2/29 ひさしぶりのMRI

総合病院に行って、頭のMRIを撮ってきた。結果、特に異常なし。異常がないことがわかってよかった。

大きな病院で、あっちこっちの受付を巡ることになった。それぞれの場所で、次何をすればよいか、どこに行けばよいのかを指示してもらう。のだけれど、いちどに4つ以上の指示をされると、最初の方の指示がもう覚えているかどうか怪しくなってくる。特に、ちょっと行き先へのルートが複雑なところの説明が入っていると脳内マップに集中してしまうのか、それ以外の指示がするっと抜けていきそうになる。不安で、このあとやることについて、毎回説明してもらった直後に復唱して確認してもらった。
ご年配の方だと、指示が1こずつだったり看護師さんが付き添っていたりしたのを見たので、相手の理解能力等に応じて対応をかえているのだと思う(そりゃそうだろう)。だとしたら、わたし、見た目か年齢の割に、記憶力や理解力が乏しくなっているのでは……? 今日診てもらった内容以外のところで、頭や脳の働きが不安になった。

あと、多分、耳も弱い。雑音が入ると、途端に話している相手の声が聞けなくなる。説明してくれている看護師さんに、「なんですか?」と何度か聞き直してしまった。
人の多いところで、特定の話者の話を聞く、とかも苦手なんだよな……(だから、大人数の飲み会とか苦手)。これは、もうどうしようもないよな、と思っているけれど。

ひさしぶりのMRI。
マスクをしたまま入って、機械の中に入っていったら、急に息が吸えないような気がして怖くなった。わたし、『息が吸えない』がトラウマになっているかもしれない。ダイビングのとき、突然息の仕方を忘れたときの状況を思い出した。
「何か困ったことがあったり怖くなったりしたら握ってくださいね」と言われていたエアバッグ的なものを、よっぽど握ろうかと思ったけれど、落ち着いて大きく吸って吐いてを繰り返していたら、結構時間はかかったけれど、大丈夫になった。マスクした上で機械の狭い空間に閉じ込められて、はなかなか怖かった。「マスク外していいですか?」とか聞けばよかったかな。でも病院だしな。

呼吸も落ち着いてできるようになって、慣れたら機械の音を聴く余裕が出てきた。自分の血流と拍動の音をベースに、ドラムンベースのような、電子音のケチャのような刻みが乗っかる音楽。……わたし、学校の音楽の授業でケチャを聴いたとき、結構な衝撃を受けたのだけれど、最近でも音楽の授業でケチャを聴くのだろうか、というどうでもよい疑問(同世代の、大学の友達はみんな聴いたって言ってたな)。
いろんな種類の音が、それぞれの音で一定のリズムを刻みながら重なっていて聴いていておもしろかった。途中で、「ズダダズダダズダズダダダ」というリズムを刻み始めたときは「どうしたどうした!? MRIっぽくない!」と思った。
そんな音楽?を聴きながら、ときどき「今千切りにされてる」「輪切りにされてる」などと感じた。MRIの中にいながら縦に切ってるのか横に切っているのかは分かりようがないけれど、でも感覚があったってことは、合ってるのかな。どうなんだろう。興味ある。

さて、MRIの結果には何事もなかったわけで。わたしの左上半身は今までと同じ治療を続けていく。早く治るといいなぁ。

さて、不調に振り回された2月も今日で終わり。
明日から3月だ! 切り替えて、たのしむぞ〜!

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