【素的視点から#057】イマココと聖地
先週末、ふと思い立ち高野山へ日帰りで訪れました。
それこそ10年ぶりに彼の地に伺ったのですが、かなり様子が変わったことに少し驚きました。
紅葉シーズンでもあり、団体を含めた観光客はそこそこ多く、(私含め)皆さん久々の郊外への小旅行を心から楽しんでいるようでした。
かつての高野山も今の高野山も、景色や訪れる人の姿は変われど、ついでに世界遺産という冠を被っても、『聖地』であることには変わらない。
でも、これは10数年前の高野山詣では感じなかったことでもある。
当時より、いわゆる“観光地化”が確実に進んでいるのですが、逆に空間を満たす空気に『聖』が宿っていることが、肌にビシビシ伝わってきました。
時折すれ違う僧の方々からはなんとも言えない美しく澄んだ『氣』を感じましたし、精進食材を供するお店は無論のこと、下界でもお馴染みのコンビニでも、皆さん『聖』の氣をまとっていらっしゃるようで、とても心地よいものを感じました。
山中の空気、景色、そして清らかなお水…全てが『聖』、高野山。
空海のパワーをここそこに感じるところ。
次回は宿坊に泊まり、深い内省をしたいと思います。
<今日の美>
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