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2019ベルリン観劇記録(1)『DIE ANTIGONE DES SOPHOKLES』

10月2日 

DIE ANTIGONE DES SOPHOKLES ソフォクレスのアンティゴネー

劇場 Neues Haus (Berliner Ensemble)

作 Bertolt Brecht ベルトルト・ブレヒト

演出 Veit Schubert

舞台美術 Wiebke Bachmann

衣装 Isabel Waluga

ドラマトゥルギー Tobias Kluge

照明 Benjamin Schwigon

エルンスト・ブッシュ演劇大学との共同製作公演。ブラックボックス形式の新劇場。舞台下手に木の枠組みで作られた斜めの階調場があり、四角形の合板がところどころ嵌め込まれている。取り外しが可能で、途中全面がその合板で覆われる。上手奥にはオフィスにあるような椅子が並び、役者が座っている間は場面からハケていること意味する。上手手前では狂言回しがコントラバス、ウクレレなどを演奏する。

合板を嵌めたアクティングエリアの拡大縮小は、より効果的に演出されえた。洋の東西を問わず、若い役者の課題は「キレた」演技のアクセルとブレーキの調整。やり過ぎればその先が無くなり、結果単調になる。

アンティゴネー役 Aysima Ergün はドイツ座で上演中のルネ・ポレシュ演出 Cry Baby にアンサンブルの一人として出演中。

出演者の親御さんも多かったであろう観客席は暖かく、カーテンコールでは惜しみない拍手を送っていた。

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