露と枕WSオーディションをやるよ!

どうもです!露と枕の井上瑠菜です!ご無沙汰!はじめまして!どうも!
あけおめです!ことよろです!

さてさて表題の件でございます。どどん。

露と枕、WSオーディション開催します💜

露と枕WSオーディション2022参加者募集画像

詳細(HP):https://tsuyu-makura.amebaownd.com/posts/31226157?categoryIds=725735
応募フォーム:https://forms.gle/AowGb1m4pmhezmSu5


てなわけでWSオーディション開催します!
2022年2月16日~18日、1回約3時間程度、6コマです。参加費無料!! 露と枕の本公演(6月上演予定)と番外公演(11月上演予定)に出演していただける方を探していますということと、ふつうに一緒に稽古して下さる方を探していますという催しです!

テーマというかコンセプトというか、今回は
「露と枕の作品をあなた色に染める!」っていうのがスローガンです。
作品を読んできてもらって考えたこととか、その場でお話したこととかをもとに、「あなたなら」どうするか、どうしたら素敵になるのかなっていうことを、一緒に考えていきましょ!

たくさん失敗してたくさん気付きたいという気持ちです。ぜひぜひ遊びに来てね! 待っております!



さてここからは、奮ってご応募下さい! という気持ちを、公式HPに載せなかった分語るという感じです。
長いんで好きに読み飛ばして下さいね! 

ではまずは、公式に載せた文章をご覧ください。

露と枕、2022年度公演のオーディションも含めたワークショップオーディションを開催いたします!
ここ1、2年の情勢で、皆さんの生活や演劇活動、ご自身にも大きな変化があったかと思います。
露と枕も例外ではありませんでした。変わりゆく時勢の中で、何とか創作の糸口を見つけて活動しています。そして、ちょうど構成員も人生の変わり目を迎え、何人か新しい門出を見送る時期でもありました。
2022年になって、露と枕の私たちも旅立っていった仲間に負けていられない! と思っています。どんどん新しく突き進んでいきたい! そのためには、新しいみなさんに出会うことが必須なのです!
今回の企画はワークショップオーディションという形ではありますが、「あなたのことが知りたい、わたしたちのことを知ってほしい」というコンセプトで立ち上げました。
是非、あなたが演劇を作っているのだということを教えてください。私たちも、演劇を作っているのだということを楽しく伝えていきたいと思います。
たくさんのご応募、心よりお待ちしております! 稽古場で会いましょう!


たいへんな世の中です……

さてさて、いまも結構大変なご時世となってしまいました。
私、王子小劇場の職員も勤めているのですが、諸々の状況があり公演中止を決めてしまう団体さんをたくさん見てきました。でも、昨年の秋冬は結構たくさんの団体さんが千穐楽まで上演出来て、すごく嬉しかったです。
そんな矢先のこの状況なんで、また上演中止を決めざるを得ない団体さんがいること、本当に本当にやりきれないというか、悔しいというか。
かく言う露と枕も、20年11月公演は途中で公演中止って感じだったので、余計に。だし、絶対に誰も悪くないし演劇をやると決めた以上仕方のないことです。いま、これだけは絶対と思っています。

話を戻します。ちょっとワークショップオーディション、開催迷いました。
またどうなるかわからないし……いろいろ。自分たちが感染するリスクもそうだけど、万全の体制を整えたとしても皆さんにリスクを負ってもらわざるを得なくなる、というのが一番うおおってなります。
今やる必要があるのかどうかとか、今やらなくても良い方法を探した方がいいんじゃないかな、とか。

でもやっぱり、そういうものに色んな人がぶち当たってきてて、私はそういう中で有観客での上演を決めてきたし、演劇を作るって決めてきたんだから、
「やる必要」とか「やらなくても良い方法」とか考えても出てこないんです。だってやりたい気持ちはほんとうだし。「やれる方法」を真摯に考える他ないなと、思ったわけです。
ただ、皆さんもご承知おきかと思うんですが、「(許される範囲で)やりたいからやる」と「(状況的にやめなきゃいけない/出来ないけど)やりたいからやる」は違うので、私たちの状況や情勢によっては中止を判断する場合もあります。それはご了承いただきますようお願いいたします。


