見出し画像

インフルエンザとコロナは、ただの風邪か?

そんなわけないでしょう。
そこまで言って委員会での議論についての感想です。

まず思ったのは
特措法などの改正による罰則の対象者についてです。

なんで休業要請に応じたくても応じられない
苦しい経営を余儀なくされているお店に、
さらに塩を塗るように罰則なんですかねー。

お店、なんか悪いことしました?

感染防止にできる限りの努力をしていませんか。
休業要請に応じることも含めて。

でも、お店に罰!?おかしくないですか。

そもそもこんな状態を作り出したのは誰なんですか。
罰を与える相手が違っていませんか。

よく言われるようになったのは
マスクしないで大声で騒いで、

その飛沫の飛散により感染拡大に
至ったというものです。すると誰が悪いんですか。

モラル、常識に欠ける一部の客ですよね。
罰するのはこちらじゃないですか。今更ですが。

今更ですが前に提唱した見張り組を

見廻組にして不道徳者を通報するようにしてはどうでしょう。

これなら休業要請する必要もなく
お店は通常営業できますし、

見廻組の人件費程度ですから
お金がほとんどかからず
地方自治体の出費も抑えられます。

新撰組が会津藩お預けだったように
見廻組は自治体お預かりとします。
これで見廻組は御公儀となります。

なんの権限もなく勝手に
”なんちゃってヒーロー”
やっている連中とはわけが違います。

”なんちゃってヒーロー”は
法律違反者ですからね。

では見廻組の活動が
どんなものか見てみましょう。
例えば、こんな感じです。

お店は入店客に
1、会話時はマスクをする
2、食事中は無言
3、バカ騒ぎ大騒ぎしない
などの注意事項を紙で提示した上に
口頭でも伝えます。

もしこれに違反した場合は
躊躇なく見廻組へ連絡することも伝え
納得した客のみ入店を許可します。

それで、もし違反した客がいた場合
通報して見廻組に来てもらいます。

見廻組の注意警告にもかかわらず
非常識な不道徳行為が止まない場合は
次は本気の行政通報になります。

警察への連絡も状況の応じてありです。

注意事項の明示に対して、
その内容に同意した者の違反は
立派な営業妨害という法律違反になるでしょう。

見廻組は第三者ですから
事件の証人ということになります。

また自治体お預かりの身分の者に対して
暴言を吐いたり威嚇行為をしようものなら
公務執行妨害にも相当するでしょう。

いかがですか、
これで感染防止と経済の両立が
図れるのではないでしょうか。

さて、ここから話題がガラリと変わります。
ここからがメインです。

病床数は諸外国よりも多く
感染者数も少ないのに
なぜ入院できないのかという話題で

ざっくり言うとインフルエンザ並に
民間医院が受け入れないためだという
命題が提出されました。

これに賛同したのが森岡毅氏です。

森岡氏は
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
再建をしたマーケッターらしく

その手法が数学マーケティングと
呼ばれるものだそうです。

その彼がインフルエンザと同様に扱って
何が悪いというわけです。

まず丸田佳奈医師が民間での受け入れの
難しさを説明されていました。

これに対して彼の持論は
インフルエンザで
毎年1万人以上が死んでおり

感染者数もコロナより全然多いのに
なぜ受け入れらないのか

明確な違いを説明して欲しい
と詰め寄っていました。

丸田医師はインフルエンザとコロナを
比較するのはナンセンスと言った後

それ以上の説明が他の人の発言のため
遮られたので猿でもわかるような解説が
できぬまま終わってしまいました。

そもそも何でインフルエンザとコロナと
比較するのでしょうか。

おそらく両者とも風邪のようで
他に比べるものを見つける努力もなく

単純に身近で似たような症状のインフルエンザを
持ってきて安心しようという心理が働いたのでしょう。

人は未知のものに接すると
恐怖心から自分が知りうる
類似するものをあてがい、

「あー、これと同じだね」と
自分のテリトリーの中のものと
類似だから大丈夫と安堵します。。

自分の物差しを持ってきて測って
安心感を得ようとするのです。

自分の物差しで測れないものに出くわすと
