11/27 似合うメガネが選べない

自主的休業日。病院へ。

目的地は病院なのに、マスクを持っていくのをすっかり忘れていた。バッグもいつものバッグではなかったため、持ってくるのを忘れたとき用の「念のためマスク」さえも持っておらず。
病院の受付で、「皆様にマスクの着用をお願いしているのですが、マスクお持ちですか?」と確認されて、持っていないことを告げると、「今お渡ししますね」と不織布マスクを1枚くださった。面目ない。
こういうときのための「念のためマスク」なのに、バッグを持ち替えるとまったく意味がないという。反省。

今日は眼科への通院。定期検診ではなく、メガネの処方箋を作ってもらうため。目の悪さが日常生活や仕事に支障をきたすようになってきたので、メガネでどうにかなるならどうにかしよう、と思い立った。
もう四半世紀通っている眼科で、診察前の聞き取りをされているときに、看護師さんがカルテを見ながら「前回メガネをつくられたのが、……2006年ですね」と言われて、事実を言われただけなのに、笑ってしまった。17年前だって! 「そのときのメガネはかけていて不都合はありませんでしたか?」と聞かれたけれど、もう何も覚えていない。記憶になさすぎてもう1回笑ってしまった。
担当してくれていた看護師さんが、結構若そうに見えた。間違いなく20代。2006年なんて、この方はまだまだこどもだったんだろうな〜、なんて思いながらお話を聞いていた。変なところで笑う患者だな、とか思われていたかもしれない。

視力検査は、毎度毎度全然見えなくてこれもまた笑ってしまう。上数段しかまともに見えないし、乱視もあるので全部ドーナツ型じゃなくてインフィニティ型に見えるし、切れ目は全部斜めに入っているように見える(上下左右にしか入っていないタイプ)。
視力検査の機械の、下の方5段分くらいは、どこの誰が見えるのよ、くらいのことを思っていた。のだけれど。
メガネの度を測るためのレンズを入れたら、まーぁ、見える見える! 世界が違う! みんなこんなに見えてるの!? というか、わたしが普段どれだけ見えない世界で生きてきたかって話なのだけれど。「具合悪くならないか等の確認のためにこのレンズかけたまま院内歩いてみてください」と言われて、院内歩いてきたら、貼ってある注意書きとかが、近づかなくても全然読める! すごい! そして目に入ってくる情報量が多すぎてちょっとつらい! 遠くにいる人の顔まで見えすぎてちょっと嫌! となった。
そんなこんないろいろありつつ、無事にメガネの処方箋を手に入れた。

で、さっそくメガネをつくりたく、ちょこちょこメガネ屋さんに立ち寄り、いろんなフレームを試しにかけてみる。
……似合うフレームが見つけられる気がしない。あきらかに「このタイプの形はダメだな」というのはわかった。「このタイプはまぁ見れないこともない」という形は、なんだか真面目そうになるというか、怖そうになるというか、正直、自分の「こうなりたい!」なタイプとは違う気がする。
「似合う」と「こうなりたい!」が交差するところが果たしてあるのだろうか。あったとして、わたしにそれが見つけられるのだろうか。(今のところ)見つけられる気がしない。
似合うメガネフレームを見つけられないままの帰り道、すれ違う人たちの中でメガネをかけている人をつい見てしまう。みんな、ちゃんと似合うメガネをかけている。「そのメガネ、似合ってない」みたいな人はいない。どうやってそんなきちんと似合うメガネと出合ったのか。それともみんなある程度無造作に選んだメガネでも似合う顔なのか。なんなのか。
「メガネを素敵にかけこなす側」にいきたいのに、どうすればそっちにいけるのかがわからない。ひとまず、明日会う「メガネがもうその人のキャラの一部」みたいになっている人たちに「どうやって似合うメガネを選んだか」を聞いてみようと思う。なんかいいアドバイスをもらえるだろうか。それとも、「いっぱい試してみるだけだよ〜」みたいなかんじだろうか。どうだろう。
……よくよく考えたら、今日、メガネ屋さんで店員さんに「選ぶメガネが選べないから助けてほしい」って声かけてみたらよかったのかもしれないな。

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