1/24 シーツに穴が空いた理由

自分から、体調が悪いときの匂いがする、気がする。洗濯物が長く生乾きのまま放置されてから乾いたときのような匂い。自分の体臭の変化に気がついて、自分の健康を疑って、そういえば、いつの間にやら検温の習慣がなくなっていたことにも気がついた。ワクチンを打って以降、大分油断していたらしい。ただ、今日は仕事がいつもよりハードだったこともあり、単なる疲れの蓄積のようにも思う。体調不良のたびに「もしや……コロナ!?」と怯える日々は、やっぱりいつもより疲れる。これくらいの体調不良は、日常茶飯事だったはず、なのになぁ。ある意味健康的に過ごせている、とも言える、のか?

敷布団のシーツに穴が空いた。いつも同じところに穴があく。足もとの方。かかとでも引っかかっているのだろうか。

『冷えとり健康法』というのがある。綿と絹の靴下を交互に重ね履きする健康法だ。この健康法では、重ねた靴下が体の毒を吸い出してくれるらしく、毒を吸い取った靴下は穴が空くこともあるのだという。どこに穴が空いたかで、体のどこが悪いのかもわかるのだとか。

冷えとり健康法の靴下重ね履き、何度か挑戦してみるのだが、どうにも足元がもぞもぞするのに慣れなくて、続いた試しがない。でも、毒を体外に出して、結果靴下に穴を空けてみたい、という変な憧れを抱いている。

ふと、「毎回シーツの同じ場所に穴が空くのは、もしやシーツが足から毒を吸い出している? シーツ綿だし」と思いついた。のだけれど、どうだろう。違うだろうけれど、でも、「もしかしたらシーツが毒吸って穴空いたのかも!」と思うと、それはちょっとうれしい。靴下は無理でも、シーツで夢が叶った、みたいな。

とりあえず、新しいシーツを買いに行かなければ。

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