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0.5→1.0

きょうは僕を0.5人分の戦力から1人分の戦力へと変えてくれた人の話です

僕はロックヒルズガーデンのほかにもう一つ、
アフタヌーンティーティールームというカフェのキッチンで働いています。
このチェーン店を知ってる人は
( ゚д゚)
こんな顔になってるかもしれません。
知らない人のために言うと、こんなゴツい男なんて出入りするはずもない、女性客がほとんどのカフェです

ここで働くようになったきっかけや働いていて感じるロックヒルズとの違いは気が向いたら別で書こうと思います。


僕がいるキッチンには社員が2名います。男女一人ずつで、二人ともとても優しくしてくれます。
優しくしてくれるのですが、そこには若干の違いがあり、その違いが僕を1人前のシェフとして育ててくれました(大袈裟

その違いはズバリ、「教え方」です。もっと詳しく言うと、「その場凌ぎか、今後に生きるか」です。

例えば、男性社員の方は、
「すみません、〇〇の仕込み方がわからないのですが、、」
と聞くと、
「あー、これとこれ使って、、」
というように、なんでも教えてくれます。
少しオーダーが溜まると、すぐに手伝ってくれます。
入りたて(2019年6月)から半年くらいは、もうほんとにこの人は神かとずっと思っていました。そしておんぶに抱っこで手伝ってもらってました。
そして、なんでもすぐ聞いてました

一方、女性社員のかたに同じ質問をすると、
「〇〇に載ってるから見てみて」
「メニューはそこのマニュアル、〇〇の在庫はここを見たらわかるよ」
などと言って、決して全てを請け負ってはくれません。オーダーが溜まっても、すぐに手伝うことはせず、僕が必死に作っていくのを待っています。

前者の場合、"その日"の業務はとてもスムーズに進みます。しかし、僕自身はいつまで経っても0.5人分の働きしかできません。質問して答えてくれる人がいないと戦力になりません。
しかし、後者の場合、"その日"はスムーズに行かなくても、"今後"うまく行きます。時間はかかるかもしれませんが、1人分の戦力へと成長します。

一度調べ方を知り、あるいは忙しい時を乗り越えたひとは、何倍も仕事ができるようになる。答えを教えることだけが教育じゃない。そんなことを気づかせてくれたのが女性社員の方でした。

逆に言うと、答えを求めて質問をするのではなく今後同じような状況になったとき一人で対処できるように方法を聞く、まずは自分で考える、そんなことが0.5→1.0には必要なのかもしれません。


先日ロックヒルズの人と教育法について話していたあとに、ふと思い出した話でした。

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