11/30 間違えている思い込みを修正したい

気がつけば11月も最終日。いつにもまして、「あれ? 月末? 今月何したっけ?」感が強い。カレンダーやスケジュール帳を見返せば、宿泊込みの出張に行っていたり、連日人にあったり、ここ数か月の中では一番外に向かって開いていた月だった。なんだろう、外に開くと、自分の気持ちが外側にばかりいって、自分の中に向かう時間が少ないから、「(自分として)何した?」という感覚になるのだろうか。

上の文章を打ちながら、「『いつにもまして』……、あれ、『いつにもまして』であってる? 『いつもにまして』? ……どっちでも意味としては通りそうだな……どっちだ? ずっと『いつにもまして』のつもりで使ってきたけど、ひょっとして違っていた?」と不安になって、ネットの海に調べにいってきた。『いつにもまして』で合っていた。よかった。

そういう言葉遣いの間違い、大人になるともう誰も指摘してくれない。指摘してくれないまま「あの人、間違った言葉使ってる」と思われていて、間違いを修正できないまま他のところでも同じように間違えて、別の誰かにも同じように「間違ってるなー」思われるの、恥ずかしいから、気がついた人は指摘して直してくれないかな、と思う。

自分がそんなふうに思うので、身近な人の言葉遣いの間違いに気がついたら、伝えられそうなときは伝えるようにしている。会社に、「とりあえず」的な意味の「一応(いちおう)」を、「いちよう(一様?)」とLINEしてくるスタッフがふたりいる。それぞれに1回ずつは指摘を入れたけれど、直らず、いまだに普通に「いちよう」で連絡が来る。別の過去スタッフで「僕の力不足で」と書きたいところを「役不足で」と書いている人もいて、「意味逆だよ! 役の方が足りないって言っちゃってる! 『役の方が足りてない、仕事がチョロすぎる、もっと大変な仕事持ってこい』みたいな意味にになってるよ」と伝えたのだけれど、数ヶ月後、別案件のメールでまた「役不足」と書いていた。3人とも、指摘後も特に変化なし。わたしは単なる「口うるさい言葉警察」みたいに思われた、のかもしれない。それとも、3人とも、そこそこ年の離れたスタッフなので、時代の流れと共に言葉遣いが変化して、彼らの言葉の使い方の方が主流になっていて、正解、ということもある、のかもしれない。

言葉、難しい……。

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