3/20 対自分用処方箋

春分の日。春の嵐の日。雨で空気が冷たい。

昨日、仕事が終わって帰宅途中、自宅の最寄駅に着いて、駅のベンチに座り込んだら、もうそこから動けなくなってしまった。このところ家でのんびり過ごしていたので、連日働き続けて体が疲れてしまっていたのと、「これから帰って皿洗いとか掃除とかしたくないよ!」というメンタルの疲れが重なって、「家に帰りたくない、動きたくない」となってしまった。早く家に帰って人目を気にせずゆっくりできる方が絶対いいのにと頭ではわかっているのに、動けないものだなと思いながらぼんやり座っていた。

わたしよりも1時間くらい遅い電車で帰ってきた夫に「帰ろう」と拾われた。手をとられて、「冷た!」と驚かれた。駅のベンチで座り込んでいると説明してあったので、「この冷え方は、エネルギー切れだね」と推測された。言われてみると、今日の仕事中のごはん、いつもより軽めだった。そうか、食べる量が足りてなかったからこんなに元気がなくなって、帰る気力も湧かなかったのか、と思ったら、いろいろつながったし、腑に落ちた。

夫の手があたたかかったのと、動けなくなった原因がわかったことでちょっと元気になって、立ち上がれた。夫に「帰ってごはん作る元気ない」と話したら、「僕がつくる」と言ってくれて、その優しさもじんわり沁みた。やっと歩いて帰れるだけの気力が湧いた。

自分の元気がなくなって動けないし動きたくなくなった、というときに、エネルギー切れを疑って何かあったかいものをお腹に入れてみるという対処法が有効かもしれない、という対自分用処方箋。いざというときに思い出せるように心に留めておきたい。
って、前にも同じことがあったような気がしなくもないのだよなー……。前にも同じことを思って、忘れている可能性大。

夫がつくってくれたカルボナーラ、おいしかった。

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