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(まともな)会議や授業にちょっとだけ遅れるのはとても損だとおもう話

もうタイトルどおりとしか言いようがないんだけど、いちおう説明しますね。僕自身は企業にいたことがあって、今は教員をやっているので両方とも経験があるのだけど、たまに「会議にいつもちょっと遅れてくる人(ここではとりあえず、リーダー以外の話です)」とか「授業にいつもちょっと遅れてくる学生さん」っていうのがいて、もったいなと思うんですよ。ちょっとと言うのは1、2分のことで、要するに「少し意識すれば時間通りに来れるはず」というのを指してます。30分遅刻とかは話が別ですね。それぞれ事情があるだろうから。

さて、(まともな)会議の最初の1,2分間っていうのは、だいたい何をやってるでしょう? リーダーが「それでは製品企画会議を始めます。最初に確認ですが、今日は企画決定の最終判断の日です。」みたいなことを言ったりしますね。

ところがたまに、たとえば「ご存知の方も多いと思いますが、今朝、競合製品が発表されました。そして先ほど、その検討のために企画の最終承認を明日に延期するとの指示が社長からありました。今日は緊急ですが予定を変えて、我々の強みの再確認をします」みたいな話をする場合があります。最初の1分くらいで。

さて、議論が始まります。誰かが2分遅刻して入ってきますね。【もしも遅刻した人が天才クリエイターだったり、この会議のキーパーソンの一人だったら】たぶん、リーダーが丁寧に説明してくれます。「**さん、実はこういうわけで今日は、・・・」。でもそうでなかったら、そのまま進みます。あるいは、ものすごく端折った説明をされます。「あのさ、今日はまだ決めなくていいことになったんだよ」みたいな。リーダーがうっかりそこで丁寧に説明を繰り返すと、めずらしく時間どおりに来てた天才クリエイターがイラッとした顔をしたりするからね 笑。というわけで、遅刻した人は、今一つピンとこないまま参加することになりますね。

一応僕も今は教員なので、ついでに授業の話もしますね。たとえば、翌週がテストだという時、授業の最初をこういう形で始める場合があります。「来週テストなのはわかってると思うけど、授業を始めてしまって言い忘れるといけないので、最初に言っておきますね。来週のテストでよく勉強しておいてほしいのは、**の部分です。それでは授業始めます。」 これで、1分くらいですね。この辺で講義室に入ってくる学生さんがいます。これ、本人は損したことに気づきにくいんですよ。

作り話みたいに聞こえるかも知れないけど、誇張してるのはちょっとだけです (^▽^;) あと、(上のような僕の授業がまともかどうかはさておき)、会議については、まともな「普通の会議」の場合の話です。会議というよりは、「少し長い時間をとって、ちょっとはお菓子なども食べて発想も柔らかくしながら、ラフにやるディスカッション」とか、まともじゃない「時間通りに始まらないし、目的もはっきりしない会議」の場合は、必ずしも当てはまりません。特に後者については、遅刻というより、欠席でいいよね 笑。

蛇足ながら、会議が連続してる時とかは、後の会議をちょっと遅刻するほどなら、「すいません、次が」とか言いながら、前の会議をちょっと早めに抜けちゃった方がいい場合が多いと思うな。遅刻とちがってこの場合はタイミングを選べるし、会議の最後に大転換することはまずないからね。ただ、ついでに「次回までの宿題ってありますか?」とか、あとで議事録にある宿題を確認するのは必須。遅刻とちがって、こちらは簡単に挽回できるんですよ。

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