#54 結局、何か食べたいだけなんだけどもね

・人間はどんどんAIが描いた人間みたいな顔に憧れ整形していくし、AIが描く人間はどんどん違和感がなくなって、ぱっと見では区別できないぐらい人間らしくなっていくのか何とも奇妙で面白くて怖い。

・大学生のときに憧れていた舞台役者のX(旧Twitter)を久しぶりに覗いたら、良い意味でも悪い意味でも全く変わっていなかった。当時はめちゃくちゃに感化されて、言葉遣いも髪型も立ち居振る舞いも生き方も完コピしてやる！と思ったが、どんなに憧れの存在でも彼女の全てを肯定するほどには陶酔しきれなかった。自意識過剰で厨二病でそこを誇りと思っているところが私にとっては小っ恥ずかしかった。それでもあの空間の中では「圧倒的な存在」で、舞台の上でしか呼吸できないんじゃないかと思ってしまうほどの不器用さがとても眩しかった。

・夢の中で幼少期の自分が泣いていた。何かが悔しくてたまらなかったらしい。「誰も私をわかってくれない！」と大泣きしていた。お風呂の入浴剤の色に癇癪を起こしていた頃の私だった。サッカーなんてやったことなかったのにサッカーコートで泣いていた。しかも二人いた。大人の私と合わせたら合計三人。なんでだよ。大丈夫だよと抱きしめたら大人の私も涙が出てきて、三人でわあわあ泣いた。目が覚めたら枕が濡れていた。

・Stray Kidsの動画を見る。先週から溜めていた分を一気に。ヒョンジンのダンスレッスンの動画を見て改めて色気のある人だなーと思った。

・友人と今年どこか海外行きたくない？という話をする。去年あたりから色んな友人とこの話をしている気がする。よし！纏めてみんなで行くか！と考えたのだが、別にその友人たち同士に面識はないし、私含めほとんどが大人数での行動か苦手なので、やっぱり1対1で行くのが一番だ。

・海外もいいけれど生きているうちに47都道府県制覇するという目標がある。移動での通過は含まずきちんとその土地に降り立ち、名物を食べたい。ちょっと前まで友人とルーレットで目的地を決め、何かひとつテーマを設定して旅をしていた。その子は去年結婚し、今年には子供が生まれるので気軽にそういうことができなくなってしまった。岩手ではひたすら洞窟巡りをして、秋田では3日間で全ての道の駅のソフトクリームを食べ、東京ではこれまた浅草でクリームソーダ巡りをし、栃木では旅行中餃子しか口にしなかった。青森で恐山に行ったときは「ここは遊びで来るところではないな」とびしばしと肌で感じた。多分もう二度と行かないだろう。毎回旅の終わりにルーレットを回し次の目的地を決めていた。次回は静岡県ということは決定しているのだが、いつ開催されるのかはわからない。

・47都道府県もいいけれど私は生まれ育った岩手県の市町村、全部行ったのだろうか。行った気がするな。でも改めてそれぞれの地域を満喫してみたいかも。…ルーレットのアプリ、まだ消してなかったはずだな。