8/22 ご近所友達

友達が、私の最寄駅の隣駅の街で勤めることになったと連絡をくれた。そうなるかもしれない、ということは事前に教えてくれていて、「仕事終わりに呼び出して〜! お茶しよう!」「呼ぶ呼ぶ!」という会話はしていた。で、実際に隣駅で働くことが決まった、「呼ぶね〜」という連絡。

うれしい。呼ばれたら20分とかからずに会いに向かえる距離に友達がいる。私も会いたいときは「今日仕事終わり会える?」とあまり気兼ねせずに連絡ができる。友達が、ご近所友達になった。いつだって会いたいし、遠慮せず会ってもらえると思える心の近さの友達が、ご近所友達に。

大人になってから、ご近所友達なんていたことがなかった。ご近所同僚はいたことがあるけれど、よっぽどのことがないと(職場で何か事件が起きるとか)「集まってお茶する?」なんてことにはならなかった。
そもそもが警戒心強めの人見知りなので、ご近所の人と挨拶くらいはすれども、それ以上の関係になるなんてことは社会人になってから一度もなかった。 初対面のところからまず会話をして知り合いになって、関係を深めてやっと友達になるなんて、そんな遠い道のり、そういえば辿ろうとしたこともない。相手の人となりもわからないし。今の世の中、何かしら相手のことを知らないと、踏み込むのも踏み込まれるのも怖い。……と思っちゃうけれど、あまりに臆病がり過ぎなのだろうか。どうだろ。
そんなわけで、ゼロからご近所友達をつくるのは私にはハードルが高いけれど、既に友達な子がご近所友達にスライド・グレードアップするのは、大歓迎でうれしい。

よく知る友達が、物理的な距離も近くに来たことが本当にうれしくて、浮かれている。自分の内心のあまりの浮かれっぷりに、「あれ? 私、自覚なかったけれど、実は最近の生活、さびしかった?」「友達を求めてた?」と戸惑いまで感じている。

まずは異動してくる友達の仕事のペースが整ったら、それからときどきお茶できるようになるといいな。いい距離・いいペースで会うご近所友達をやりたいよ。

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