途端に思考停止に陥ってしまうのです。
その表れがインフルエンザとの比較なわけです。

でも、インフルエンザ感染症とコロナ感染症は
全く別の病気ですよ。

よーく考えなくてもわかると思いますが
味噌とクソって同じですか。全然違いますよね。

天然痘は顔に発疹が出ます。
ニキビも顔に発疹ができますよね。

天然痘の発症者数とニキビの患者数を比較して
ニキビでの死亡者数が少ないから

天然痘の治療をしなくてもいい
という結論になりますか、死にますよ。

病気、病名がそもそも違うことに
すぐに気づきますよね。

なのに何でインフルエンザとコロナを
同じ土俵に上げるのでしょうか。
不思議ですね。

丸田医師がナンセンスと
一言で片付けた理由がこれでわかります。

いやいやいや、どちらも感染症じゃないか
という人もいるかもしれません。

じゃ、エボラや我が国が世界に誇る
野口博士の黄熱病も

(NHKのフランケンシュタインの誘惑によると
あまり誇らないほうがいいらしい)

感染症なんですけど
なんでそれらとは比較しないのって
ことになります。

ネット情報で恐縮ですが
インフルエンザウイルスとコロナウイルスは
見た目からして違っていました。

病名が違うから当然症状が違います。
ウイルスが違うから症状も違うのは当然です。
同率で比較すること自体間違っています。

比較するならせめて同じ種類のもの
この場合はいつものコロナ(普通の風邪)と
比較すべきでしょう。

これで新型コロナが普通の風邪や
ただの風邪ではないことは
明々白々になったことでしょう。

こちら ↓を見るとインフルエンザとコロナは

種類からして違います。

ウイルス自体違うのに
単純に比較しちゃうから
話がおかしなことになるのです。

森岡氏は数学マーケティングで
経営戦略をお立てになるそうなので

脳の思考もそうした方法をとるのが
好きな傾向にあると思われます。
思考回路がそうなっているのでしょう。

そこで、今回のインフルエンザとコロナの件を
どのようの思考したのか推論してみたいと思います。

経営戦略においてセオリー通りにならば
まずゴール(目標、命題、課題)を決めます。

そして、スタートからゴールに
至る道(解決策、アイデア)を
いろいろ考え最適解を得ようとします。

もちろん、最適解を得るためには
入念な情報収集と分析が必要です。

あとは実践してみて
途中に思わぬ障害が出てくれば
随時対応してゴールまで導くことなります。

ここで重要なことは
ゴールという最大値が
決まっているということと

前提条件も、そんなに
コロコロ変わるものではない
ということです。

最大値が決まっていることが
なぜ重要なのかというと、

彼が使っている
数学マーケティングとやらは
確率論に基づいているようだからです。

最大値が決まっていなければ
議論ができないのです。

サイコロを振ったとき
1の目が出る確率は普通1/6です。

しかし、これはサイコロの目の数(最大値)が
6個あるということが前提です。

もし、確からしいサイコロの目が
10個あれば確率は1/10になります。

全事象(最大値)が決まっているから
確率論が展開できるわけです。

逆を言えば
最大値の外にある事象については
何も言えないということあり、

彼の数学マーケティングは意味をなさない、
何の役にも立たないということです。

以上を踏まえて彼がどんな思考をしたのか
彼の頭の中を覗いてみましょう。

本当は様々にシミュレーションに基づき
確率計算して最適解を得るのだろうけれども

その部分は割愛して直線的かつ
単純な前提条件により結論を導きます。

ゴールの設定:
「感染者を物理的キャパシティのある医療施設に
入院させるにはどうすればいいか」。
         ↑
事象:
「インフルエンザは毎年1万人以上が
死んでおり感染者数もコロナより全然多い。

にもかかわらずインフルエンザは
民間医院で診察、入院が可能だ。

ならばコロナも
インフルエンザと同等の扱いにすれば
入院できるのではないか」。

成功確率を上げるには厚労省などの
関係機関にはたらきかければ
コロナをインフルエンザ扱いにでき
民間医院でも入院可能になる。
      ↑
スタート:
「民間医院には病床はある」。

