお泊まりの予定を決めていたのもあって。でも「行ってもいいんじゃない?」とあっさりと言ってもらえて、申し込んだ。夫にも感謝。

6日は午前中仕事→午後から出かけて、家族で宿泊。明けて翌朝プチ旅行先の松島から、仙台にでて新幹線でさいたまへ。

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無事にファイナル公演のチケットが当選し1ヶ月はソワソワ。好きだなと思って3年。去年のワンマンのチャンスは幻となり、今年のツアーは急に決めた上、平日だったのもあって、慌ただしく会場に行ってしまった。あんなに物販ギリギリに買って席についたのが客電おちる直前、だなんて初めてだった…。だけどやっぱり生ってすごいパワー。あの6月からののめり込み方が、それまでの3年とは比べ物にならなかった。ただ、まだあの時は今より世の中も不安な雰囲気が漂ってたと思うし、私もコロナ禍になって初の生でのライブ、デジタルチケットや制限も初めてだった。

開演前のこと

今回は早めに会場に向かって、ビーバーちゃんこそ間に合わなかったけど物販並んだり、雰囲気を味わったり、久しぶりの遠征移動時間も含めてライブの醍醐味をフルで味わえて、制限のこともある程度慣れて、不安とか戸惑いは吹っ飛ばして「楽しい」に振り切れたのが良かったな。


空いてるうちに席について、すぐに半袖Tにタオルの臨戦態勢。あれ、みんなそうでも無いのねwやなぎの着てたオレンジビッグTシャツ目立つな〜と、モニターの友の会の紹介ビデオやアサヒビールのCM、都会のラクダの予告を眺めて待つ。

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流石に遠いかな、400レベル、って思ってたんだけど、実際行ってみたらそんなに距離は感じない。もちろん表情とかまでは見づらいし、傾斜がものすごかったけど、私はこれはこれで嫌いじゃないなぁ。あと楽しむのは私自身だよ、と思ってるから。定位置のリーダーはさすがに遠かったけどやなぎはずっと見てた!会場は広いんだけど、MCもきっちり言葉が聞こえたし、音も良かった。

そしていい意味で、本当にこの人たちは変わらないんだと思った。

会場が大きくなっても「特別」ではない

会場に合わせた音作り、遠くに届けるためのパフォーマンス、演出があるのはもちろんわかるんだけど、アリーナだからって殊更【特別】じゃない、これまでの武道館や代々木体育館の時もそうだったように、フロムライブハウス、支えてくれる人たちが増えてもステージの四人で届けようとする音楽とスタンスは変わらず、その愚直さも含めてかっこよくって大好きだ。って思った。

例えば大きな会場でしかできないドでかい演出をするのも一つの形で、色んな方法があるとは思う。私もそういうライブを観てきたし、それが楽しいのもわかってるけど、今の彼らの、彼ららしい、そして確実に成長しているバンドサウンドが本当に心地良かった。

横アリの生配信を観たときに、アリーナもスタンドも埋まった景色を見せてあげられなかったことがものすごく悲しくて悔しかったんだ。私が初めてビーバーと逢えたのが、知ったのが、好きになったのがオールライブニッポンの横浜アリーナだったけど、今度は彼らだけに逢いに来た人たちでいっぱいの会場を見せてあげたかった。

今回はフルキャパとはいかなかったけど、ちゃんと皆で集まって気持ちを交換できてるだけですごく嬉しいと思ったんだ。会場見渡したときの一体感、壮観さは、毎回大好きな事のひとつ。


以降はセトリやMCに触れます。

ライブ前半

「ハイライト」「突破口」と冒頭から、いきなりこれだよ!って感じに畳みかけられて逢えた喜びは一気に増す。特に「27」が聴けたの嬉しかったしそこからの「美しい日」はたまらない。

ちなみにALNの一曲目=初めてビーバーの歌を生で聴いたのは「美しい日」だったし、「青い春」でもクラップしたしジャンプしたのも覚えてる。それが楽しかったし、ひきこまれたんだ。そして「正攻法」のロックナンバーに魂が震えたし、「人として」は優しく力強くてすごく印象的だった。実は「秘密」以外は初めてのあの時のセトリと同じ曲を、今回全部聴けたんだ。「秘密」はコール&レスポンスできるようになったらまたやりたいね。歌いたいね!

