7/22 占い師の仕事

バチェロレッテ シーズン2の先週公開分を観て、真実の愛探しとは関係のない部分で驚いたことがある。

とある男性参加者とバチェロレッテがタロット占いに行くのだけれど、その占い師さんが言う占い結果が、ふたりがうまくいく方向ではなかった。カードから読み取れる未来が「ふたりは運命の人ではない」という内容だったとして、「それをそのまま伝えるのか、身も蓋もない、辛辣……!」と思いながら見ていた。何なら、その後、男性に向かって「あなたは浮気者の目をしている」とかなんとか、「それ、占った? 見た目判断?」と聞きたくなったし、全体的にけちょんけちょんに言われていた。占いは初めてだと言っていた男性は、「占いって、手厳しい……」という印象を抱いただろうなぁ、と思った。

自分が好きでよく読んでいる占い師さんたちによる占い結果は、あんまりよくない占い結果を、そのままストレートには言わないのだな、ということに気がついた。前向きに受け取れるように変換してくれていたり、「こういう運気・状況だから、こういうふうに動いたり考えたりするといいよ」というアドバイスにしてくれていたりする。そういう、どんな結果だったとしても、気持ちとしては前向きに受け止められるような表現にしてくれているところが、自分がその占い師さんたちを好きな理由なんだな、と気がついた。

世の中の占い師さんの大半は、悪い結果は悪い結果として、そのままストレートに伝えるのだろうか。バッサリ? 気持ちが弱っているときに、ちょっと占いに頼ってみようと思って、バッサリ斬られたら、わたしは気持ち落ちるだろうな〜、と思ってしまった。それとも何か、世の中の占い好きさんたちは、バッサリ斬られるのも快感、みたいなことなんだろうか。わからん。

占い師って、そもそもの占いのスキルもいるし、占った結果をお客さんに伝える表現力やコミュニケーション能力もいるし、なかなか大変な仕事なんだな……。

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