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なんでジャズベってこんなに良いんでしょう

まだあと2ヶ月くらい残ってますが、
2023年はひたすら「ジャズベースの良さ」を思い知る1年間だったなぁと思います。

僕はベース歴15年のうち、10年くらいはプレベをメインに弾いてきました。

指で弾いてもピックで弾いても存在感のあるプレベの音がすごく好きです。
プレベでスラップした時の「べうっ!」っていう鋭くない感じも好き。

大好きなプレベ

「プレベって最高だよね」って心底思ってますが、今年はジャズベの魅力にすっかりやられてしまいました。

と、本題に入る前に僕のジャズベ遍歴を少しだけ……

僕が初めて手にしたジャズベ(タイプ)はアトリエZのM245でした。

このベースは初めて手にした「ちゃんとしたクオリティのベース」であり、たくさんの思い出が詰まった大切なベースです。
楽しい思いも、苦しい思いもいっぱいこのベースで経験しました。

ただアトリエZのベースは音にかなりの癖があります。

ボディがアッシュで指板がメイプルという構成から想像できる通り、パチンパチンと鋭く硬い音がします。

多くのベーシストが愛機としているジャズベはアルダーボディ×ローズウッド指板のものがほとんどで、アトリエZの音はちょっと違うんです。

だから僕はつい最近まで「アトリエの音=ジャズベの音」と捉えて「ジャズベは使いづらいもの」だと思っていました。

(アトリエZの音の癖を文字で伝えるのは難しいですが、テンションが上がってうおおおおお!って弾いてもわりと早い段階で音量や音圧の限界がくるというか……。)
(音の出方が"面"ではなく"点"。)
(スラップは映えます。めちゃドンシャリ。)

そんな僕の価値観をガラッと変えてしまったのが、Freedom C.G.R.のベース。
アルダー×ローズのしっかりしたジャズベを初めて手にしてみました。

Freedomのショールームにて📸

これは本当にすごいベースで、アトリエに感じていたミドルの頼りなさや、EQセッティングの難しさをすべて取っ払ってくれました。

アンプにシールド一本で繋いで、EQはフラット。
これでなんの問題もない。

トーンを絞れば柔らかい音が出て、プリアンプに繋げば今っぽい音も素直に出せる。
激しい音楽も、静かな音楽も、この一本があれば大丈夫だと思える信頼感。

プレベっぽい音が欲しければフロントPUを使えば対応できる。

ジャズベらしいギラっとした音が出つつ、ドーーーンと質量のある低音を出すことができる。

ジャズベって、こんなに良いものだったのか……。すげぇ……。

本気で驚きました。

このベースだけあれば他は何も要らない。
そう思える万能感。これがジャズベか……。

弾くたびにそう思いながら、2023年はFreedomのベースをたくさん弾きました。

オールラッカー塗装なので、チラホラとひび割れや擦れ、凹みができてきて良い感じに育っています。

このFreedomが不動のエースだ!と思ってますが、つい最近ご縁があって「Fenderのジャズベース」がうちに来てしまいました。

で、これがまた驚くほどすごいベースで……

と、そろそろ文字数が長くなってきたのでこの青いベースくんの紹介はまた次回にしようと思います。

いやーーー、ジャズベってすごいや。
最近プレベをぜんぜん弾かなくなってしまった……笑

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