「何でいまそんな暗い話作ってんの？」

こんばんは。おはよう？　井上瑠菜といいます。
演劇で暗い話を書いたり作ったりしています。

露と枕という劇団を主宰しています。暗い話を作るとこです。
そんな劇団の本公演・露と枕Vol.6『鼬を噛んでくれ』があと15日で開幕するぞ！　ってことで、お芝居ももりもり作ってるし、何か語りたい気分なので語ります。
素面で書いてるんですけど寝不足なんでちょっと語尾語頭口調全般キモいかもしんない。ごめんなさい。大体表に出す文章はキレーにして出すんですけど、せっかくだしちょっと砕けたというか、普段ぽいやつを出そうと思います。いまじゃないと書けない気がする。せっかくだし書きます、雑に。

さて本題。

「何でいまそんな暗い話作ってんの？」

……明確に誰に言われたとか、ムカついたから筆をとったとかではありません。言われたことあるのかもしれないけど忘れちゃいました。
あと何かもやもやしてるとかいらいらしてるとかでもないです。単純な疑問……？　なんか漠然と。もうひとりのるなちゃんが問いかけてきたんです電車ん中で。

「何でいま？　暗い話作ってんの？」

裏には「こんなつらい時期だから、お芝居の中では楽しい時間を過ごしたいよ、みんなだってきっと。」という気持ちが多少。
観に行く人も観に行きづらいですよね。この時期に暗い話かぁって。折角の休日に観に行って暗い気持ちになって帰ってくるの、私も嫌ですもん。
そこまで分かってて、私なんでこんな暗い話作ってるんでしょう。

「いまだからこそ感じた暗い気持ちをお芝居にのせてるの？」

自問自答したんですけど、答えはNOです。
これは、まあ、ぶっちゃけ私如きが感じた暗い気持ちなんか話にのせても一ミリも面白くないと思ってるからなんですけど。いままでに私が感じた暗い気持ちなんて、あまりに凡庸でくだらなくて浅はかなんです。お恥ずかしながら。
余談ですけど、私自身、自分のことを思考して言語化するのがすこぶる苦手で。未だに自分という人間のことが分かりません。人間誰しもそうかもしれないんですが、自分という人間を創作にのせるにあたり、その才能があまりになさすぎて。やってみても「つまんねーな」って終わっちゃいます。
あと、昔から何を作るにもちょっと暗いので、特に関係ないんだろうなと思います。もともと暗い話作るひとです。

「暗いひとなの？」

どうでしょう。私の知り合い10人に聞いたら7人は「暗い」って言う気もしてるし、2人しか「暗い」って言わない気もしてます（他人が見た自分も良く分かりません。「何考えてるか分からない」とよく言われます）。
ただ私は私のこと暗いとか思わないです。結構根アカだと思ってます。自己評価高！
話してみると意外とケラケラ笑います。ツボ浅いんですよね。いままで付き合った人にはことごとく「笑顔が可愛い」と言われてきました。笑顔が可愛いんだと思います。あと優しいも良く言われた気がします。優しい人間です。
話脱線しまくってごめんなさい。
まあとにかく、別段暗い感情をのせてるわけでも暗い人ってわけでもないと思ってるんで、ちょっと別のことを考えて暗ーい話を作っています。

だっていま何観たって傷つくじゃん

みんなつらいし。自分のことバカにしたけどつらいですよ。超飲み会したいもん。ディズニーにだって行きたいし祭りにも行きたい。やば、夏満喫してなくね？
楽しい話の方が良いんじゃないかってもうひとりのるなちゃんが言った話もしましたけど、結局、傷ついてたら何見たって傷つきません？　わたしすごい嫌な気持ちの時に明るい話観たときめっちゃ傷つきました。「こんな世界、私の中にはもうねえよ」って。

何作ったって結局傷つく人のこと考えると自分何やってんだよって吐きそうになりますけど、観た人が傷ついたとしても、この時間は傷つくだけ傷ついて消費してみようかなって思える、そんな暗い話を作りたいなって思ってるんです。自分とはちょっと離れててでも近くて、しんどくて苦しくてつらい世界で、ほんの少しだけ救われたような気持ちになれた方が、かえって物語として割り切れると信じてるんです。私は。

あと、勿体ないし、傷つくから観ないって。いまはだって配信もあるし観ようと思ったら観れちゃうし、逆に。自分で言うのもなんなんですけどすげーいい作品になりますこれは絶対。5時間くらい語れる。飲み会したい。

ただ、まあ、そんなん求めてるの私だけかもしれないっていう思いはずっと消えないんですけど。もし「そうだな」って思う人がひとりでもいたら、なんだかほっとするし、嬉しいです。
（観ていただけるのがいちばん嬉しいですけどね！）

（一応公演内容と予約ページ貼っておきますね？）

👻公演詳細👻

事前精算(ｵｽｽﾒ!)　／　当日精算　／　配信

夜分に長々すんません。
こんな唐突にnoteはじめていいの？　まいっか。
風呂入って寝ます。また何か気が向いたら書こうかな、だらだらと。
おやすみなさい。