4/20 はじめての機械洗車

休日。

連日の花粉や黄砂の飛来と雨で、車が黄色い波々や水玉模様になっている。車の持ち主な夫にはそれがずっと気になっていたようで。今日は、洗車に行ってきた。ガソリンスタンドにある、機械の洗車だ。ふさふさのついたローラーみたいなのがぐるんぐるん回って車を洗ってくれるやつ。初体験。あの洗車、どうなっているのか、ずっと車の内側から見てみたかった。ある意味、憧れ。夫も初めてだそうで、ふたりでわくわくしながらガソリンスタンドに向かった。

が、車が汚れて気になっているカーオーナー仲間がたくさんいるようで。洗車機の前に大行列ができていた。ガソリンスタンドの外周に沿って、2角曲がるくらい並んでいた。1台洗うのに何分くらいかかるのか知らないけれど、でも1分とかではないでしょ……?としたら、めちゃくちゃ待つことになるじゃん……。というわけで、あきらめて、別のガソリンスタンドに向かった。

次に向かったガソリンスタンドでは、洗車中のも含めて4台並んでいた。さっきの大行列を見ていたので、4台くらいならすぐに思えたので、並んだ。前の車がどういう動きをしているかや洗っている様子、価格表の看板なんかを見ていたら、あっという間に自分たちの番がやってきた。1台洗うのに、5分もかかっていない。あっという間だ。なんだろう、洗車機が前後にゆっくり往復しながら洗って10分くらいかかるイメージだった。昔はそうだったのかな……?

「前進って!」「どこまで進んだらいいの?」「あ、停止って出てるよ!」「あれ、また前進って出た!」「パーキングって!」「あれ、車動いてない?」「いや違う、機械が動いてるんだって」「うわー、怖いね、目の錯覚で車が前に出てる感じする」「する!」「はじまった〜」「回ってる〜」「すごい、窓綺麗になってきた!」「こんなバタバタするんだね〜」「水、上にのぼっていってる!?」「上で吸ってるんじゃない!?」「サイドミラーは綺麗にならないんだねぇ」「まぁ仕方ないよねぇ」「窓すごい綺麗になった!」

初めての機械洗車、車内で夫とやんややんや言っていたらあっという間に終わった。
機械が前から後ろにゆっくり進んでいくのが、車がゆっくり前進しているように感じられて、そのタイミングだけ、「意図せぬ前進!? 事故る!?」と怖かった。目が錯覚を起こすと、体感も視覚につられて同じように車が動いていると感じてしまって、視覚の、脳の司りっぷりはすごいなと思った。目に映るものを素直に信じてはいけない、などと思ったりもした。
車、花粉や黄砂で汚れていたのが嘘みたいに綺麗になった。黄色さがなくなって、水の跡が少し残った。すごい。夫が「400円(って言ってた。たしか(記憶に自信がない)でこれだけ綺麗になるのはうれしい。また来たい」と言っていた。

綺麗になった車で、食料の買い出しに出た。道中、ガソリンスタンドを見つけると、洗車機があるかどうかを覗いた。どこもかしこも大行列だった。やっぱりみんな、黄色い模様になった自分の車を綺麗にしたいタイミングみたいだ。夫は「あのガソリンスタンド、穴場なのかね」とご機嫌だった。

今年は、スギ花粉はそろそろ終わるのかな。わたしの苦手なヒノキ花粉はもうちょっと続く?
スギ花粉シーズンが終わったら、そろそろゴールデンウィークだわねぇ。

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