7/9 お参りに行く

夫がお休みの平日。

「どこか行く?」と誘われたので、気になっていた神社にお参りに行ってきた。夫に車で連れていってもらった。その神社は、車の運転ができない私だと行くにはなかなか時間がかかるところにあって、車で連れて行ってもらえるのはありがたい。こういうとき、運転ができると行動範囲が広がっていいなと思う。私だって運転免許は持っているのだ、運転すればいいだけなのだ、とも思うのだけれど、どうにも運転センスがないのは自他共に認めるところで、人様にご迷惑をかける可能性が高いことをわざわざやるべきではないよな、と、結局自分ではハンドルを握らないと決め直す。早く自動運転の未来が来たらいいのに。

神社に着いて。「神社に行きたい」と言い出したのは私なのに、神社への参拝マナーがしっかりしているのは夫の方だった。私は、正直あまり知らずで、直前にネットで調べたくらい。いつの間にそんなマナーを身につけたのだ、夫は。そういうところがしっかりしているとちゃんとした大人っぽい。私もちゃんとした大人になりたい。
夫の参拝マナーを横目で見て学びつつお参りして、境内をぐるり回った。ドライブ中は雨がぽつりぽつり降っていたのに、神社に入った途端雨が止んで、なんとなく「迎え入れられた」ような気がして嬉しかった。

せっかくなのでとお守りを買うことにした。いろんなお守りがある中で、気になったのは『健康守』と「心を静かに」的なお守りだった。今の私には『縁結び』とか『金運』とか『勝負』とかそういうのではなく、『健康』と『心の平穏』が大事らしい。今の、ではないか、鬱病を患って以降、もうここ20年近く、『心身の健康』はずっと大切な私のテーマだ。
あと夫(と、私も乗せてもらう車)のために『交通安全守』もいただいた。
お守り選びで、今の自分が何を大切にしたいのかがはっきりするなんてことがあるのだな、と思った。おもしろい。

今年もちょうど折り返したところということで、おみくじもひいた。おみくじをひくのってわくわくする。
おみくじをゆっくり開いていって、最初に出てくる和歌が、静かに穏やかさが広がるような歌でよかった。どんどん開いていくと、おみくじの運勢は『末吉』だった。末に良くなる。各項目も目立って悪いところはないし、むしろ「最終的によかったね」みたいな内容のものが多くて安心。
夫は大吉をひいていた。夫も私もふたりとも、『転居』の項目は「今じゃなさそう」というようなことが書いてあった。「引っ越しするとしても今年じゃなさそうだね」「急がない方がいいかもね」などと話した。

神社、毎年の初詣のときくらいしか行くこともなかったのだけれど、年の真ん中でも行ってみるとなんとなく元気になって晴れ晴れした気持ちになってよかった。今後は、気持ちを切り替えたいときに行ってみるのもよいのかもしれない。


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