今回のセトリ、ほんとに良くて。いやもう全部聴きたいんだから何が来ても大喜びなんだけどセトリってそういうことじゃないよね、今ここでこういうふうに歌いたいって、4人が決めてくれた楽曲たちが、ちゃんとバチッとハマってくれた感覚。

「青い春」のクラップ、「言わなくてもできるっすか?」って言われたの褒められたみたいでめちゃくちゃ嬉しかった。

あとねあとね「mob」のフェイクがカッコよすぎましたけど…!?!?!?好きすぎてmobだけリピしてたりする。あんまりにもかっこよくて身もだえしてる間にぶーやんのタンバリン見逃してたことに映像見て気づきました。なにしてたんだろw多分その瞬間やなぎ観てた。この曲楽器隊もいちいちめっちゃいいじゃないですか~~~大好き…ぶーやんって座ったりしゃがんだりして歌うけどどういう身体してるんだろうっていっつも思う……

ベースソロからの「正攻法」。藤原さんの方向きながらの歌い出しもかっこよかった…めちゃくちゃ熱くて気持ちよかった。やなぎが真ん中に寄ってったのはみてたんだけど、ぶーやんに頭くしゃくしゃにされたのはサイドビジョンで気づいた。「え?今なでた?」って思って戻ってきたら髪跳ねててかわいすぎたよ…ところでこれはヘドバンしたくなる血が騒ぐ。

あなた自身にデカい拍手を。「らしさ」、ドラマにぴったりだった「愛しい人」あったかいなぁ。

楽しいことを楽しめなかった時期を経たからこそ、この時間が尊い。私も楽しみたいしステージにいるあなたも楽しんでほしい。本当に本当にそうなんだよ。当たり前を当たり前と思わず、大事な人をちゃんと大切にする。

「あなたと会えなくて辛かった」と言ってくれた時に一瞬言いよどんで「ン、上手く言えない」って言ったのもなんかすごくグッときた。

ライブ後半

「人として」私、やなぎのコーラスが大好きなんだな。いいなぁ、と気づいたのはMUSIC BLOODの時。smash.も何度もリピったんだけど、ぶーやんの声にやなぎの声質が重なるあの感じはもっと評価されても良いと思った。やなぎも、声をもっともっと大事にしていって欲しいな。2020を経て、フロアから声を出せない分三人の歌心が宿ったとインタビューで言っていたけど、それはこれからのためにも大切かもと思った。私たちが歌える日がまた来ても、もちろんぶーやんの絶対的なボーカルがあって、特にやなぎのハモり、リーダーと藤原さんの声が重なるのはすごくいいし、私は聴きたいなって思うし、もちろんおっきな声で歌うよ!

「名前を呼ぶよ」ホントに良い曲。好きだと言ってくれる人が身近にもいて、とっても嬉しかった。仙台のあとに披露だったから、まずは生で聴けて嬉しい。「東京流星群」のライティング。愛のマシンガンツアーの演出がめっちゃくちゃ好きで、印象に残ってるんだけど、アリーナではサビで大きなミラーボールがキラキラ光るのがすっごく美しかったし、バックスクリーンの映像は正面じゃないからよくわからなかったけど、あとでみたらとってもかっこよかった。ぶーやんのスタンド回しカッコいいなぁ…(今回ワイヤレスだけどケーブル使いも好き)

リーダーのMCも泣けちゃうよ。他の事はどうでもよくなるくらい、今の「楽しい」をただ共有できる、その幸せ。こんな良いこといったあとに「はい、どらむのひと」(笑)雑にいじっといて、「かわいいです、すきです」ってちゃんと小さく言ってるぶーやんと笑ってる二人…ふふふ。元気に「楽しい!」「遊びに来てな!!」と言う藤原さん~和んだ。

やなぎ。色んなタイミングが合って、前日と当日、SUPER BEAVERが久しぶりに一万人以上さいたまスーパーアリーナに入れられた。誇らしいよね。嬉しいね。

「お世話になります」「ばっちりお世話しますんで!!」残り3曲だよって言われても、あと少ししか無いっていうより、この嬉しくて愛しくてたまらない時間をめいっぱい楽しむぞ!って思いになるからすごい。