これでゴールの達成というわけです。
経営戦略としては間違っていないでしょう。
経営戦略としては。

なぜなら
経営コンサルタントの仕事は
ゴールの達成であり、

ゴールさえ達成できれば
手段はなんでもいいわけで、

ゴールの達成を持って
コンプリートするからです。

経営コンサルタントとしては
これでいいんですけどね。

ところが、丸田医師の懸念は
ゴールの向こうにあるのです。

すなわち、民間医院で
クラスター発生したらどうするの。

専門チームでも慎重さを要求されている
ゾーン分けを経験のない人がやって大丈夫なの。

そして、失敗したらその責任は
誰が取るのなどなど懸念材料満載です。

実際に確か北海道の大学病院で
学長と病院長がクラスターをめぐって
確執がありました。

もうこうなると医学の問題ではなく
人間界のゴタゴタで完全に場外乱闘状態です。

このようにゴールの達成を
持って終了する経営コンサルタントと

ゴール以降のことを考えている
医師が全く噛み合わないのは当然です。

それでは、森岡氏の質問に
丸田医師に代わってお答えしましょう。

インフルエンザとコロナの明確な違いは
病気の名前が全然違います。これが答えです。
味噌とクソを一緒にしてはいけません。

さて、民間医院を利用すべき理由の一つが、
インフルエンザの方がコロナより
感染者数や死亡者数が多いというものがありました。

デイリー新潮?などというサイトも
同様な主張でコロナは恐るるに足りないのに

テレビ朝日のモーニングショーなどが
恐怖を煽って視聴率を上げようとしている
という論調がありました。

もちろん、民放ですし
資本主義社会ですから

そういう側面があっても
いたって不思議なことはありません。

やり過ぎなければ、許される範囲であれば
さしたる問題にもならないでしょう。

初めからモーニングショーと
”ショー”ですよと謳っているわけですし。

思うに新潮もモーニングショーに
反論した記事を書いて噛みつくことによって
バズリを狙っているではないでしょうか。

結局は情報を受け取った側の判断能力、
リテラシー力の問題であり

何を「信じるか信じないかは、あなた次第です」
ということになるでしょう。

モーニングショーが恐怖を
煽っているということですが、
むしろ、そちらの方がいいでしょう。

恐怖を煽って厳重に警戒して結果、
な〜んにもなかったとしたら、
そちらの方がいいと思いませんか。

「なんだよー、煽るだけ煽りやがって、あのヤロー」
とお怒りモードになるかもしれません。が、

しかし、お怒りモードになれるのも
命があったればこそです。

今のコロナの状態でも、そうですが
緩みが出て感染者、そして重症者が増加し
そのうちの何人かは死亡しています。

すなわち、コロナはただの風邪と
軽く考えて死亡してしまったら
お怒りモードにすらなれないのです。

命あってのモノダネ、
狼少年の方が、まだマシというわけです。

ちなみに、この記事は
変にバズることを目的しているのではなく、

記事への共感、共鳴をしていただける
レベルの高い賛同者を求めて書いています。

さて、感染者数や死亡者数の数字についてですが、
これは詐欺師がよく使う数字のマジックですね。

この数字マジックを意識的に
やっているのであれば
そこには自ずから悪意があり、

無意識でやっているのであれば
思慮に浅いと言わざるをえません。

コロナの方が感染者数などが
少ないという話の答えは簡単で
感染防止対策しているからですね。

毎年のインフルエンザの流行期にマスク、手洗い、
換気、パーテション、フィジカルディスタンスなどなど
感染対策していましたかって話です。

実際、今回季節性のインフルエンザと
コロナのダブル感染が心配されましたが、

インフルエンザの方は
ほとんど拡がらなかったですね。

つまり、コロナの感染防止対策が
インフルエンザの拡大防止に効果が
あったということです。

そう考えると新型インフルエンザによる
パンデミックの可能性はあるにしても

季節性のインフルエンザはワクチンもあり、
特効薬もありコロナと比較して
逆に恐るるに足りなかったということなのでしょう。

まとめますと、
季節性のインフルエンザは
風邪扱いしてもいいが

新型コロナはただの風邪ではない、
全然違う恐ろしい病気だということです。

そして、詐欺師、ペテン師の使う
数字のマジックに騙されないように
気をつけましょうということですね。


日本発(初)GAFA+Tへのご支援お願いします。教育革命で世界を変えるために努力しています。あなたのご支援で貧困、格差、災害、感染症などを減らすことができます。