1/24 おでんで乗り切る

外の風の音がすごい。すごいを通り越して、怖い。10年に一度のレベルの寒波、強い。

上司の段取りが悪かったせいで、急ぎの仕事ができてしまい、会社の常勤スタッフは明日みんな出社になってしまったらしい。寒波が直撃するというのに。上司の段取りミスにも明日の出社強制の判断にも、聞くだけでうんざり・げんなりした。どうかしてる……。
こういうときに、「明日は出社禁止! みんな、テレワークでよろしく!」みたいな決断を下せる人のもとで働きたい。もしくは、その決断をできる立場になりたい……なりたいか? いや、その立場には別になりたくなかった。その立場になったなら、そういう決断ができる人になりたい。

数日は外に出るのが大変と判断して、昨日から、夕飯はおでんになっている。旦那さんがおでんだねのセットを買ってきてくれて、それが思っていたより大容量で、寒波が来ている間はずっとおでんで乗り切れそうだ。

おでんの出汁の香りって、独特だ。他の和食の出汁を温めているときとは違って、漂ってくるあたたかい香りだけで「あ、おでんだ」とわかる。一般的な汁物と、何が違うんだろう。練り物?

旦那さんと、おでんだねに関する認識がいろいろ違った。「もち巾着大好き!」なわたしと、「もち巾着? そんなの売ってる?」な旦那さんと。「じゃがいも、ホロホロおいしい」なわたしと、「じゃがいも、入れるっけ?」な旦那さんと。「厚揚げ、じんわりおいしい」なわたしと、「厚揚げって栃尾揚げみたいなやつ?」な旦那さんと。「玉子はマスト! 2つ食べる」な旦那さんと、「そこまでじゃない。1個で十分」なわたしと。「からし、必要」な旦那さんと、「からし、なくてもいい。いらない」なわたしと。大根とちくわぶと牛すじ好きは共通。昨日の夕飯で、ふたりとも白くてふわふわのはんぺんのおいしさに目覚めた。練り物は、どれがどれだか見た目ではわからず、食べてみてはじめてわかる、闇鍋状態になっている。でも、どれもまあまあおいしい。
そういえば、あまり家でおでんをしたことがなかったのだと気がついた(コンビニおでんは、一時期よく食べていた)。この冬の間に、おでん屋さんに行って好きなおでんだねを選んで注文していっぱい食べたいね、という話をした。この冬の野望。

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