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【ココロの旅#61】「メ-巡り会い/合い」-ワタクシの人生「イロハ帳」

 こんにちは、12月が往くのが速いこと速いこと!目抜き通りの電飾はとても美しく、楽しい冬の風物詩ではありますが、今年は浮かれ気分一色とはいかない事情もあります。どうぞ皆さん体調管理に留意なさって、安全にお過ごしください。

~今年のワタクシの「言葉」②~
この一年締めくくりに

1)一般的意味:

📖長い時間を経て、思いがけず求めていた人や事物に対面すること。

🐐前回の「赦し/赦す」とともにこちらも今年2020年に実感した言葉ですので、その②として書き綴りたく。

2)ワタクシの旅:

🛫スイスとの巡り合い

2020年が始まった頃は、某ウイルスの脅威も薄っすらとは聞いていたものの、まだまだ警戒心も少なく、世界中の人が国内外の旅行を楽しんでいましたよね。

当時近所に住んでいた昔の知り合いがスイスに住むことになったと知り、送別を兼ねて久しぶりに会いに行き、ワタクシはその場でスイス旅行を即決。宿は知人宅にお世話になるとして、航空券も休暇もさっさと手配しました。

このスイス旅行、まずは古い知人との「巡り会い」(偶然近所に住んでいることを年賀状で知る)から始まったのではありますが、スイスという国そのものが、まさに「巡り合い」でした。
小学生の頃、授業でスイスについて習ったときに、いわゆる「永世中立国」の持つ意味を当時は正確に理解していたかは定かでないのですが、とにかく「山も湖もある自然豊かな平和な国」という印象が、どういうわけか子供心に強烈に残り、それ以降ずっとスイスに恋い焦がれてきたのでした。

ところが、この齢までスイスに辿り着くことができず(笑)、本当にひょんなことから、スイスが目の前に現れた、というか再びスイスに巡り合うことになったのでした。

実際に訪れたスイス、
「とうとう来たぞ、スイス!」
という感激もありましたが、むしろ、
(表現がおかしいかもしれませんが)全身が合う、というこの感覚。
何から何まで
「ああ、そうだよね」
というこのフィット感(笑)。

旅行先で文化風習の違いに戸惑ったり、困ることは多々ありますし、そも、非日常の中に身を置いているわけですから・・・
が、こんなに自然体でいる自分は、これまでの旅経験からも初めてのことでした。日本各地を旅行していても、地域のしきたりや街の構造、交通事情などは異なりますから、しばしばアウェー感を味わうというのに。

「あぁ、ようやく巡り合ったなぁ」
という安堵感…スイス🌄

🐐で、その安堵感にすっかり油断してしまい、とある駅で階段からスっ転び、顎を切りました。しかも、いつもは加入していく旅行保険をケチったことから、病院に行けず、周囲の方の優しい応急処置と市販の薬で乗り切りました。図らずもマスク生活が続いているので、辛うじて傷跡を隠せていますが(苦笑)

🪔言葉との巡り合い

以前にもご紹介した、「ラルフ・ワルド・エマーソン」先生、ワタクシの心の師匠です。

ある日、昨年秋に偶然に新聞広告で「「自分を変える」ということ アメリカの偉大なる哲学者エマソンからの伝言」という書籍を知り、そのまま本屋へ直行し求めました。この本は、二人の人物が各々の人生について、エマーソン先生の言葉を引用し軸にしながら語り合うという手法をとっていますので、先生の言葉については著者などによる解釈が多分に入っています。

2020年はエマーソン先生の著作(訳書)を求めて読みました。
「自己信頼(原題:Self Reliance)」という本ですが、一文一文が実にみずみずしい!きれいな空気を吸い、澄んだ水を飲むような、そんな感覚を持ちました。
訳者の方の素晴らしい力量が奏功しているということですが、訳者の前書きからは、ご自身がエマーソン先生の言葉に感銘を受け、魂を込めて訳したことが分かりました。

全ての章が、エマーソン先生の理性的且つ人間味のある視点が窺える、そして心を揺さぶり鼓舞してくれる文章に溢れているのですが、今回はこちらをご紹介します。

「私は罪をつぐなうのではなく、生きることを全うしたい。私の人生は生きることそれ自体にあるのであって、見せ物にするためにあるのではない。華やかだが、腰の定まらない人生よりも、程度は低くてもいいから、偽りのない、まっすぐな人生の方がいい。健康で快適な、食事制限も治療もいらない人生を送りたい。」(出典:「自己信頼」関岡孝平訳

エマーソン先生の著作は、説教じみた人生訓というよりも、この文章の最後のくだりにある「心身の健康が第一」のような、極々現実的な事柄が随所にありますので、知らず知らずのうちに心に入ってくる・・・

「そう、そうなんです、欲しかった言葉は。やっと巡り合いました…」
という安堵感…エマーソン先生👨

🐐ただ、エマーソン先生はこの著作の中で「旅は愚か者の楽園である」とお書きになっているのですが(苦笑)。ワタクシなりの解釈では、どこへ行こうとも「己は己ということを忘れるな」ということかと...

🤝人との巡り会い

2020年も多くの方と新たにお知り合いになりました。
ありがとうございます。

これは、ここ数年のことでもあるのですが、接する方々が実に多様であること。皆さんお持ちの背景やスキル、特技、感性が見事に異なるということ。

そして、会話をする都度、
「あ、この人とは分かり合っているな」
と実感する方々からは何かを得ており、ワタクシに足りないものを明らかにし補ってくれていることが分かる。

「あぁ、確かに、巡り会いましたねぇ」
という安堵感...皆さま方🙏

🐐エマーソン先生の言葉:
「誰かを心から助けると、必ず自分自身も助けられている。これは人生で最も美しいお返しである。」

3)おまけ:

こちらの映画、自分自身を見つめる時に、ちょっと役立つかもしれません、ご参考までに。

《めぐり合う時間たち》



<今日の美>

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