徒然なるアナログ生活〜今日の1枚〜VOL.12 22.06.10
金曜日。この3文字で1日頑張れる。
華金、皆さん楽しみですか?
筆者は友達が少ないので、翌日の休みに響くことは、ありません笑
さてさて、独り身、友達少なの寂しい男は一人名盤をかく語りき。
プリンス/戦慄の貴公子(原題 Controversy)
81年作の4th。殿下の初期名盤。
ソウルというジャンルに区分されるプリンス。
しかし、筆者は声高に言いたい。
プリンスのジャンルは、プリンスだ!!!!
それほどまでにあまりに独創的で、天才的で、魅力的。類型を挙げることが出来ない稀代のアーティストである。
ほぼ全てのレコーディングを1人でこなしてしまう多才さ。
生涯に残した作品の多さ。
サウンドをアップデートし続けた先進性。
どれをとっても一流を超えていた殿下。
その殿下の個人的初期傑作の1位が本作。
A1のControversyから異次元。
カッティングギターにシンセが鳴り響き、濃いいプリンスワールドへ一気に引き込まれる。7分超の楽曲だが、飽きることもなく、ひたすらにカッコ良さが目立つ。
A面は多彩なサウンドで、シンセとギターの気持ち良いサウンドが展開されていく。
しかし。
B1のPrivate Joyからは様相を転じ、マシンによるビートがバキバキにキマッてくる。
LPで再生することを念頭に制作されているのがよくわかる。
レコードを裏返した先にもまた濃密すぎる殿下の世界が広がっていた。
個人的にはB面推し。激しくもタイトに、より情熱的に展開するサウンドは行き着く暇を与えない。
そして、そのサウンドが殿下1人による多重録音だと言うからヤバさ際立ちまくりなのである。
オーバーダヴを駆使した名作といえば、71年のSLY&THE FAMILY STONEの暴動もそう。
ブリブリにガンギマリしていたスライ・ストーンほぼ1人で制作された名作だ。
ソウル、ファンクというジャンルにおけるオーバーダヴの功績はこの2作に顕著であろう。
技術革新はすごいね。新技術が新たな音楽の可能性を広げていた時代だ。
おっと話がそれてしまった。
本作は8曲入り37分
聴けば分かるが本当にあっという間である。
ボリューム満点のサウンドなのに、つるりと聴けてしまう。ボリューム感を感じさせない没入感が本作の魅力だ。
飽きることなく展開されるビート、リズム、ギター、シンセ。
聴き終えた後の満足感は保証しよう。
本盤は我らがディスクユニオン 放出セールで購入。
帯付きでジャケも綺麗で、盤質も上々。
なのにお買い得!!光の速さで購入を決めたw
今筆者の中で殿下のブームが再燃している。
そんな折に、レコードの祭典 Record Store Day2022 Dropsで、永遠の名作「ゴールドエクスペリエンス」が再発!!
朝イチ並びにいかねばならない。
無事に買えたら、ここで真っ先にご披露しようと思っている。祈っていてほしい。手に入れられることを!
梅雨入り宣言後、初の週末。
梅雨入り後のが晴れ多くない?笑
皆様のより良き週末を願って、今日はこの辺で。
また明日。
To Be Continued
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