4/9 ひさしぶりのCD

大雨の平日。アメリカ等では皆既日食が見られるらしい新月。いいな〜、皆既日食。Xで、皆既日食による不思議な木漏れ日の動画を見た。円がたくさん重なっていた。いつか、動画じゃなくて、自分の目で直接見てみたいな。

夫が大雨なのでと在宅勤務に切り替えて、ひさしぶりに家で仕事をしていた。仕事の合間の「お昼どうする〜?」という声がけが懐かしく、これが日常だった時期もあったのだよな、と思いを馳せるなどした。
夫はすっかり出勤が当たり前の日常に戻ってしまった。申請すれば在宅勤務も可能らしいが、出勤した方が仕事仲間との連携も取りやすいのでできれば出勤して仕事したいらしい。「移動はだるいし満員電車は嫌い」なわたしは、出勤なんてしなくていいならできるだけしたくないので、渋々ではなく出勤する夫の姿勢をえらいな〜なんて思ってしまう。

コロナ禍以降、ずっと実家に帰っていなかったのだけれど、自分に時間の余裕ができたのと、親にも「そろそろ帰って来なさいな」と言われたのもあり、ひさしぶりに少し長めに帰ろうかな、と思って計画を練っている最中だ。
実家に帰るなら地元の友達に会いたい、と、友達ふたりに連絡をとった。「遊んでくれる? 遊んでくれるとしたら、いつなら会えそう?」と。ふたりとも、数時間とあけずにお返事が来たし、「いつでも!」「なんなら3人で会う?」と連絡が来たので、3人のLINEグループをつくった。友達ふたりは、学生時代は違うグループだったのに、わたしが地元を離れたあとに仲良くなったらしい。それでわたしが会おうと誘ったら一気に会えるなんて、なんてわたし得! うれしい気持ちと、ふたりがいっしょに話しているイメージがあまり湧かずで、どんなかんじなんだろうな、と不思議に思ってもいる。何にせよ、会うのがたのしみ。

ひさしぶりに、CDを買った。ずいぶん前に注文して、すっかり忘れていたのが届いた。宇多田ヒカルのオールタイムベスト。そういえば、前回買ったCDも宇多田のアルバムだった。日常的にCDを買わなくなって、結構な時間が経つ。

この前の仕事で、カセットテープを扱っていて、仕事仲間と「カセット、いいよねぇ」という話から「CD買わなくなった」「忘れられたMD」「若者は知らないらしいフロッピーディスク」「CD-RとかDVDナントカとかの区別がわからないまま」「レーザーディスクとはなんだったのか」「VHSは消えるのか」「レンタルビデオ店にあった大量のビデオはどこへいったのか」などなどの話で盛り上がった。
わたしは高校時代にMDをお供にして通学していたし、オリジナルMDを作ったり友達と交換したりするのが大好きで、MDには思い出も思い入れもたっぷりだったのだけれど、仕事仲間たちにはわたしのMDへの熱い思いがイマイチ伝わらずで、ちぇーってかんじだった。MD、いいのになー。
カセットテープは、モノとしていいよねぇ、という話にもなった。ただただ「いいよねぇ」「わかる、いいよねー」と言い合う平和な時間だった。なんでだろうね? 佇まい? 機構?

うちにあるCDのプレイヤーも、いつの間にか壁掛けのプレイヤーだけになってしまった。CD/カセットプレイヤーとかコンポとか、いい音で聴けるプレイヤーたち、いつどのタイミングで手放したのだろう。
宇多田のオールタイムベスト、CD2枚組だ。じっくり聴きたい。しばらく、家時間の耳がうれしいぞ。

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