4/17 自分の名前を書く練習

今日もひきこもりの日。今日は家のことがはかどった。

ひさしぶりに旧姓を手書きで書いた。ペン書き一発勝負。もともと字がそんなに上手くはないのだけれど、それでも旧姓が自分の苗字だった頃に比べると、全然バランスの取れていない仕上がりになってしまった。くやしい。ハネが大き過ぎたとか縦の並びがきちんと並んでないとか左右のバランスとか。
あまりに納得がいかなくて別の紙で練習した(後の祭り)。数回書いたら、昔の自分が書いていたのと同じレベルまでは戻った。それでも上手とは思えないけれども。そもそも、わたしの旧姓、(わたしには)書くのが難しい。日本で多い苗字なのだけれど、バランスが取りづらい。ときどき同じ苗字の人が素敵なバランスで手書きされているのを見て、感心していた。あと、母の書く苗字も母の性格のようなものが表れていて好きだった。父の書く苗字は上手ではないしヘンテコリンな癖字なのだけれど、なんだか妙な可愛げがあって、それはそれで好きだった。

旧姓の手書き練習をしたついでで、今の姓も練習した。旧姓を書くなんて本当に何年ぶりだか、なことだったけれど、今の苗字だって滅多に書くことがない。書類をつくるにしたってパソコン入力だし。思い出せる限りで一番最近苗字を手書きしたのは、病院の問診票だろうか。
新しい苗字は、形がわかりやすくてバランスが取りやすい。旧姓よりも上手に書ける気がしている(あくまで自分比)。気に入っている。旧姓よりも画数が少ないのもラクチンでよい。

旧姓・新姓関係なくずっと書き続けているはずの名前が、ずっとバランスが取れなくて難しい。
わたしは、昭和生まれに多い『子』のついている名前なのだけれど、『子』、難しい。1画目だけは書ける。2画目の微妙な丸み、3画目を通す位置、全然定まらない。毎回書き終わって「……?」という気持ちになる。……という話を、以前、同じく名前に子がつく友達に話してみたら、「簡単じゃん」と言われた。その子は教科書みたいなきれいな字を書く子だった。教科書体のフォントを見るといまだにその子のことを思い出すくらい、まんま国語の教科書の字だった。話してみる相手を間違ったな、と思った。


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