8/28 おさそいはうれしい

■昨日は、夕方に前職の後輩から連絡がきて、夕飯に誘ってくれたので、急遽でかけてきた。「近々ごはん行きましょう」というお誘いで、「今週だったら水曜以外」と返したら、「明日はどうでしょうと思ったけど天気が微妙……。ん? 水曜以外ということは、今日これからでもいいんですか!?」という流れで、連絡来てから15分で家を出て、そのさらに15分後には集合していた。
この、『当日これからの約束』って、わたしは結構好きだ。基本的にめんどくさがりで人見知りの私は、先の約束は、どんなに好きな人との約束でも、少し憂鬱になる。約束が重荷になるというか。行ってしまえば楽しいのはわかっているのだけれど、それでも直前に「よし、行くか!」って覚悟決めて気合を入れて準備して家を出るまでは、「あ~、行きたくなくなってきた、ドタキャンしてもいいかなぁ」なんて思ってしまう。けれど、「今から会える?」のお声がけは、行きたくなければ「忙しい」とか「今日は疲れてる」とか、いくらでも断れるし、行きたければ、その勢いのまま行けばよいのだ。わざわざ約束直前に気合を入れることもない。そんなわけで、昨日の後輩からの連絡は、連絡きてから待ち合わせ時間まで40分というスピード感で、わたしにはとても心地よかった。
また、わたしは友達を滅多に誘わない。基本姿勢は誘われ待ちだ。自分から誘って、そのくせ当日まで「あー、約束の日が近づいてくる、どうしよう」とかって負担にして過ごすのが嫌なんだと思う。あと、断られるのも怖いし、無理してつきあってくれてたらどうしようとかいろいろ考えてしまうのもしんどいのだ。いい年して人づきあいスキルが低い。自分がそんなだからこそ、人からのお誘いって、本当にありがたいと思う。うれしい。

■で、後輩とごはん。こぢんまりとした、唐揚げ推しのお店に行った。外の雷の激しすぎる音と光にビビりながら、後輩のディープな恋愛話を聞いた。わたしは、自分が話すのが苦手なのもあって、誰と会ってももっぱら聞き役に徹する。昨日の後輩の話は、本当に内面の深いところまで掘った話だった。そういう話をしても大丈夫な相手だと思ってもらえていることがまたうれしかった。わたしだったら、誰にでもする話じゃない。慎重に人を選ぶ。

■次の約束もした。ざっくり「次は11月くらいに~」みたいな約束。なので、今のところ全然負担じゃない。楽しみだ。
後輩は『仲の良い仕事の部下』だったのだけど、わたしが退職して『友達』になった、と勝手に思っている。今までは上下関係があったけれど、今は対等。年の差友達。毎日のように会うわけじゃなくなったけど、長くつきあっていける友達が増えたと思っていて、なんというか、置き石? ピン留め? ぴったりくる言葉が見つからないけれど、ほっとしたような気分だ。

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