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2024.09.20輪島/珠洲

2024年9月20日金曜日
輪島と珠洲に行きました。

きっかけは7月15日に開催された「なわをなう」というトークイベントです。
瀬尾夏美さん小森はるかさんが金沢に来られて能登地震についてお話しされると言うことで参加しました。

能登地震から半年
「災害を記録ことと表現」がテーマ

金沢で暮らして4年目だけれど
珠洲では滞在制作をしたけど
…自分なんかが触れて良い問題じゃない。

なぜなら私は大切なものを失っていないし、金沢の家も大して被害に遭っていないし、元旦は帰省していて名古屋にいたし。

きっと私みたいな「気になるけれど、少し離れた場所の災害に対してどう向き合えば良いかわからない」人々は沢山いて、会場に溢れるほどの人が集まりました。

東日本大震災を記録してきた人々のトークを聴き、会場に集まった人々でディスカッションを行い、私も能登を記録しようと思いました。
作品作りとか、地域交流とかではなく、まず、記録。

能登の状況がガラッと好転するような働きかけができる力はなくとも、今、困っている人がいるんだ、復興が行われているんだ、と実感するために向かっても良いと思えました。

撮影した写真/輪島

完全に道路が塞がれている
クレーン車がたくさん稼働している
ヒビが割れ、凸凹な道はたくさん
建物の崩壊
後ろを振り返ると静かな海
かなり重そうな石塔
落ちてきそうなガラス
地面が盛り上がってぐちゃぐちゃなタイル
一階から抜けたビル
平衡感覚が狂う
この状態のまま9ヶ月経つのか…

人の暮らしがあるため、仮説住宅は撮影しなかったが、今日の大雨でその仮設住宅も水害に遭ってしまったらしい。
道路の瓦礫も水に流されていることだろう…これらの写真よりさらに、事態は深刻になってしまった。

撮影した写真/珠洲

臨時休業だった海浜あみだ湯さん。大雨の被害で9月いっぱいはお休みとのこと。
隆起した砂浜
波は静か
横から見るとわかりやすい隆起
砂浜の上に広がる海
砂浜が狭まる
ヒビが入り、天然のパズルのような石が沢山
ごろっと大きな石も沢山

変わらない漂流ゴミと、違和感を覚える自然。
もしかしたら地震関係ないかも知れないけれど、自然に対して変だなって思うことはなかなか無いので、地震のせいっぽい。


最後に

トークイベントで、能登から来た人が「世間から忘れられている気がする」とおっしゃられていた。半年しか経っていないのに、だ。
記録すると言うことは、私は忘れないという決意にも繋がるし、あなたも覚えていてねと伝える手段にもなる。
能登の人じゃ無いから、被災していないから、災害に詳しく無いから…いろいろな要素に引け目を感じてしまうが、“部外者”であるからこそ、被災地に赴くことが大事であるかもしれない。

今回は日帰りで訪れたのであまり観れていませんが、また11月に友人と行こうと思います。

輪島でいただいたご飯

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