「自分の人生俺たちに託すんじゃなく」「現実逃避じゃない音楽」それなんだよ!!ビーバーに思う事ってそれなんだ。彼らに寄りかかるんじゃなくて、ちゃんと自分の脚で立つための一押しを支えて貰ってる、リアルに会いたい自分に会うための音楽なんだ。だから弱ってても聴けるし毎日聴きたいと思う。毎朝聴いて職場に行ってるよ。「予感」も絶対いつか歌うんだ。

なんか、「お前」って呼ばれたのすんごく嬉しかったんだよねぇ。「アイラヴユー」を口に出せない代わりにいっぱい愛してるって届けって思って飛ばしてた。

「さよなら絶望」前のMCぶっ倒れそうだった。「愛してるオマエを傷つけるヤツ」に中指立ててくれて、「(私)」が安心して生きられますように。うわ~~もう愛されてるじゃん!!泣くじゃん!みんなで一緒に「抗ってやろうぜ」ってできたの、今かなり力になってます。涙目でもいい!さよなら絶望!

アンコールへ

アンコール中の発表。いや実はね、リリースとかライブとか、発表あるよね~?って期待はしてた。まさかのどっちもだった!その瞬間に立ち会えたっていうのも、すっごく嬉しいことだったな…。ツアー日程は食い入るように見た。昔からツアーのお知らせが来ると、行けるところを探すのは変わらない。仙台!ある!ひとりで拍手。

本当に最後の一曲。ぶーやんおだんご。最高ですね。片方イヤモニ外してましたね!

エスカレーターもエレベーターも一切使わない。階段であがっていく。階段が無けりゃじりじりと一歩ずつ。これは今の私にまたぐっさり刺さった。今私がちょっと納得できないことがあったり、うまくすすまなくてモヤモヤしてたこと、あったんだけどそれでいい、いま出来ることから、しっかりやっていこうと思えたよ。

「時代」オフマイクでの言葉も本当にびっくりするほど届いたし、アカペラの歌声もすごく通った。仙台で聴いたときよりずっっっっっと良かった。あのおおきな会場で。聴けて良かった…。誰にも気づかれなくたって、褒められなくたって、投げ出さないでがんばるよ。

皆で同じ道を、同じ人生を一緒に歩めるわけじゃない。でも確かに同じ時間を過ごしたステージの彼らと、会場の全員と、それぞれの場所に帰って、それぞれの時間を大事に過ごして、また会って一緒に音楽やれる日を楽しみにする、って言うのは人生の大きな歓びだ、って心の底から思った。

本当に本当に大好き。愛してる。楽しかった、すべてが楽しかった。もう離れられないよ。私はライブの現場が好きだ、ってやっぱり強く感じた。回数いけるほうじゃないけど、ライブがない人生は私には考えられない。

ホールにはホールの、アリーナにはアリーナの良さがある。まだビーバーでは行けてないけど、ライブハウスがいいってことも知ってる。絶対いいのはわかってるから、いつかライブハウスでも聴きたい。

そして決まった次の約束。東京ラクダストーリー、仙台は友の会で確保できました!!まだ先だけど、鬼に笑われてもいいよ。来年の6月、また私が大好きな仙台サンプラザで、同じ月に逢えるの嬉しいな。しかも藤原さんとおなじ誕生月。楽しみすぎる。

四人は来月WANIMAと対バンで仙台サンプラザくるんだけど…私いけないけどね…!

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【おまけ】

2時間程度の新幹線でグランデサイズは私にはきっと多いけど、これから少なからずコーヒーは毎回買って乗り込みたくなりそうです。そして気をつける。ぶーやんでもそういう失敗をすることがあるんだなって思うと、がんばって生きられそうって思う(からかってるんじゃなくて真面目な話!)乗客全員に謝るっていうのはなかなか出来ることじゃない。

遠くから来た人もいるでしょ?これから新幹線乗る人気をつけて、って言われて嬉しかった~~~!!

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