で。なぜそこまで「やりたいか」というお話なんですけど、純粋に「お久しぶりの人と、はじめましての人と、稽古がしたい!」と思ったのが正直なところです。



机の上から出なきゃ

わたし、創作期間のほとんど、家に引きこもって本とPCとノートを机の上に広げて過ごしてしまうんですけど、稽古しなきゃ分かんないことの方が圧倒的に多いんですよね……当たり前ですけど……
しかし稽古では緊張しまくる。うまく話せない。みたいなことがたくさんあって。
こんなんじゃだめだ!と去年決意したわけなんですが、どうにも踏み出せませんでした。
だってわたし、確立したメソッドもなければ圧倒的な才能もあるわけじゃないのにWSなんか出来ないよ……!!みたいな。

でも違うんですよね。そういうのって稽古で獲得するもんです。出来ないから稽古しない、じゃなくて、出来ないけど稽古するしかありません。
そのためには、ぜんぶ完璧に出来るようになるとか考えずに(考えてました)、たくさん稽古するしかないです。何か成功するとか思って稽古しちゃいけないんだなと(成功しなきゃって思ってました)、たくさんの失敗と無駄に思えるような時間こそ稽古には必要なのだと、机上で思ったわけです。
それはもう試してみるしかないし、試さないと分かんない! だってこれも机の上の結論だもの! 身体動かしたい! 稽古させて!!
……というのが、ひとつめの理由。


わたしは出会い厨になる

もうひとつは、公式で書いた通り、どんどん新しく進んでいきたい!という気持ちからです。
最初は大所帯ではじまった露と枕なんですが、就職を筆頭に目指す方向が変わった仲間たちが、いままでたくさん旅立ってゆきました。
言うて大所帯ではありますが、社会人になってなかなか携われない構成員も中にはいるわけです。「減ったな~」っていうのが正直な感想。

あえて言いますが、悪いことではないと思ってます。こればっかりは因果だしご縁です。寂しいし後悔もたくさんあるけど、選択したのは彼ら彼女らであり私であることは誰にも咎められないと信じているので。
だから、ではないけど、負けてられない!って思います。選択をして新しい道に歩みだした彼らに、井上何も変わってないじゃんとか思われたくない。私だって露と枕のなかで、ちゃんと選択して新しい道進んでいきたいんです。

やっぱそのためには稽古したいし、新しい人と一緒に稽古してみたい。そして、ご一緒したことある人とも会ったことある人とも、いまの私にも、“出会いたい!”って感じです。
何だろう。わたしの新しいところを見つけてほしいし、みなさんの新しいところを見つけたい。劇団員もそうです。それでさらに、露と枕の作品の新しい部分を見つけてみたい。それって”出会う”ってことだと思うんです。
だからこそわたしは出会い厨になる。これから知るためのきっかけとして、まずは出会う! 
みなさん!!! わたしと出会ってください!!



無駄な”気がする”稽古

はてさて、そんで結局何をするの?ってところなんですけど、正直まだガッツリ決まってるわけではないです。
過去作品のシーン稽古をしてみたいなとか、普段やってる(ここ1年くらいやってないかも?)作品作りのためのエチュードとか、他己紹介とか……メニューはちょっと考え中です。もしかしたら新作の冒頭とか書くかもです。まだ分かんない。

でも目標は決まってます! 今回の目標は、「たくさん気付く」……これに尽きます。
前述した通り、私は「何か成し遂げなきゃ」「何か与えなきゃ」みたいな意識が稽古の中で強く、それで動けないことが多々あったって感じです。結構皆さんの中にも、「このWSでこれを得なきゃ」とか「今回の稽古でこれを達成しなきゃ」とかって思いながら稽古してる方もいらっしゃるのではと思います。
私が机上で想定しているうえでは、「それは無理!」という結論が出ました。「何か得たらラッキー! 99%は無駄な“気がする”時間のはず!」って。思考の過程は色んな回り道をしてしまったので飛ばしますが、「無駄な“気がする”時間」ってつまり、「こんなこと話してて意味あるの?」とか、「そんな想定ありえないでしょ」とかそういう時間のことです。あんまり前に進んでる感じのしない瞬間って言えばいいんでしょうか。答えが明確じゃなくてちょっぴり不安な時間っていうか。
(これ、わたし基準なのでもしかしたら違う表現の仕方が適切かもしれません。私は焦って結論を急ぐタイプだし、結論出ないと動けないタイプなので……もしかしたら誰かにとっては、「普通の稽古の時間」ってことかもしれません。気になったら参加してくださいね💜

