3/24 春の夜

1泊の出張。夜は、長かったプロジェクトの打ち上げ。お店の1部屋を貸し切りにする人数。こんなに大勢で集まった飲み食いするのは、数年ぶり。その分、消毒や寒気はきっちり。

大人数でワイワイするってこんな感じだった、と思い出した。正直なところ、あまり好きな場ではない。同じテーブルに座っている人の声も聞き取るのが難しいくらいの賑やかさ。少人数の方が好き。だけれども、今日は、大人数でも、それなりに楽しかった。いい大人たちが、集まって、それぞれの仕事をして、結果が出て、よかったね〜と労いあい、解散してそれぞれ別の場所に帰っていく、その前の最後の宴。打ち上げって、悪くない。

長期出張中に、同僚の人生に大きな変化が起きていた。一般的には、慰められたりヤケ酒したりする方向の変化。そんな変化を、同僚は、お酒の力を借りてなのかプロジェクトのゴールが見えて気が緩んでなのか、打ち上げの場でみんなの前で発表した。

内容に驚いたのはもちろんだけれども、「今ここで発表するのかい!」「わたしには通常時に言ってよー!」「言うチャンスいくらでもあったっしょ」「そういう話したタイミングもあったでしょ」「ってか、全然気づかなかった……気づけなかった」「無理させてた、悪いことした」「多分えぐったこともあった、気がする」「本当申し訳ないことした」と、そういうのにも勝手に結構ショックを受けてしまった。

同僚にとってわたしが「言う・言える相手じゃなかった」という、それだけだ、といえばそれだけ、なのだけれど。

人の気持ちって、難しいな。自分も含めて。

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