4/24 ナメてはいけない

電車で。途中で乗り込んできたお母さんと年中さんくらいの子どもが斜向かいに座って。お母さんが、子どもに対して「なんでお母さんはあなた(子ども)に怒っているのか」について、怒り口調の早口で理路整然と語り出した。聞いていて、「言っていることはごもっともだけれど、子どもには結構難しいこと言ってないか……? 理解できるのかな?」と思っていた。ら、お母さんの言い分を全部聞いた上で、子どもは、屁理屈だったけれどきちんと言い返していた。お母さんの言うことをわかった上での反論! すごいな、とびっくりした。

子どもには、あんまり難しいこと言ってもわからないのではないかな、なんて思って、話しかけるときにわかりやすい言葉を一生懸命探してしまうけれど、この子は、お母さんの言う難しそうな理屈も、きちんと理解できている。

勝手に「これはわからないだろう」とか判断してはダメだな、と思った。子どもだからって、ナメてはいけない。

ただ、普段からお母さんや周りの大人たちが、いろんなことを子ども相手だからと誤魔化さずにきちんと話しているからこその理解力だろうな、とも思った。人は、置かれた環境に合わせて成長する。

子供に対しても対大人と同じように対応する理路整然お母さんも、それにきちんと応対する屁理屈子どもも、どっちもすごいな、と思った。

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