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徒然なるアナログ生活〜今日の1枚〜VOL.16 22.06.14

寒い!!
急な寒さ!!
夏を目前に一体どうしたら20℃切るのか…。
寒暖差にやられる30代は、瀕死です…。

皆さん、ごきげんよう。お身体、息災ですか?
暑かったり、肌寒かったり、晴れだったり、雨だったり。
耳キーンてなりますね←

鬱陶しい時期、なんか調子が出ない人も多いでしょう。
そんな時は、名盤を聴いて整えましょう。

ということで、本日はコチラです。

筆者所有 US盤ステレオ

The Jimi Hendrix experience/Axis:Bold As Love

67年作の大大大大…大傑作ッ!!
ついに登場ジミ・ヘンドリックス。

お ま た せ し ま し た 。
お待たせしすぎたかもしれません。

筆者の思うジミヘンの最高傑作はこの1枚。

何がそんなに?」と思われる人も多いかと思う。
「『Electric Ladylandが最高に決まってんだろ!」と言うのも分かる。

が、しかし!筆者はこの1枚を推したいのである。

各紙名盤リストで取り上げられるのは、
Are You Experienced ?」「Electric Ladyland
この2枚が多数派だ。片や衝撃のデビュー盤、片や2枚組の集大成的大作
その間に位置する本作は確かに注目されにくい。
名盤のリストから漏れてしまうのも仕方ない。紙幅にも限界がある。

しかしながら、内容は間違いなく名盤であり、ジミヘンを知らない人に薦めるならば間違いなく本作だ。

サイケデリックブルースハードロックのエッセンスがふんだんに盛り込まれ、メロディアス
ジミヘン特有の技巧と、親しみやすさ究極的にマッチしている。

いわゆるサイケデリックロックの部類に分類されるが、筆者的にはハードロックアルバムと認識している。
激しくも優雅で、サイケであってブルージー、ポップでありやや難解。
さまざまに要素が絡み合いながらも、根本にはツェッペリンと同じ激しさと抒情性がある。

だからこそとてつもなく魅力的なのだ。

ジミヘンの取っ付きにくさを一瞬で吹き飛ばし、払拭する
ジャケットこそどサイケで、ヤベェ匂いがプンプンするがw

皆さんのジミ・ヘンドリクスのイメージはどんな感じですか?
ギターを壊す 燃やす 歯で弾く 卑猥なパフォーマンス ヤベェやつ
27歳で死んだやつ なんかよく知らないけどすごいギターの人…

色々あろうかと思います。多分。きっと。

しかしながらその実、非常に音楽脳が高く、数多くのミュージシャンから賛辞を送られるほどの稀代のアーティストなのだ。
ポール・マッカートニー、エリック・クラプトンからマイルス・デイヴィスに至るまでがジミヘンを称賛している。また現代でも多くのジミヘンフォロワーがいる。

それは単に技術的なことだけでない。
インプロのセンス、メロディメイク、創意工夫、シンガーとして。
評価される箇所は多岐にわたる。そしてその理由を知ることができるのは、本作であると筆者は信じて疑わない。

13曲39分。驚くほどにコンパクトでシンプルにスマートに完成されている。

LP1枚とは思えないボリュームと熱量を感じられる。

圧倒的聴きごたえと、
読後感ならぬ「聴後感」の充実ぶり。

梅雨をぶっ飛ばすには最適だ。


本盤はFace Records MIYASHITA PARKのセールにて。
目当ては別の品物だったけれど、見つけた瞬間に飛びついていた笑
モノラル盤の再発があるようで、そちらも絶賛取り寄せ中
渋谷の小さなレコ屋さんだが、充実のラインナップにはいつもお世話になっている。お気に入りのお店である。


梅雨寒にしては寒すぎる本日はここまで。

最近の天気でやられたメンタルにずずいっとロックをぶちかまして、今週も残り4日間を乗り切りましょう。

それではまた明日。

To Be Continued.



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