【作詞】煙

染みついた匂いの良さは大人になった今もわからない
言葉に出来ない多くを記憶に残すみたいで
あの頃呆れた全てはきっと強ち間違いじゃない
遠くどこかに愛を馳せる未来を見たいし見せられたい

触れないこと、傷つけること その境界線

涙で色付けして 言葉で肉付けして
溜め込んだ黒い靄 それに似た輪郭を
出来るだけ同じように、同じようにそこに棲め
どうにかなるまでは 何とかなるように

バグった耳と心じゃ君も僕も普通もわからない
足枷にしかならない、そしてそんな自覚もない
あの頃呆れた全てはきっと生まれ持つ不幸せ
どこにもないものに夢をみる
期待をしたいし魅せられたい

右を見て、左見て ちゃんと前を向け

細く棚引いて 静かに煙に巻いた
朝靄に溶け込んだら 昼間には笑ってさ
それでも繰り返せば、いつか違和感になる
気付けば後戻り出来ない場所に立っている

意地に負けず号泣コント 息を止める防衛本能
幾つ出逢う?早計応答 いつか会える本当の事
空を走る 煤を纏う 靴を洗う 憂を晴らす
急いて癒えない故の顔 決して消えない爪の痕

涙で色付けして 言葉で肉付けして
溜め込んだ黒い靄 それに似た輪郭を
出来るだけ同じように、同じようにずっと棲め
どうにかするように 何とかなるように

細く棚引いて 静かに煙に巻いた
朝靄に溶け込んだら いつまでも笑うけど
それでも忘れられず、確かにそこにいる
触れなくても傷をつけなくても
きっと同じように

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