無駄な“気がする”稽古と真反対に、以前私が目指していたのは「プランがめちゃしっかりしてる稽古」でした。スタートとゴールがある程度決まってて、ほぼ誘導尋問みたいな感じで作ってくやつ。
そういう稽古って、滞りなく進むとめちゃスッキリするんですよ。だから満足しちゃうんですよね。小さな気付きや綻びを見落としてても分かんないんです。だってスッキリしちゃってるんで。何か気付いても想定内だったりします。結局机に向かってるのと変わらないのです。
それってとっても勿体ないし……スッキリするために稽古しているわけではありません。だから想定外を探すためには、無駄なことたくさんやった方が効率が良い……はず!
(これも机の上の結論なので、今回で変わるかもしれません。ワクワクしますね!)

というわけで今回はたくさん「無駄な気がする」稽古をしていきたいな、とも思っております。みなさんも「無駄」を恐れず、自由に稽古場にいてほしいなって思います。何かに気付き、ただそこにあるということだけを認められれば、今回はモウマンタイなのです◎


あなた色に染める

さてさて、とはいえオーディションです。一応「やってほしいこと」みたいなものもあります。WSとして、ちょっとした稽古として来ていただく方にも、指標の一つとして気に留めていただければと思います。
私が皆さんに求めることは、テーマとして掲げている「露と枕の作品をあなた色に染める」ことです。

露と枕は「優しい悲劇」「壮大で繊細な夢物語」「純愛と依存の肯定」……というキャッチコピーをつけたりつけなかったりしています。
他にも創作の根本として、「閉塞的かつ陰鬱な集団の中で特異とされている/特異であると自身が感じている主人公」とか、「死してなお変わらぬ永遠の愛=フィクション」とか、「舞台ひいては環境・劇世界の理屈と登場人物の理屈は隔絶され、世界の話から個の話へ移行すれば悲劇になる」とか、一応こちらに付け足しておきます! ご参考まで!

過去作品のあらすじなどはこちらです

まあまあ、そういうわけで結構薄暗い感じの話が多いし、重い感情を扱うことの多い露と枕作品ですので、「うえっ」て思う人少なからずいるんじゃないかしら。THE会話劇ですし、特に明るくしようという気持ちが私にないので、ダイレクトに暗いです! ただたまに登場人物をバカにする気持ちが混ざります! 何だろう、ツンデレなんだと思います! 自分!

どの言葉をどう読んで、どう作ってくるのかっていうのは人によって変わると思います。思いっきり滑稽にしていただいても、可哀想にしていただいても構いません。あなたの好きなように解釈して演じてみてほしい。作家や演出家になったつもりで染めてみてほしいです。
というのも、次回から作品の趣向を少し変えようと思っているので、みんなが露と枕の作品でどう遊ぶのか見てみたいし、みなさんの解釈に拗ねたり笑ったりしたいです!
私も皆さんに私の色を見せびらかしてやりたいと思います! そんで、きみにこの色は似合わないよとか、きみにはこっちの色の方が似合うんじゃないかなとか、お互い言い合えたらオシャレですよね! そういうのを目指してます!


最後に

長々と失礼しました! 読んでくれてありがとうです!!
ここまで読んだってことは応募するってことです! ありがとうございます!

まだまだ未熟な私なんですが、未熟さを一緒に楽しんでいただければと思います。楽しく一緒に演劇やりましょうね!
あとあと、「いけねえんだけどいつか稽古はしてみてえぞ!」みたいに思ったら、TwitterのDMとかにご連絡下さい! お待ちしてます。

それでは。稽古場で会いましょう!

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