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マクドナルド物語

子供の頃買ってもらったゲームのなかで一番面白くなかったゲームは間違いなく「マクドナルド物語」だ。ゲームボーイカラーのソフト。

大人になってから調べてみたらクソゲーと評されているのを見かけた。レトルトさんが実況したこともあったな。懐かしかった。

このゲームはマクドナルドの店員になり、店長を目指すことが目的になっている。他のバイト店員や街で出会う人と仲良くなり、恋愛・結婚もできる。そう聞くと面白そうでしょう?

私はこのゲームで店長になるまで遊んだし、結婚イベントも起こした。そのうえでクソゲーの記憶があるのだが、wikiで言及されているような、ミニゲームのつまらなさとか単調さ、移動の遅さとかは、当時あんまり気にしていなかった。確かに良く考えたらマクドナルドなのに席にサーブしにいくシステムはおかしいし、やたらと2000円札が流通してるのも不自然だけど、そこは特になんとも思わずそれなりに楽しんでプレイしていた。

このゲームで問題なのはフラグ管理の甘さと、ゲーム内時間の長さだと思った。

確か街で出会ったバンドマンか何かと恋愛イベントを起こして交際していたら、マックの同僚から突然告白をすっとばしてプロポーズされ、それを受けて結婚したらなぜか夫ではなくバンドマンが自宅にいるようになり、「おかえり!」と言ってくるようになった。そして数日後バンドマンから「俺たち終わりにしよう…」と交際終了を告げられるという、すごくドロドロの展開になってしまった。それがかなり印象に残っているので、ある意味「断るのが可哀想だからと何でもOKしていたら後から大変なことになる」という教訓になっている、かもしれない。

ちなみにゲーム内時間で1ヶ月経過くらいで上記の出来事が起きたし、その頃には既に店長にまでのぼりつめていた。激動の1ヶ月すぎるだろ。

このゲームはゲーム内時間で365日のうちに店長になるのを目指すゲームなのだが、1ヶ月で目標達成してしまえるし、恋愛要素も同じく1ヶ月程度で達成してしまう。残りの11か月何の目標もなくミニゲームだけを繰り返す気にはさすがになれず、そこでこのゲームは止めた。

だから多分、一番の問題点は個々のミニゲームの単調さとかじゃなく、要素の量に対してクリアまでの時間が長すぎたことだと思うな。1ヶ月以内に店長を目指すゲームだったらエンディングまでプレイできたと思う。

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