9/27 台所に置く本と夫の趣味と収納計画と
先週、台所に棚を増やして既存の棚とあわせて棚の中を大整理したときに、本が行き場を失って仮置きになっていた。今日は、その本を整理した。
今の家に住み始めて、多分そろそろ15年。我が家はあまり模様替えをする方ではなく、家具の購入や買い替えは、基本必要に駆られてからだ。今、台所には先週買ったものも含め大きな棚が2棚と小さなワゴンが1台、置いてある。
今回の棚購入は、夫の趣味のウイスキーのボトルが床に直に置かれていて生活動線の邪魔になっていて、私が我慢できなくなったことが発端だ。既存の棚を買ったのも、夫がコーヒーにはまったときに、大きな電動ミルを置くスペースを作るためというタイミングだった気がする。ただ、だとすると、今その既存の棚に入っているオーブンレンジは、今の棚に入る前にはどこに置かれていたんだ……? もう、引っ越してきた当初の家具事情がどうだったか、覚えていない。
この家に引っ越してきた当初は、数冊しかなかったはずのレシピ本が、今では本を差しで並べて棚幅60cmにギリギリ収まるくらいまで増えていた。「こんなに買ってたか〜」と、興味深く思いながら、中身をパラパラ読みつつ、整理した。
私と夫、当たり前なのだけれど、買う本の傾向が違う。
私は、目的意識がはっきりしたレシピ本と、そのときどきで気になっている料理研究家さんの本を買っている。お弁当の本、作り置きの本、痩せる本(痩せてないな〜……)、ワンパン、時短、などなど。あとは、女性誌についていた付録のレシピ本だったり、気になる特集の料理雑誌だったり。
夫は、趣味を極める本を買っている。コーヒー、ウイスキー、あとスパイスカレー。それぞれの入門書から雑誌の特集号、各界で著名な方の単著。あとなぜかプログラミングの雑誌も台所本に混ざっていた。なんでよ。関係ないけれど、傘立てに練習用のゴルフクラブがさもそこが定位置ですがみたいな雰囲気で立っているのもなんでよと思っている。おかしい。
夫のコーヒーの本や雑誌をぱらぱらめくっていると、夫がコーヒーにはまったのはどうやら2014年のことらしいとわかった。10年前。はまってからしばらくの強火な時期を経て、今では趣味というよりももう習慣になって、ほぼ毎日コーヒーを楽しんでいる。時間に余裕があれば朝の一杯、夜ごはんのあとにまったりするのであればカフェインレスの一杯、休日に家で過ごせばことあるごとに「コーヒー飲む?」と聞いてくる。10年。飽きずに、ずっと続いている。すごい。
台所に並べる本は、全部チェックして、あまりに情報が古すぎるという雑誌は処分でいいかなと思ったのだけれど、残りのほとんどはそのまま棚に並べ直した。買ったそのときに自分がいいと思ったものは、今も大体変わらずいいと思った。食に関する好きの傾向は、時間が経ってもそんなに変わらないみたいだ。
家の中、本が溢れている。もともと本が好きで書店や図書館で働いてきた私の本も多いし、多趣味な夫は趣味の本を結構買う方だ。コーヒーにウイスキーにスニーカーにゴルフに、あとガンダム関連を中心としたマンガ。ふたりが持っている本の量に対して、棚や収納が全然足りておらず、結果家中に積み本タワーが建っている。壁沿いなんて、本タワーが並ぶせいで巾木が全然見えなくなっている。
もし、引っ越すなら、本(と夫の趣味のもの)の収納は、しっかりプランニングに入れておきたいと思う。動線に邪魔なものがない、すっきりした暮らしがしたい。
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