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#112読書から旅する(13)

今週はこちらを読んだ。

誰がかまうもんか?! ―ラメッシ・バルセカールのユニークな教え―
ブレイン・バルドー 著/高木 悠鼓 訳

「ラマナ・マハルシ」という聖者の著書を図書館の蔵書で検索していたら、この「ラメッシ・バルセカール」の本がヒットしたため借りて読んだ次第。

また、「ラマナ・マハルシ」に興味を持った理由も、ウェブ上で他のことを検索していた際にその肖像画像が現れて、その優しく深い眼差しに惹かれたからだった。ただ、あいにく聖者の著書は貸出中だったため、ラメッシさんの本を読むことにした。

特にインドの思想家について学びたかった訳でもないので不思議な動機だが、これもご縁か🙏

さて、本の内容だが、ラメッシさんが疑問に答えたり、対話した内容を編纂したもので、古代ギリシャの哲学問答を彷彿とさせた。質問者の問いが答えの周りをぐるぐる回っているのが、分かる。

氏のお話は次のようなもの(非常に簡単な私なりの要約だが)
この自分は、自分という役をこの世界や日常という映画の中で演じている。
全ては源泉・創造主により謀られ起こされている現象でしかない。
だから、一つ一つに「巻き込まれる(右往左往、知的分析や感情の揺さぶりなど)」ことなく、眺めることで、今ここに集中すること。

本中では左脳という表現はなかったように思うが、左脳要素多めになりがちな私には、様々な「用語」を用いながら、右脳要素が必要な概念の解説が分かりやすかった。
そうだ、そうだ… と、水がゆっくり沁みていくように分かる感じ、Aha!ではなくて。

ビジネスパーソン向けでもあるように思った。

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